明日から8月。まだ8月である。この暑さがまだまだ続くのかと思うとうんざりする。体は例年の8月の猛暑が終ったころの悲鳴を上げているような気がする。否、それ以上かもしれない。
本日近くの地下鉄の駅まで歩いたが、途中、一軒家で造園業者が庭の剪定をしていた。ひとりの高齢の作業員がトラックのあおりに手をかけて立ったまま俯いて汗をダラダラと流していた。思わず「大丈夫ですか」と声をかけたら、右手を上げて大丈夫、というようなしぐさをしたが、決して元気であったとは思えない。苦しそうな顔をしたまま、声を出すのも苦しそうだった。
周囲に作業員が二人ほどいたので、心配ではあったがその場は声をかけただけで通り過ぎたが、ちょっと後ろ髪を引かれる思いがあった。
あのかたは大丈夫だったのだろうか。こういう場合は、同じ仲間がいたとしても、素人の私でもしゃしゃり出たほうが良かったのか。外で働くかたは無意識のうちに疲労が重なって、不意に体調を崩し、熱中症の症状が出てくるとも聞いている。彼が何ともなかったことを祈るだけである。