米中貿易協議進展期待からNYダウ372ドル高、一方、メキシコ壁建設予算暫定案で米議会合意もトランプ大統領が拒否権発もと米ABC（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領が12日、米中貿易交渉が進展すれば3月1日期限延長可能と示唆したとして米中貿易協議への期待感がの高まり、12日のNY市場は反発、NYダウは372ドル、1.5％高、25,425ドル、ナスダック1.5%高、S&P500、1.3％高それぞれ値上がりした。NY外為市場は小動き1ドル＝110.47円、1ユーロ＝125.10円で取引された。NY原油（WTI）はバレル53.10ドル、NY金はオンス1，314.00ドルと小幅反発した。12日、米議会民主共和両党がメキシコ壁予算で暫定合意したが、トランプ大統領が妥協案に拒否権を発動する可能性は依然残っている。

12日付のNYタイムズ電子版は「米議会与野党議員の間で12日、メキシコ壁暫定予算案で妥協が成立した。しかし、メキシコ米国国境は1,000マイルに及ぶ。現在580マイルで壁が設けられている。今回の両党が合意した壁建設のための追加予算は14億ドル、わずか13マイルに過ぎない。トランプ大統領は57億ドル予算を壁建設に当初から主張している。壁建設はトランプ大統領の大統領選挙公約の目玉である。2020年、米大統領選挙を控えて妥協した姿勢を見せられない立場は変わらない。」と伝えた。13日朝放送のドイツZDF、スペインTVEは「ヴェネズエラ、マドゥ―ル大統領政権に反対するデモが開かれ、ドワイド議長もデモに参加した。」と伝えた。スペインTVEは「マドゥ―ル大統領と直接インタビューを行った。マドゥ―ル大統領は「欧米で人道支援物資を支持している国は10ケ国に過ぎない。べェネズウエラ国民は飢えに苦しんでいるというデマ情報を欧米は流している。トランプ大統領は白人至上主義を唱え、KKKを支援している。」と話した」と伝えた。

スペインTVEは「カタルーニア最高裁はカタルーニア独立運動を指導した12人に対する裁判が12日始まった。憲法に違反した行為は反逆罪に値すると検察は判断している。反逆罪となれば最高に30年拘置所で暮らすことになる。サンチエス、スペイン首相は一貫して対話路線で政権運営している。今回の裁判にどのような対応をするか不透明だ」と伝えた。13日朝放送のドイツZDF、香港TVBは「ハンガリーを訪問中のポンぺオ米国務長官は「フーウエイは自らの製品を乱用して国家機密を盗み出そうとしている。ファーウエイとの取引きを自粛すべきだ」と語った。これに対してハンガリー、オルバン首相は「ハンガリーのファ―ウエイ製品のシエアは2.8％に過ぎない。反対だ。」とポンぺオ長官に伝えた。一方、ポンぺオ長官は明日訪れるポーランドはポンぺオ長官の意向に賛同している」と伝えた。
ハンガリー関連ではフランスF2は「ハンガリー、オルバン首相はハンガリーの人口減少を食い止めるために4人目の子供は国が100％養育費を負担する」と語った。市民の中には「子供を産むか生まないかを国に決めてもらうのはおかしい」との意見が多い」と伝えた。

13日朝放送の韓国KBSは「ベトナム高官がハノイを訪れ米朝首脳会議について協議した模様だ。米朝首脳会談の開催場所と見られるホテルは全室予約が停止された」と伝えた。（了）