トランプ発言で不安感高まり、NYダウ87ドル安、ドル売られ再び1ドル＝108円台（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領は23日、アリゾナ州での米退役軍人を前にした演説で「メキシコに壁を作る。その為の予算念出に全力を尽くす。国を愛している者ならやれないことをメディアは行っている。」と発言、再び論争を巻き起こしている」と24日朝放送の米ABCは伝えた。23日、NY市場では、トランプ大統領の発言で再び議会での予算審議の先行きに不安感が高まり、NYダウは87ドル安、21,812ドルで取引を終えた。NY外為市場では、株安、債券高、利回り低下でドルが売られ、1ドル＝108.87円、1ユーロ＝128.59円で取引された。NY原油（WTI）は原油及びガソリン在庫減少を材料にバレル48.41ドルへ反発した。NY金はドル軟化を受けてオンス1,288．90ドルへ反落した。

24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「バルセロナテロ事件後1週間が経過した。フランスとスペインの内相が会談、綿密な情報交換が23日から進められている。身柄を拘束されていた4人のうち一人は仮釈放された。その男は犯行に使われていた車の所有者だった。容疑者一人の供述によれば数か所の教会の爆破を計画していた。隠れ家は2か所あった。２か所別々にアセトン500リットルなど爆破資材が保管されていた。容疑者はなぜフランスを往来していたかに調査を進めている。容疑者が宿泊したホテルなど含め背後関係を調べている。」と伝えた。ロシアテレビは「サハリンを訪れたべドべージエフ、ロシア首相は南クリルを経済特区に指名する文書に署名した。サハリン含むロシア極東地域はサケを中心としたロシアの全漁獲量の２/３を占める。ロシアの海産物消費の80％を賄っている。」と伝えた。一方ロシアテレビは「プーチン大統領はイスラエルのネタニエフ首相とソチで会談した。シリア情勢など中東問題などを討議した。ネタニエフ氏のロシア訪問は9回目となる。」と伝えた。11月23日付け近着のニューズウイーク誌日本版は「プーチンの新帝国」と題して「プーチンはアメリカを尻目に中東、欧州、北極とロシア「新帝国」拡大にまい進している」と書いた。

フランスF2はマクロン大統領が公約した社会保障費即時減額が来年秋以降に延期された。野党は反発していると伝えたあとで「イギリスのEU離脱交渉は難航している。その一方でイギリスを訪れる観光客はここ9ケ月で1,100万人を超えた。観光の名所ブライトンは観光客が昨年の3割から4割増えたとあるホテル経営者は語った。最大の理由はイギリスのEU離脱後の英ポンド安である。ある観光客は「イギリスがEUから離脱すればいろいろ面倒なことが起こりそうだから今のうちにと思い友だちと来た。一年前だったら100ユーロが71ポンドだった。今それが91ポンド。その差の20ポンドで2人分のお昼がいただけるのがいい。」と楽しそうに語る様子を映していた。香港TVBは「台風13号が猛烈な風と雨を残して香港を通過、23日、大陸に上陸した。」と伝えた。韓国KBSは「北朝鮮労働新聞が金正恩委員長が国防科学院を視察の様子を伝えた。壁に掲げられた写真に水陸弾道弾、北極3型ミサイル」と書かれていた。北が新型SDBM開発に成功した可能性がある」と伝えた。「ワールドニュース」オタクからみると日本はつくづく平和だなと実感する。（了）