NYダウ175ドル高、一方、EPA交渉妥結の恩恵で日本のスーパーでワイン大セールとドイツZDF（学校で教えてくれない経済学）

ハイテク株に見直し買いが入り週明け2月4日、NY市場はNYダウ175ドル、0.7%高,ナスダック1.2%高、S&P500,0.7%高と揃って値上がりした。米債券が売られ利回りが上昇、株高も手伝いドルが買われ、1ドル＝109.87円、1ユーロ＝125.63円で取引された。NY原油（WTI）はバレル54.51ドル、NY金はオンス1,319.30ドルと小幅の動きだった。

5日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBC,ドイツZDF,フランスF2、スペインTVEは揃って「EU主要国がヴエネズエラ、グワイド暫定政権を承認した」と伝えた。英BBCは「ヴエネズエラでは170％ハイパーインフレ、特に食料品不足は深刻だ。ゴミ袋の中から食べられるものを拾っていたある少年は「最近はゴミも出なくなった。」と話している。マドゥール大統領就任後、食糧、医薬品不足が深刻化している。既に300万人が隣国コロンビアなどへ脱出した。欧州28国の中では19国が暫定政権に賛成した。イタリアは選挙で選ばれない大統領承認は悪い前例を残すとして反対した。ロシア、中国、トルコなどは暫定政権を支持していない。軍はマドゥ―ル大統領を支持している。」と伝えた。

5日朝放送のドイツZDFは訪日中のドイツメルケル首相は安倍首相との会談の後の記者会見で「グワイド暫定内閣をドイツは支持している」と話したと伝えた後「日本のスーパーでは2月から欧州ワインの大売り出しが始まった。日本とEU間でEPA協定が成立しワインの輸入関税撤廃の恩恵を受けた。「初めて見たブランドのワインだ。3本1,000円だったので驚いて買った。」と語る買い物客の様子を紹介した。メルケル首相は「自動車、AI機器では日本はドイツのライバルだが自由な貿易システムが拡大することはお互いの国にいいことだ。」と語った。」と伝えた。メルケル首相訪日はG7志摩サミット以来3年ぶりである。メルケル首相は首相就任以降5回中国を訪問の際に日本に立ち寄らず、中国重視姿勢を鮮明に出していた。今回日本訪問のみで、中国には立ち寄らない。

5日朝放送のフランスF2は、フランスはヴエネズエラ暫定政権を承認したと伝えた後「2006年将来のエースとして颯爽と登場したフランスエアバスA380が販売不振で生産停止を迫られている。ここ5～6年販売は完全に頭打ちでいまでは中国だけが頼りだ。A380は余りに大きすぎる。特にボーイングと比べて燃料消費量が25％も多いという。世界の多くの空港で大きいため乗り入れ出来ない為厄介ものになっていることも影響している。」と伝えた。

5日朝放送の韓国KBSは、4日夜から旧正月休暇が終わりUターンラッシュが始まったと伝えたあと「ビーガン米代表が北朝鮮の元スペイン大使のキム北朝鮮代表との会談で北朝鮮に到着した。2月末にも予定されている米朝首脳会談に備えて声明文などのすり合わせのためとみられる。」と伝えた。ロシアテレビは「3月31日にウクライナ大統領選挙が実施される。ポロシエンコ大統領、ティモシェンコ元首相、ボイコ元副首相など90人が立候補している」と伝えたあと「コマイが記録的大豊漁でサハリンが沸いている」と伝えた。（了）