トランプ政権先行き不透明材料にドル売り、一方、NY原油バレル50ドル台乗せ、NYダウ60ドル高（学校で教えてくれない経済学）

ドルが31日のNY外為市場で主要10通貨の大半に対して下落したと1日付けブルームバーグ電子版でDennisPettit記者が書いた。ホワイトハウスの人事やトランプ政権が対ロシア制裁に加えて対中国制裁も検討していると伝えられ、トランプ政権に対する先行き不透明感が背景にある。NY外為市場では、ドルは、対ユーロで0.8％安、1ユーロ₌1842ドル、対円でドルは0.4％安、1ドル＝110.28円へ下落した。円は対ユーロでは1ユーロ＝130.46円で取引された。NYダウは60ドル高、21,891ドルで取引を終えた。NY原油（WTI)がバレル50.17ドルへ上げたことと6月の米中古住宅販売が伸びたことが株価を支援した。ナスダックは3営業日続落した。NY金はオンス1,266．60ドルとほぼ変わらずで終えた。

8月1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「トランプ米大統領はスカラムチ氏の解任はジョン・ケリー氏の要請を受けて即解任したと見られている。」と伝えた。英BBCは「スカラムチ広報部長が31日、解任された。就任後10日ばかりである。サンダー、ホワイトハウス報道官は「ホワイトハウスに今後負担にならないよう配慮して解任された」と語った。ドイツZDFは「プーチンロシア大統領は内外記者とのインタビューで「アメリカ政府関係者の内755人がロシアで働くことができなくなった。アメリカの対ロシア制裁でアメリカの出方を見守っていたが我慢できなくなった」と語った」と伝えた。ロシアテレビは「モスクアの西北にあったアメリア政府の別荘が対ロシア制裁の煽りで2個所閉鎖された。アメリカの国務省は違法だと反発している。プーチン大統領は755人のアメリカ人が追放されると話した。アメリカによるロシア制裁によってロシア、アメリカ、ヨーロッパ市場で影響が出てくるだろう。」と伝えたあと「ペンス米副大統領は訪問先のポーランドで記者団に「アメリカ政府は、個人の金融取引の停止、渡航規制、天然ガスパイプライン関連企業に対する投資制限含む対ロシア制裁を実施する」と語った」と伝えた。

香港TVBは「エストニア訪問中のペンス米副大統領は「中国は北朝鮮に特別な影響力を持っている。中国は対北制裁に何もしないでいる。」と語った。これに対して陸中国報道官は「中国だけの責任でない」と反論した。」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮が行った２回目のICBMは火星14型ロケットを一部改良したものであるが、現段階では大気圏再突入技術は未確立とみられる。」と伝えたあと「ヘイリー米国連大使は「対北制裁は中国が責任をもって実行しなければならない」と主張した。エストニア訪問中のペンス米副大統領は「中国は北制裁に何もしていない」と語った」と伝えた。

シンガポールCNAは「2025年完成予定のマレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道建設でコストは利益に見合うよう公平に負担することで原則合意した。」と伝えた。中国CCTVは「台風10号が浙江省に上陸後熱帯低気圧に変わった。大雨警戒が必要だ」と伝えた。インドNDTVは「ブータンに隣接するインド領に中国兵士500人が侵入した。1キロで両軍が対峙している」と伝えた。フランスF2は「2024年夏季五輪パリ28年ロサンゼルスで決定確実」と伝えた。（了）