相次ぐトランプ発言にラブロフ外相は「ロシアは対話による解決をリードする」と発言後、NY市場、落ち着くとブルームバーグ（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領は11日「北朝鮮が愚かに行動すればアメリカは軍事的解決の準備は万端だ」と語ったと11日付けWSJ紙電子版でLouiseRadnofsky記者が書いた。12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアテレビは、ラブロフ外相が、「国際問題を考える学生フオ―ラム」である学生から「トランプ大統領の最近の発言をどう思うか」と問われて「トランプ大統領は、アメリカは戦争をやる気のようだが、ロシアは別の方向に導く。今までもそのようにしてきた。アメリカのティラーソン国務長官もケリー米国連大使も同じ考えである。国益を考えて行動している。お互いの対話により合意点を見つける。」と答える様子をテレビ画面に映していた。12日朝放送の韓国KBSは「トランプ米大統領は11日、北朝鮮との戦争の準備は整った。北朝鮮は後悔するだろう」と語った。グアムからアメリカの戦略爆撃機が未明に飛び立った。北朝鮮はグアムで20か所を攻撃目標にしていると発表した。グアム島では攻撃の際の行動マニュアルが配布された。グアムには16万人が住んでいる。その内5,000人の米軍部隊が駐留している。グアム市長はアメリカの軍事力を信頼していると語った。韓国国防相はマクマスター米国防長官と11日電話会談を行い様々な対策を確認した。文大統領は北朝鮮問題解決に様々な対応を模索していると話した。北朝鮮は緊張の高まりのなかで北の非核化が試されようとしている。」と伝えた。

12日朝放送のドイツZDFは、ドイツ政府は3年計画で電気自動車100万台目標を発表しているが、シュルツSPD党首は電気自動車生産比率に応じて補助金配分を決めると発言したと伝えた後「トランプ大統領は危険な賭けに出ている。対話による解決が求められる」と語ったと伝えた。ドイツZDFは「リビアからの難民が今年に入り急増している。難民受け入れに密航業者が介在し、難民救済資金が業者に横流しされている。メルケル首相はトルコ政府との取り決め同様の取り決めが必要だと語った。しかし、リビアには交渉可能な政府は存在しないことが問題だ」と伝えた。フランスF2はコルシカ島で山火事が多発していると伝えたあと「違法に自宅を観光客に貸し、所得を申告しないケースが急増している。政府は取り調べ強化を始めた。1件最高5万ユーロ（640万円）の罰金が課される」と伝えた。
フランスF2は「オートパイロット時代の到来が取り沙汰されている。反対意見が多い。映画化で話題になったハドソン川不時着事故はパイロットなしではありえない。」と伝えた。

11日のNY市場ではNYダウは14ドル高、21,858ドルで取引を終え「かろうじて値を保った」とブルームバーグニュースは表現した。NY外為市場では7月のCPI（消費者物価指数）が0.1％増にとどまった。FRBによる年内利上げ観測のオッヅが先週の40％が25.5%へ低下した。NY外為市場でドルが対ユーロで売られ1ユーロ＝1.1826ドルまでユーロが反発した。ドルは一時対円で108円台から1ドル＝109.09円へ戻した。NY原油（WTI）はIEA(国際エネルギー機関)が来年のOPECの石油需要見通しを下方修正したがサウジとイランが減産維持で合意したと伝えらえられた後バレル48.82ドルで取引を終えた。NY金は「FRBは年内の再利上げを急がない」と見てオンス1,294.00ドルへ小幅上げた。(了)