「沖つ波辺波立つとも我が背子が御船の泊り波立ためやも」(石川大夫)
「あけて出で入る所、たてぬ人、いとにくし」(清少納言)
「窓の外は同じような田圃道ばかりで、おりおりそこに客を乗せてゆっくり歩いている人力車なんぞが見える。刈り跡から群がって雀が立つ。醜い人物をかいた広告の一つに、鴉の止まっていたのが、嘴を大きく開いて鳴きながら立つ。」(森鷗外)
「小泊行きのバスは、一日に一回とか聞いてゐましたけど、」とけいちやんは立つて、台所に貼りつけられてある時間表を調べ、「あしたの一番の汽車でここをお立ちにならないと、中里からのバスに間に合ひませんよ。大事な日に、朝寝坊をなさらないやうに。」(太宰治)
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」(夏目漱石)
「第三楽章に入ると、客席のいずこともなくすすり泣きが起こり、最終楽章のコーダでは聴衆のほとんどがステージに向かって立ち尽くすという驚くべき光景が現出した。怒濤のような拍手が白亜の壁にこだまし、金色のシャンデリアを揺るがしている。」(亀山郁夫)
「風呂から出て体一杯に水を浴びながら竜哉は、この時始めて英子に対する心を決めた。裸の上半身にタオルをかけ、離れに上ると彼は障子の外から声を掛けた。
「英子さん」
部屋の英子がこちらを向いた気配に(以下略)」(石原慎太郎)
「クララの意気地なし!もう知らない!」(ハイジ)
「私立てたわ!」(クララ)
「うわーん、クララが立った」(ハイジ)
「ハイジ~」(クララ)
「7番平田に代わりまして、代打立浪!」(ウグイス)
「もし、観閲式の国旗入場で立たなかったら、構わないから殴れ。殴られてもしょうがない」(石原慎太郎)
ご飯の山のてっぺんには、登山家が登頂の記念に旗を立てることに因み、爪楊枝と紙で作られた小さな旗(殆どの場合は国旗)が立てられることが多く、これらは「国旗爪楊枝」や「フラッグピック」などの名称で製造・販売されているものである。なお、三越の初代「御子様洋食」の旗は「丸の中に『越』の字」という社旗であったが、それでは夢が無いということで、後に日の丸などの国旗へと変更されたという。(ウキペディア)
「早く座れよ、こっちも座れないじゃないか」(笑)
「立ち上がれ!日本」(笑)