Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書12月号」 その1

2020年11月30日 23時08分28秒 | 読書



 本日帰宅したら岩波書店の「図書12月号」が届いていた。夕食後の作業終了後に読み始めたらいつの間にか23時を超えてしまった。

 今晩目を通したのは、次の4編

・【表紙】コロナ型ビー玉の回転運動    司  修
・“蝶々の羽ばたき”から世界を読み解く   酒井啓子
・台南の風神雷神             井田太郎
・次の世代、子孫のために         藤原辰史

 今回は引用は省略。残り10編は、明日以降の作業の合間に読む予定。

 明日からは12月。部屋の掃除を少しずつ始めないといけなくなった。12月は大掃除を少しずつ行う月、であるようだ。


半影食を見損なう

2020年11月30日 21時53分43秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日も午後は出かけてみた。新型コロナウィルスの感染症の拡大局面、ということで、横浜駅は避けて、神川大学の生協の書籍部に文庫本の取り寄せを依頼、その後近くの私鉄の駅の近くの喫茶店まで歩いてみた。若干の読書タイム。往復で約9000歩ほど。

 帰りがけはちょうど月が登り始めたころで、満月の月の出を久しぶりに見た。本日は半影食であった。夕食後しばらくして窓から眺めたのだが、時間を間違えてすでに終了していた。21時では遅すぎた。

 午前と午後と夕食後に作業を断続的に行った。退職者会のニュースの原稿づくりと設立30周年イベントのための記念誌の編纂作業。
 ニュースの原稿づくりは慣れているのでそれなりにスムーズに信仰できるのだが、40ページの記念誌の編纂作業は慣れないので四苦八苦。10ページ程度のパンフレットならば幾度も手がけたのだが、印刷所にどうやって原稿を示したらいいのか、うまく想定できない。
 結局新聞と同じくすべてのページをレイアウト・画像などすべて私のイメージに近い形で作成している。考えてみると直に編集作業をしているようなものである。
 もう少し手抜きをしたくなってきた。しかし発行はまだ半年先である。あまり焦ってもしかたない。印刷所ともう少し調整をしたほうがいいのかもしれない。


ベートーベン「弦楽四重奏曲第16番」

2020年11月30日 12時21分56秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 

 どういうわけか食わず嫌いに近かった、ベートーベンの弦楽四重奏曲の後期の第12番から第16番、ならびに大フーガを聴く気になった。
 昨日は第13番と大フーガ、本日は第16番を聴いた。第16番はアルバン・ベルク弦楽四重奏団で1989年の録音。昨晩の演奏よりこちらのほうが音が艶やかで奥行きのある音がするように思われる。あらためてユーチューブでこのアルバン・ベルク弦楽四重奏団の第13番を検索したが、第5楽章しかなかった。他の後期の弦楽四重奏曲はそろっていたのに、残念である。
 カヴァティーナはかなりテンポがゆったりしていて、たっぷりと聴かせてくれる。このくらいのテンポが私の好みである。
 第16番、第3楽章は美しいがここでは少しテンポがあまりにゆったりしているのに驚いた。演奏者によるものなのか、作曲家の指定なのか、わからない。私の不勉強である。第1楽章と第4楽章の後半はともに私には少し激しすぎる曲に聞こえる。それぞれの前半は、私は気に入った。
 この2曲、否、後期の弦楽四重奏曲をじっくりと聴いたのは初めてである。

 本日は、第13番の第5楽章と、第16番を楽しむことにした。他の4曲は後日の楽しみに取っておく。

 


ベートーベン「弦楽四重奏第13番」・「大フーガ」

2020年11月29日 21時13分11秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 この弦楽四重奏曲第13番は1825年に完成、異例ともいえる6つの楽章からなっている。前年に交響曲第9番「合唱付き」が完成している。ベートーベン最晩年の作品で、2年後にベートーベンは亡くなる。
 オーストリアではメテルニッヒの強権政治が続いていた。1825年はスペインのゴヤが78歳で自由主義信奉者のレオカディアとフランスへ亡命し、1828年に亡くなる。ロシアではデカブリストの乱が起きている。なお、日本では外国船打ち払い令が出た年。
 ベートーベンの弦楽四重奏曲の中では当初は最も演奏時間が長く50分もかかったという。終楽章は当初いわゆる「大フーガ」となっていたが、当時は不評で、今の形に差し替えられた。しかし現在では「大フーガ」も連続して演奏されることも多い。いつも感じることであるが、「大フーガ」は明るさや伸びやかさはない作品で、最後まで聴くのは緊張感の持続が必要である。
 改作後の構成は、開始楽章、舞踊楽章、緩徐楽章、舞踊楽章、緩徐楽章、終楽章となっている。第5楽章の「カヴァティーナ」は美しい楽章として有名。
 本日はコダーイ弦楽四重奏団の演奏で、最後に大フーガも聴いた。

 


小雪(しょうせつ)

2020年11月29日 19時49分41秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 今は二十四節気では「小雪」にあたる。雨が雪に変わる時節ということになっているが、てもそんな雰囲気ではない。しかし本日の最高気温は、平年でいえば12月初旬並みの13.6℃。寒く感じた。風がなかったのはありがたかった。

★小雪といふ野のかげり田のひかり    市村究一郎
★小雪や古りしだれたる糸桜       飯田蛇笏

 本日家の近くのドラッグストアに買い物に行った。特売日の目玉商品をいくつか購入して会計のために並ぼうとしたら、20名以上並んでいた。特売日の最終日であったし、さらに日曜日ということもあったからだろうか、驚いた。年代はさまざま、家族連れも単身の高齢者も、学生と思われる若い人も、とくに偏りはなかった。

 新型コロナウィルス感染症の拡大の影響がどのように出ているのかはわからない。しかし品薄の物はなく、緊急事態宣言前のような切羽詰まった買いだめの様子もなく、穏やかな買い物風景であった。トイレットペーパーもティッシュペーパーも、さらにはアルコール消毒液の類も売り切れ、品薄のものはなかった。
 だが、これから年末を迎え、年末年始の買いだめの時期ははたしてどうなるのか、心配の種は尽きない。

 


ちょっと飲みすぎた泡盛

2020年11月29日 14時13分16秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 雲が多く寒々しく、そして暗く重苦しい雰囲気の天気である。風もなくどんよりと空気が沈んでいる。こんな日は外に出るのも億劫である。
 昨晩はオンラインの飲み会終了後、また泡盛をコップに2割ほど入れて、そのまま30°のものをストレートで飲んでしまった。これが翌朝まで残ったようで朝はつらかった。何とか起きてオンライン講座は受講したものの、結局資料は半分しか目を通していなかった。二日酔いというほどに頭痛などはないし、起きたのちは爽快。
 家で飲む場合は、外で飲む時に比べたら6割程度で十分である。十分わかってはいるが、それを実行するのは難しい。

 明日からの退職者会の新年号の原稿づくりに向けて本日は休養日。

 


泡盛「八重泉」を飲みながら

2020年11月28日 23時06分37秒 | 料理関連&お酒



 先ほどオンラインの講座と飲み会が終了。飲み会では、初めて抹茶ハイボールなるものを用意した。しかし口には合わなかった。半分飲んで、泡盛に切り替えた。
 泡盛は石垣島の八重泉(やえせん)の30°をお湯割りにして飲んだ。石垣島では請福や於茂登も有名であるが、私が購入する酒店ではこの八重泉がいつもそろえてあるので購入している。値段も安くて私にはありがたいのである。
 そして嗅覚がほとんど働いていない私は、お湯割りで香りが匂ったつもりになって湯気にあたるのが好みである。だから水割りやロックで飲むよりもお湯割りがいい。

 だいぶ泡盛を飲んだが、明日の10時からのオンライン講座に向けて、資料の残り半分を読んでから就寝予定。


小望月

2020年11月28日 18時52分43秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 短時間だが、打合せで出かけた。バスの中で「藤原定家『明月記』の世界」の第1章を読んでいたら、バス停を二つほど乗り過ごしてしまった。
 戻るのにバス停二つ分をとぼとぼと歩いてきた。バス代を払うのが癪に障った。乗り過ごしたのは、私の責任であってバス会社や運転手の責任ではないのは重々承知をしている。北風が身に染みた。
 本日は小望月、月齢13の月が美しい。明日が十五夜、満月は30日となっている。


横浜美術館「トライアローグ展」 その4

2020年11月28日 12時15分23秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 横浜美術館の「トライアローグ展」の図録を読み進めている。第2章まで読み終わった。だいたい1950年代までを扱っている。私の生まれたのが1951年。第二次世界大戦が終わったものの、再び冷戦構造へ緊張が高まり、東西対立の時代と、合わせて世界の南北問題も絡んで、緊張感が高まった時代である。
 いくつもの見慣れた作品がある。大半は横浜美術館のコレクション展で見ているものであるが、その他にも有名で各種の美術所や図録に掲載されているものもある。
 ジュアン・ミロ、ダリ、マグリット、ポール・デルヴォー、バルテュス、ヴィフレド・ラム、ルーチョ・フォンタナ、ジャン・デュビュッフェなどの作品である。

 今回初めて目にした作品では、ジョージア・オキーフの「抽象№6」(1928、愛知県美術館)、ジャクソン・ポロックの「無題」(1946、富山県立美術館)、ロベルト・マッタ(1957-59、横浜美術館)に惹かれた。いづれも作者の名は聞いたことはあるが、作品は初めて目にした。マッタの作品は横浜美術館なので見たことはあると思うのだが記憶にない。



 オキーフの作品はこの1点のみ。私の知っている他の作品も艶めかしい性的な印象を与えるが解説によると作者自身はその解釈については強く嫌っていた、とのことが書かれている。それを踏まえて他の作品も再度見直してみたいと感じた。
 ポロックの作品もこの1点。解説では「一見、無秩序のように見えるが、クレーや茶色の絵具は画面の枠に沿うように、また黒いエナメル塗料も画面から大きくはみ出さないように慎重にコントロールして描かれており、作者の画面構成に対する意識が感じられる」とあった。



 ポロックの作品は枠をはみ出し、中心を拒否し無限に平面を広げて、秩序を否定しているような作品の印象がある。解説では「1947年頃から‥無限に広がるような抽象絵画に到達する。本作は‥過渡的な作品」とある。私は色彩のバランス、「」の形の枠の設定などが気に入った。ということは、「枠」やバランスの解体に突き進んでしまった作品のあり方が理解できていない、ということの裏返しになる。



 マッタの作品も1点、解説では「グレーの絵具をぼかした背景は宇宙を連想させ、三原色の塊がすられた痕とともに、この錯綜した空間の流動性を高めている」と記してあった。
 実は私は黄色に上塗りされた部分の形象から、周囲は都市空間、中心部の白っぽい空間は歳の中の人間の複雑で多様な存在様式の象徴のような形体が浮かんでいるのかと思っていた。
 ポロックもマッタの作品も、ともにこの黄色に惹かれた。私の好みの問題なのだろうか。いづれにしても、この3人の作品にはこれから意識して接してみたいと感じた。

 さて、残念ながら、私が惹かれる作品の多くは、この時代までが主である。この壁をいつも乗り越えたいと思いつつ、それがなかなか果たせないもどかしさをいつも抱いている。

      


ベートーベン「ヴァイオリン協奏曲」

2020年11月27日 23時26分20秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 夜、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲(パールマン、ジュリーニ指揮のフィルハーモニア管弦楽団)を聴いている。不思議なもので、好きなこの曲は一日に何回聴いても飽きることがない。
 パールマンのヴァイオリンの音色も好きである。テンポも私の好みにあっている。一つ一つの音が丁寧に扱われいる。

 この曲を聴きながら、「トライアローグ展」の図録を引き続き読んでいた。私が見た記憶のない作品で気に入ったものをいくつかをスキャナーで取り込んでみた。明日にアップしてみるつもりである。
 スキャナーはメーカー提供のドライバーソフトを何回かダウンロードしているうちにようやく正常に動かすことができるようになった。一時はお金かけてまたいつもの業者に頼まなくてはいけないかと心配した。


「藤原定家「明月記」の世界」

2020年11月27日 21時20分03秒 | 読書

   

 本日から読み始めた本は、「藤原定家『明月記』の世界」(村井康彦、岩波新書)。
 すでに購入しておいた本。堀田善衛の「定家明月記私抄」の正・続を読み終わったばかりである。文学的な「定家」評価とは別に、歴史的資料としての「明月記」の読み方はどうなるのか、知っておきたかった。
 本日は夕方、20分ほどのコンビニまで歩き、イートインコーナーで「序章」に目を通した。ここは広いイートインコーナーが2階にあり、ウォーキングで疲れたときなどに重宝している。

 横浜美術館の「トライアローグ展」の図録と、「エルンスト展」の図録は重いので、外に持ち歩きはできない。これは家で読書するときのものである。


「日経サイエンス12月号」 その2

2020年11月27日 14時54分12秒 | 読書

 午後から日経サイエンス12月号の特集記事「星の地図をつくる」の二つの記事を読む。
 天の川銀河の形については、推定ばかりを私が学生の頃は教わった。太陽系が銀河の中のどの辺の位置なのかも観測に基づくものが示されていなかった。
 「見えてきた天の川銀河の姿」と「銀河のダイナミズムを探る VERA計画大詰め」の2本。

 最後まで目を通したが、どの程度理解できたかははなはだ心もとない。
 親切にもそれぞれキー・コンセプトが囲みで記載されているので、それをうつすことで頭の整理をしておきたい。

 それを私なりにまとめると、
・天の川銀河は米国のBeSSelサーベイや日本のVERA計画などのデータからその地図化作成されている。
・天の川銀河には大規模な渦状腕が少なくとも4本り、より小規模な構造もある。さらに太陽の位置は銀河面に非常に近く、銀河円盤の乗っていることが確認された。
・日本列島サイズの口径の電波望遠鏡を実効的に実現して立体地図をつくるのが「VERA計画」。
・銀河円盤の回転や大質量原子星がガスを噴き出す様子などダイナミック姿もとらえられた。
・中国・韓国と連携して東アジア規模の口径の電波望遠鏡を実現し、遠方の銀河に潜む巨大ブラックホールの活動を探る取り組みなども進んでいる。
ということになるだろうか。

 ここでも予算減などの国の圧力に悪戦苦闘している状況が記されていた。

 


読了「ビザンツ帝国」(中公新書)

2020年11月26日 23時33分00秒 | 読書

   

 「ビザンツ帝国-千年の興亡と皇帝たち」(中谷功治、中公新書)を読み終えた。ビザンツ帝国の概観を知らないので、基本的な知識のために教科書的な入門書として読ませてもらった。皇帝たちの事績を追う形の書物である。
 私の興味としては、第2章のイコノクラスム、終章のビザンツ世界の残照の部分。
 イコノクラスムの歴史と教義の変遷は興味深く読んだ。美術史的視点はこれから別の書物を探してみたい。
 終章についてはイタリアルネサンスに大きな影響を与えたと思われる東西の合同をめざしたフェラーラ・フィレンツェ公会議による文化交流について興味深く読んだ。
 どちらも掲げられた参考文献をいくつか読んでみたいと思った。果たしてその時がくるであろうか。


通勤ラッシュをなくさない限り‥

2020年11月26日 20時14分00秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 横浜駅に近いオフィスビル街の一角にある喫茶店の店外のテーブル席が空いていたので、1時間ほどの読書タイム。久しぶりに「ビザンツ帝国」と、日曜日のオンライン講座「美術の物語」の12回目の資料「現実をとらえた美術 15世紀前半」を半分ほど目を通した。
 「ビザンツ帝国」はまもなく読み終える。できれば本日中に読み終えたいと思っている。第1回十字軍をめぐる混乱の帝国を扱っているところまで、読み進めた。

 新型コロナウィルス感染症の拡大が止まらないが、昨日の朝も経験しけれども、朝の通勤ラッシュの混雑がある限り感染は拡大するのが当然のように思われる。あのように人が高密度で何十分も詰め込まれていたら、感染するのが目に見えている。
 接待付きの会食が原因といわれているが、あの通勤ラッシュを解消しない限り歯止めはかからないのは当然である。駆け込んでくる人は息が切れて、マスクを外している人も多い。通勤ラッシュで感染すれば、当然感染経路は不明のままである。一番肝心なことを議論せずに、対応策を宣伝しても意味はない。しかも政府の対応は後手後手が続く。

 


作業がひと段落

2020年11月26日 14時25分12秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 来週の予定が今朝になってまた変更。スケジュール帳をさらに更新して打ち出し。昨日気が付いた原稿を作り終え、送信。退職者会の新年号の原稿2本と写真がとどく。予定の変更に伴い、分担した電話とショートメールを4本。一応これで作業は中断。これより読書&コーヒータイム。

 天気はよい。先ほど妻が買い物より帰宅。入れ替わりに私が出かける。繁華街は避けて近くの喫茶店にする予定。