ごく少数で10人に満たない親族だけが集まっただけの葬儀であった。斎場との折衝やら、役所への届け出などは退職者会で御世話になっている葬儀社がすべてこなしてくれた。体も動かしていないし、また気を使ったつもりはないけれども、とても疲れた。いわゆる家族葬・密葬である。
昨晩はウィスキーを熱いお湯で濃い目に割って飲んだら、すぐに寝てしまった。血圧・体温の測定すら忘れてしまった。
しかも今朝はいつもの時間にベッドを離れるのがつらかった。疲労感が抜けずに体が重い。しかし妻が亡くなった叔母の部屋の片付けに出かけるというので、私も寝ているわけには行かない。一緒に出かけることにした。役所への届けに必要な書類を持ち帰る必要もある。私の責任でこなせる手続きは早めに済ませてしまいたい。
歳を取るとせっかちになるというが、否定は出来ない。