★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

小ささと大きさ

2024-06-27 23:22:46 | 大学


草になお強さでまだ負けているバッタどの

小さいことを愛でてしまう我々はモノに対してもそれをする。かくしてお札に小物の人間を印刷する。それはなにか日本国の信用の小ささを象徴しているような気がするので、今度かえるときには、1万円札=光源氏 5千円=ゴジラ 2千円=ラムちゃん 千円=孫悟空 みたいな感じでいいだろう。

結局大きさを想像によって埋めているのが我々である。この前、いつか登録しておいたせいなのか、円谷の事務=ウルトラマンゼロとかいうひとから誕生日メッセージが届いていた。いきなり「史郎さんは何歳になったんだ?俺は5,900歳さ!」と年上マウント、「また会える日を楽しみにしているぜ。」と言うが、まだこの巨人に会ったことはない。

で、この現実の小ささと想像の大きさのギャップを解消するのが、気合いであった。今日は、授業で、日本の「西洋化」と日本近代文学の話をしていて、――結局結論は、「頭あまりキレないんだから必要なのは気合いだ」となった気がする。ありがとうございました。


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