戦争という国家エゴイズムは、認めないことが「正しい」のです。
もし、そのような決定を政府がしたら、従わないのが「よい」ことです。
この原理的で簡明な思想を一人ひとりが明晰に自覚し、子供たちに教えていくことが、世界の平和をつくります。
自分たちの住む地域を直接攻撃された場合を除き(現実にはまずありえないことですが)、いかなる戦闘にも参加しないこと、これが正しい選択です。「レジスタンス」としての闘い以外の闘いはないのです。
したがって、「集団的自衛権」など認められるはずがありません。
もし、政府が戦闘行為を決定したならば、それには一切の協力をしないことが「正しい」選択です。
こうした考えをしっかりと子供たちに伝え、世代を超えた共通認識とすることが必要です。
自民党の改憲案を葬り去るためにも、上記の考えを子どもたちに明確に伝えていきましょう。
全国の大人がブレずに子どもの教育にあたれば、靖国=国体思想をひきずる政治家は生き残れないはずです。
平和への責任は、子どもたちに上記の「正しい」考えを、家庭や学校で伝えれば、誰でもが果たせます。
未来の社会と人間のための責任を一緒に果たしましょう!
お母さん、お父さん、学校や塾の先生、
為にする言説=国家を実体化させて「国のため」を主張する「詐欺思想」を元から断ち、一人ひとりの生身の人間=実存が先立つという哲学(恋知)の原理をしっかりと教え伝えて下さい。
(さまざまな事象・物事を考えるとき、国ー国家を先立てるのが思考の原理に反することは、普遍了解的な「真理」として哲学的に論証できます。ありのままの私の主観性=心の内側から自ずと湧き上がる声から出発する以外には、思想は根付く場所をもたないのです。右翼的・左翼的を問わず、あるゆる「超越的基準」に基づく思想は、思想ではなく、為にするイデオロギーでしかありません。私が「客観神話」と呼んでいる客観主義の思考法(「一神教」はそのおおもと)が、あらゆる無用の混乱と対立を生んでいる元凶なのですが、これは、欧米崇拝や天皇教や東大病などの社会的病理を生み出す暗黙の想念です。この問題は、現代の哲学(恋知)の最大の課題ですので、「民知ー恋知」論の続きとしてしっかり書かなければいけないと思っています。)
武田康弘