米大統領発言めぐる論争、バルセロナテロ事件で不安心理からNYダウ274ドル安、ドル売られ1ドル＝109円台（学校で教えてくれない経済学）

バルセロナ中心部で17日午後、テロリストの車が人ごみに突っ込み少なくとも13人が死亡100人が負傷した。一方、米バージニア州での白人至上主義者デモに関してトランプ大統領の「双方に責任がる」との発言を巡る論争が激化している。トランプ大統領は企業トップで構成される助言機関2つを解散した。トランプ大統領が自らのコメントを批判した共和党議員を罵倒したことで大統領の政策課題の遂行がますます危ういとの観測が広がったと18日付けブルームバーグ電子版でEricJ.Weiner,OliverRenick記者は書いた。17日付けのWSJ紙電子版でPeterNicholas記者は「15日の記者会見で、トランプ大統領はインフラ整備計画を発表する予定だったが白人主導主義者らと反対派との衝突事件をめぐる記者とのやり取りに終始した。側近や政権幹部がトランプ発言に右往左往している。」と書いた。一連の動きを受けて市場不安が広がり、17日NYダウは274ドル安、21,750ドルで取引を終えた。NY外為市場でドルが売られ1ドル＝109.43円、1ユーロ＝128.33円で取引された。NY原油は47.09ドルと小動き、NY金はドル下落を受けてオンス1,292．40ドルへ小幅続伸した。

18日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でスペインTVEは「バルセロナ市中心部に白いワゴン車が突っ込み13人が死亡した。公共交通は全て止まっている。ラホイ首相、カタルニア州知事らは緊急会議を開いた。ISが犯行声明を出した。スペインでのテロは87年から2度目となる。運転者はその場で逃走した。負傷者のうち15人が重症、23人が大怪我、42人軽傷である。事故現場のエルナド広場近くの病院など数か所の病院に運ばれた。」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「スペイン、バルセロナ、ランボラス通りでテロがあり全て通りが封鎖された。車の運転手は逃走、近くのレストランで隠れていた容疑者2人を拘束した」と伝えた。ドイツZDFは「バルセロナ、ランバロス通りでテロが起こった。交差点を通ろうとしていた観光客などが被害に遭った。多数の死傷者が出ている。」伝えた。
英BBCは「バルセロナ市内でテロがあり、イスラム過激派が犯行声明を出した。白いバンがいきなりランバルス通りに突っ込み次々人を引いていった。13人が死亡、100人が負傷した。ある警官はニースの事件を思い出したと答えた。ニースで2016年7月14日起こった。ベルリンで2016年12月19日、ウエストミンスター寺院で2017年3月22日などと続き今回で7回目である。」と伝え、ある専門家は「この手のテロはいつでも誰でも可能である。防ぎようがない」と話す様子を英BBCはテレビ画面に映していた。

韓国KBSは「殺虫剤が混入した卵を出した養鶏場が新たに26個所発表され合計32になった。それぞれ閉鎖、卵は処分された。韓国食品安全局は安全な卵と問題の卵をラベル表示している。エコ表示されていた養鶏所が殺虫剤を使用していた。自己管理の杜撰さが明らかになった。」と伝えた。韓国KBSは「文大統領は15日、就任後100日目を迎えたこの日、内外の記者団に「朝鮮半島に二度と戦争は起こさない。」と語った。文大統領の支持率は80％。透明性の高さが支持されている。この先5年ある。まだ始まったばかりだ」と伝えた。（了）