思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

構造強度の追求―大成(パルコン)の実際は?/今日、ブログ一周年ー4万件か?

2005-11-22 | その他

我が家は、1984年(21年前)に建てた大成建設のコンクリート住宅=パルコンです。
『白樺教育館』も同じくパルコンで、共に2階建+ペントハウス(3階)からの屋上利用という形態=構造です。

私は、建築前の設計段階から建築中の細部の見直し・検討まで、すべてに渡りしつこく関わりました(笑)ので、その実体験からひとことご報告します。(施工日には、ほぼ毎日出かけ写真を撮りました。)

まず、言えることは、古くからの地山である土地にも関わらず掘削による地盤調査を徹底したことです。ビルを建てる訳でもないのに、ビックリしました。それにより得られた地耐力の程度で基礎を決めるのですが、友人の一級建築士には、「ちょっとやりすぎだね~」と言われるほど大きく強い基礎を造りました。

ここ数日、欠陥マンション、住宅問題で話題になっている「構造」(構造計算)については、大成建設は、建築主の私の意向にも「ノー」という厳しさで、とても「うるさかった」です。神経質なほど強度に拘る大成の住宅部門は、とても商売が上手とは言えません(笑)。融通が利かないのです。そのおかげ?で、21年前に建てた我が家は、基礎にも壁にも亀裂はほぼ皆無です。「狂い」などの構造からくる欠陥とは無縁です。

家などの大きな建造物では、何よりもまずその構造の安定性・堅牢さ・耐久性を考えるべき、というのが私の考えですが、たとえ基礎や躯体の強度を上げるのに、1割~2割ほど建築費が多くかかっても、安全と長寿命が得られるならば、はるかに「得」です。長い目でみれば、おおきな節約になります。

「役所には、構造の欠陥を見抜ける人はほとんどいない」という記事が今朝の東京新聞に載っていました。みなさん、ぜひ、全身で体験から学ぶ知恵に就き、五感をふるに使って試し・確かめる「しつこい人!」になられることをお勧めします。人生の味が濃くなります。人にどう思われようと「ほんとう」を貫くことが何よりおおきな得だ、と私は思います。

「民知」の実践をぜひどうぞ(クリック)。

なお、本日はこの私のブログ立ち上げから記念すべき!一年目です。その一年目の今日、アクセス数が4万件に達しそうです。ご愛読、感謝!です。引き続きよろしくお願い致します。(最初、一日に何本もの記事を載せたので、後でリンクに困り、日付けを前に伸ばしてしまいましたので19日からとなっていますが、実際は22日からです。)

武田康弘


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