★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

可能性

2010-08-09 20:53:53 | 大学
今日はオープンキャンパスにかり出されて、高校生の相手をする国語研究室の諸君を見守る。私の大学生の頃より、学生諸君はプレゼンテーションが上手である。自分はへたくそと思って悩んでる人でも今の私より上手い。附属学校の教育実習担当の先生よ、しゃべり方や体の動き方であまり彼らをいじめるな。少なくとも私より上手いんだから――。そもそもまだ大学生なのに、教壇に立って飄々としている奴の方が、何か感覚的におかしなものがあるのは明らかではないか。

今の教育現場に問題があるとしても、少なくとも教育実習生にその顕れを見出してはならない。彼らは学校による様々な査定に根本的に疲れている。人生に少しでも自由が存在することを感じてもらわないと、かわいそうである。しかし、学生に様々な可能性があるとは思わない。可能性がすぐ消滅することにかけては、学生も大人も全く同様である。

6時を過ぎると……夕立がやってきた。外をみると、四つの未確認飛行物体が×川大学に飛来しているのがみえた。


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