思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

北朝鮮の核実験への対応=強固路線は極めて危険

2006-10-10 | 社会思想

広島・長崎以降の核兵器が存在する世界では、主権国家同士で戦争を起こすことはできません。
核兵器を所有する国家=北朝鮮の国家エゴイズムに対して、こちらも国家主義で対抗することは、極めて危険な賭けでしかないのです。
貧困、食糧難、エネルギー不足にあえぐ北朝鮮に対して、どんどん追い込んでいけばどういう事態になるか?は、誰でもが想像できるでしょう。ムチだけでは相手の暴走を止めることはできません。北朝鮮の人々への愛の心が基底に無ければ、ムチは有効性を持たないのです。北朝鮮の窮状を救う意志があることをはっきり示すこと、アメリカに対して柔軟路線に転換する必要があることを告げるべきです。
孤立させられていると思う国がどのような行動に出るか? 海上封鎖・ABC包囲網に対し、無謀な宣戦布告=真珠湾攻撃に出たのは、65年前のわが日本でした。

核兵器が存在する現代、相手国が無謀な行動に出たら、取り返しのつかないことになります。もし、・・・はないのです。熱くなるのが一番危険です。

武田康弘





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