★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

真夏のフライングおにぎり2

2014-08-22 15:54:56 | 食べ物
二年前もたしか、こんな絵を描いた。
http://blog.goo.ne.jp/shirorinu/e/863e62095bcda041e447f4636657f7b5


最近は二万個おにぎりが話題だったので、数を増やした。



……ある記事をみたら、その美人マネージャーがおにぎりをつくるというのは、型にはめてぽんとするだけだったらしいので、本人的にはそんなに大変でもなかったというからびっくり。

その記事をみるまでの私はといえば……。彼女がにぎったおにぎり――あかぎれに負けずに必死につくった、血と汗と涙の混じったおにぎり――を握りしめた、猛練習の疲れで意識朦朧としたある球児が「ぼ、ぼくのお嫁さんになってください、ガクッ」と食堂で倒れる姿まで想像していたのである。ついでに、その球児(仮にW邊史郎君としよう)は、野球で鍛えた根性で××大学に合格する。しかし、マネージャーが「W邊君のお嫁さんになる準備してたら大学入試失敗しちゃった」と合格発表の日に告白してきたのでW邊君は焦った。なぜかというと、W邊君は、大学受験のときに試験監督をしていた先生に恋をしてしまったからである。(第一部)

先生の遺書(第二部)

わたくしの淫らな妄想を打ち壊したおにぎりテクノロジーに災いあれ。ついでにわたくしの陳腐な妄想にも災いあれ。

……というか、そのおにぎり高校は優勝したのであろうか。

追記)おにぎりを昔の竹槍に比して批判する向きもあるようだが、おにぎりはむしろ兵糧に比すべきである。大日本帝国は、兵糧もろくに用意せんくせして、銃後で竹槍訓練とかしてました。高校野球でおにぎりはまだいいのだ。もっと無意味な竹槍的なものはほかにある。