米企業業績好調を材料にＮＹダウ214ドル高、一方、トランプ米大統領は「中東での緊張悪化を望んでいない」と語ったと16日付けＮＹタイムズ電子版（学校で教えてくれない経済学）

「サウジアラビアはイランが支持するイエーメンをドローン空爆、民間人含む6人が死亡した。中東情勢がさらに緊迫した」と16日付NYタイムズ紙電子版が伝えた。NYタイムズは「トランプ米大統領は「中東での軍事的緊張は望んでいない。これはペンタゴンに対する私からメッセージだ」と語った」と伝えた。NYタイムズは「NY市長のデ・ブラシオ氏が2020年米大統領選挙、民主党の23番目の候補として出馬を表明した。」と伝えた。NYタイムズは「トランプ大統領による中国通信大手ファ―ウエイ規制強化により米中貿易戦争はエスカートしてきた」と伝えた。一方、16日付WSJ紙電子版は「ウオルマートとシスコが今年1~3月期好決算を発表した」と伝えた。

16日のＮＹ市場はリスク懸念が後退しNYダウは214ドル、0.8%高、25,862ドルで取引を終えた。ナスダックは7,898ポイント、1.0%高、S&P500は2,876、0.9%高と揃って反発した。米債券が売られ、10年物米債の利回りが上昇、米株高でドルが買われ、1ドル＝109.86円、1ユーロ＝122.74円で取引された。NY原油（WTI）は中東情勢緊迫化でバレル63.06ドルへ反発、NY金はドル反発でオンス1,286.65ドルへ反落した。16日、欧州株、アジア株が揃って値上がりした。

17日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「メイ英首相が辞任意向をはじめて具体的に明らかにした。保守党内で合意されている。来週英議会に提出される4回目のメイ首相によるEU離脱案が否決されればその直後に、可能性は極めて低いが可決されても7月に辞任が決まる。ボリス・ジョンソン氏は保守党党首選挙に立候補の意向を直ちに表明した。メイ首相の辞任時期が初めて具体的に決まったが保守党支持者内でもメイ首相のリーダーシップのなさを非難する声が多い。」と伝え、ある女性の保守党支持者は「メイ氏は内相時代からいい仕事をしてきた。メイ首相を支持していた。しかし、EU離脱交渉に2年半もかけなにひとつとして成果を上げられなかった。保守党員のためだけでない。イギリス国民全体にとっても国のリーダーを務める資格がない」と話す様子を映していた。

17日朝放送のカタール、アルジャジーラは「15日、サウジアラビアがイエーメンを攻撃、女性、子供ふくめ民間人6名が死亡した。民間人が近づかないようイエーメン政府が警告を出した。サウジアラビアタンカー攻撃に対する報復としている。イランはイエーメンのスンニ派を支援している。」と伝えた。17日朝放送の中国CCTVは「中国商務省、高報道官は米国による一方的な関税引き上げ行為はWTOルール違反である。中国はいかなる他国の圧力にも屈しない。中国企業、ファ―ウエイに対する制裁措置は一切容認できない。」と語った」と伝えたあと「李克強首相はシンガポール大統領、スリランカ首相と相次ぎ会談、中国が進める「一帯一路」政策で協力を確認した」と伝えた。17朝放送の韓国KBSは「自動車関税引き上げで韓国は除外される見込みだ」と伝えたあと「文韓国大統領とトランプ米大統領との会談が決まった。朝鮮半島問題解決に向けて成果が期待される」と伝えた。（了）