「米中貿易は取り決め文書なしで終了した。2日間の協議後、ムニューシン米財務長官は「両国の協議は建設的だった」と語った」と10日付のNYタイムズは書いた。10日付のブルームバーグ電子版は「米中は協議決裂を避ける。そのため1ケ月間の猶予を置き、協議継続を確認した」と書いた。WP紙電子版は「米中貿易協議は締結文なしで終了した。ムニューシン米財務長官は「米中協議は建設的(Constructive)だったと語った。これに先立ちトランプ米大統領は2,000億ドル中国品に対する25%関税実施を擁護した。一方、中国は自らのメンツを守ろうと腐心した。」と書いた。
10日のNY市場ではダウは114ドル、0.4%高、25,942ドル、ナスダック0.1%高、S&P500、0.4%高で取引を終えた。週間では2~3%値下がりした。NY外為市場では1ドル=109.96円とドルが買い戻された。ユーロも買い戻され1ユーロ=123.55円で取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル61.71ドルと変わらず、NY金はオンス1,286.75ドルと67.75小幅値下がりした。
11日朝放送の英BBCは「米国は10日、2,000億ドル規模の中国輸入品に25%課税実施を決めた。中国は報復すると警告した。トランプ大統領は交渉に先立ち「習主席から素晴らしい書簡を受け取った。」と米中協議を前向きに受け取っていたが協議はまとまらなかった。
米議会では共和党、民主党共に中国の脅威に厳しく対抗する点では一致している。25%課税対象品目には自動車部品、鉄鋼などの素材に加えて家具、化粧品など一般消費財品目も多く含まれる。中国からの報復を受けると米農家は打撃となる。関税引き上げの結果、家庭用品など消費財も値上がりする。米消費者は当然被害を受ける。世界経済に対するマイナスの影響も避けられない。」と伝えた。11日朝放送のドイツZDFは「米国は10日、2000億ドルの中国輸入品に25%関税実施を決めた。米中協議終了後、ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と語った。一方、劉鶴副首相は「関税引き上げでは解決にならなり。もっといい方法を見つける必要がある」と語った。鉄鋼はじめ素材への関税引き上げは米国製品のコスト高を招く。米国内で25%関税に反対意見が多い。」と伝えた。
11日朝放送の香港TVEは「米国は10日、中国からの2,000億ドル相当の輸入品に25%関税を実施した。交渉に先立ちトランプ大統領は「習主席から素晴らしいな手紙を受け取った」と語っていた。10日の上海総合株価指数は大幅値下がりしていたが、中国政府の介入により反発した。香港ハンセン指数も0.8%値上がりした。米国は中国の野心を警戒している。中国政府による株式市場介入は、中国が自らの行動を控える意向はないからだ。」と伝えた。
11日朝のロイター通信は「米中貿易協議終了後、トランプ大統領は「米中貿易協議は率直かつ建設的だった。習主席との関係は極めて良好で引き続き強い。交渉は今後も続く。米国は25%関税を実施した。しかし、今後の交渉次第で、解除されるかもしれないし、解除されないかもしれない」と語った」と伝えた。NYダウ反発、ドル買戻しで市場は反応した。(了)
10日のNY市場ではダウは114ドル、0.4%高、25,942ドル、ナスダック0.1%高、S&P500、0.4%高で取引を終えた。週間では2~3%値下がりした。NY外為市場では1ドル=109.96円とドルが買い戻された。ユーロも買い戻され1ユーロ=123.55円で取引を終えた。NY原油(WTI)はバレル61.71ドルと変わらず、NY金はオンス1,286.75ドルと67.75小幅値下がりした。
11日朝放送の英BBCは「米国は10日、2,000億ドル規模の中国輸入品に25%課税実施を決めた。中国は報復すると警告した。トランプ大統領は交渉に先立ち「習主席から素晴らしい書簡を受け取った。」と米中協議を前向きに受け取っていたが協議はまとまらなかった。
米議会では共和党、民主党共に中国の脅威に厳しく対抗する点では一致している。25%課税対象品目には自動車部品、鉄鋼などの素材に加えて家具、化粧品など一般消費財品目も多く含まれる。中国からの報復を受けると米農家は打撃となる。関税引き上げの結果、家庭用品など消費財も値上がりする。米消費者は当然被害を受ける。世界経済に対するマイナスの影響も避けられない。」と伝えた。11日朝放送のドイツZDFは「米国は10日、2000億ドルの中国輸入品に25%関税実施を決めた。米中協議終了後、ムニューシン米財務長官は「協議は建設的だった」と語った。一方、劉鶴副首相は「関税引き上げでは解決にならなり。もっといい方法を見つける必要がある」と語った。鉄鋼はじめ素材への関税引き上げは米国製品のコスト高を招く。米国内で25%関税に反対意見が多い。」と伝えた。
11日朝放送の香港TVEは「米国は10日、中国からの2,000億ドル相当の輸入品に25%関税を実施した。交渉に先立ちトランプ大統領は「習主席から素晴らしいな手紙を受け取った」と語っていた。10日の上海総合株価指数は大幅値下がりしていたが、中国政府の介入により反発した。香港ハンセン指数も0.8%値上がりした。米国は中国の野心を警戒している。中国政府による株式市場介入は、中国が自らの行動を控える意向はないからだ。」と伝えた。
11日朝のロイター通信は「米中貿易協議終了後、トランプ大統領は「米中貿易協議は率直かつ建設的だった。習主席との関係は極めて良好で引き続き強い。交渉は今後も続く。米国は25%関税を実施した。しかし、今後の交渉次第で、解除されるかもしれないし、解除されないかもしれない」と語った」と伝えた。NYダウ反発、ドル買戻しで市場は反応した。(了)