来週に大型イベントを控えてNY市場は様子見で下落、一方、ホワイトハウスは「米朝首脳会談で対北経済援助を示唆」と韓国KBS(学校で教えてくれない経済学）

中国が米中貿易協議で300億ドル以上の大豆を買うと提案した。一方、アメリカが争点としていた知的財産所有権や技術移転など構造問題では中国は譲らないことがはっきりしてきた。週明けにはベトナムで米朝首脳会談が始まる。ここは様子見したいとして、21日のNY市場では利益確定の動きが出て、NYダウは103ドル、0.4%安、ナスダック、S&P500とも0.4％値下がりした。NY外為市場でも動きなく、1ドル＝110.68円、１ユーロ＝125.43円で取引された。NY原油（WTI）はバレル56.84ドル、NY金はオンス1,327.75ドルと小幅に共に値下がりした。

日本のように、結構な国にどっぷり浸っていると、何を毎日、相場が上がった、下がったことなどに貴重な時間を使っているのかと思う人は多い。無駄ということでは、現在開かれている国会の答弁をたまに見るが、何を争点にやり取りしているのか、無責任な意見かもしれないが、時間の無駄としか思えない質疑応答を毎日のように繰り返している。その一方で、昨晩のように北海道で地震がひとたび起こるとNHKの夜9時台のニュース番組が地上波もBSも一斉に突如中断、全てのニュースが地震報道で姿を消してしまう。25年前、震度7強の阪神淡路大震災で手ひどい被害を受けた。実家と自宅がともに全壊、相互のケアに奔走している間に盗難に遭った。最寄り警察に届けた。「死者が多数出ている最中になにをとぼけたことを言ってくるのか」と、まともに取り合ってくれなかった。日本という国は油断ならない国であることを忘れてはなるまい。

さはさりながら22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」から一日がはじまる。韓国KBSは「米朝首脳会談で北朝鮮が非核化に向けて実質的な動きを見せれば経済援助も考えることをポンぺオ米国務長官が示唆した。」と伝えた。韓国KBSは「ポンぺオ国務長官は北朝鮮の非核化が先だと繰り返した。一方、トランプ米大統領は「今回の会談が最後とならない」ことも示唆した。米朝間で21日から3時間以上かけて実務者協議が行われた。」と伝えた。22日朝放送の米ABCは「人種差別問題で係争中の俳優のストーン被告がウソの証言をしていたことが分り、シカゴ警察の警士が涙を流して怒りを露わにした」と伝えたあと「トランプ米大統領は来週、米朝首脳会談で国を留守にする。同日同時刻にロシア疑惑で元トランプ大統領弁護士のコーエン氏が米議会で証言する。誠に皮肉だ。」と伝えた。米ABCは「ノースカロライナの先の下院選挙やり直し選挙が行われる。当選した共和党議員が息子の「父は虚偽の発言をしていた」との告発を認めたからだ。」と伝えた。

22日朝放送のフランスF2は「フランスの中産階級の間で長持ちする物、よりシンプルな家財を求める傾向が顕著に見られる。その結果がフランスの個人消費の落ち込みに現れてきた。背景に景気や老後の生活に対する先行き不安がある」と伝えていた。英国では英国のEU離脱の先行きが混とんとしてきた。現実に直面してEU離脱期限延長が争点に浮上してきた」と伝えた。災害は忘れたころにやってくる。健康で日々送れる幸せに感謝である。（了）