Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

酉の市

2023年10月31日 22時10分21秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 10月末ともなると11月の酉の市の声が聞かれる。しかしこの暖かさでは実感が湧かない。今年は11日(土)と23日(木)とのことである。コロナ禍前には毎年ではないものの横浜橋商店街とその近くの金刀比羅大鷲神社の酉の市を見に出かけた。正月三が日に2度ほど親と子どもと一緒に「初詣」なるものに出かけたことはあるが、酉の市で境内に入ったことはない。
 あの長蛇の列を見ただけで、「勘弁して」という声が出てしまう。熊手を売る屋台や、さまざまなものを扱う屋台の間を人混みにもまれながら一周して帰ってくるのがいつものパターンであった。娘がまだ小学生になるかならないかの頃、小さな熊手を手に入れて帰って来たことはある。私は屋台でビールか缶チューハイを購入して飲みながら人混みに身を任せていた。寒くなって人恋しくなる季節に相応しい人混み、という評価が出来そうである。
 さて今年はどうするか。親を連れていくことはもう無理。娘夫婦はつき合ってはくれそうもない。多分、行かない、という選択になりそうである。

★くもり来て二の酉の夜のあたゝかに     久保田万太郎 
★裸火の潤みし雨の酉の市          松川洋酔
★二の酉の風の匂ひと思ひけり        佐藤若菜

 今年は一の酉の前の8日が立冬、二の酉の前日が小雪。はて二の酉の風の匂いとはどんな匂いだったか。嗅覚が歳とともに消えてしまった私には、匂いは記憶の中にしかない。それも40歳以前のもう30年以上前のかすかな記憶しかない。強いにおいであるキンモクセイ、クチナシ、チューリップ、ユリなどの匂いは鮮明に覚えているが、かすかな匂いほど記憶にない。
 また具体的な匂いではなく、「雰囲気としての匂い」も次第に頼りなくなっている。二の酉の匂いとは私にとってはどんな匂いだったか、いくら自問してもわからない。生理学的な嗅覚としての記憶だけでなく、歳とともに「雰囲気としての匂い」も忘却の彼方である。


講座・内科・眼科・薬局・読書

2023年10月31日 20時06分11秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 みなとみらい地区での講座は、「欧米美術紀行」の2回目「フィレンツェ」。15世紀中期から後半、ルネッサンスの時期のメディチ家の興廃とフラ・アンジェリコ、サンドロ・ボッティチェリの時代までを中心に講義。
 受講後、横浜駅近くの喫茶店に戻り昼食。久しぶりの店は割とゆとりがあり、ユックリと食事が出来た。
 雨月物語の「蛇性の淫」を半分ほど読み終わってから、店を出た。時間的に少しゆとりが出来たので、予定していた内科の外に眼科も本日中に受診できた。

 内科ではインフルエンザとコロナの予防接種を受けに来る人も多く、いつもよりは混雑していたが、診察まだは時間はかからなかった。眼科は空いていており、すぐに受診の順番がきた。ともに待ち時間に「蛇性の淫」を読み進めようとしたが、その時間はなかった。

 講座・内科・眼科・薬局・読書と五つも欲張った行動をこなした。少し欲張りすぎたかもしれない。一日の歩数は10,500歩にもなってしまった。養生中にしては歩きすぎである。今晩、明日は膝が痛まないでほしい。

 


明日は美術鑑賞講座&雨月物語

2023年10月30日 21時44分50秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 明日は少し気温が下がるらしい。最高気温の予報は21℃。本日が21.8℃だったのでそれほど低くなるわけではないが、20℃よりも低くなると確かに寒いと感じるはずだ。

 明日は10時からみなとみらい地区で美術鑑賞講座を対面で。「欧米美術紀行」の第2回目。神奈川大学のみなとみらい地区の校舎まで出かける。いつものとおり9時前には家を出たい。

 15時からは本日受診できなかった内科に寄る予定。

 久しぶりに雨月物語でも読みたくなった。先ほど雨月物語で一番長い「蛇性の淫」を拡大コピー済み。講座のあと病院が診察を始めるまでの間、喫茶店で一服しながら読むことにしたい。

 


ガス工事完了

2023年10月30日 18時23分50秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 北向きのパソコンルーム(書斎?)のガスの端末を最新式にする工事は無事終了。意外と短時間で出来た。もう40年以上使っていなかったので、ホースの接続部分が現在のガス器具に合わないうえに、だいぶさびていた。最新式の端末になった。これで今年の冬は安全にガスの温風ヒーターが使える。部屋が1.5畳分狭くなったので、ヒーターの点火時間は少なくても温まる。

 これまでパソコンルームは南側だったが、北側に引っ越しとなり、寒さ対策が心配であった。これでなんとかしのげそうである。しかも今回はとても安価でできた。
 


宿題

2023年10月30日 16時08分30秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中にこなすことにした予定はすべて完了。しかし通院は断念。ところが予定のガス工事は開始が少し遅れるとのこと、これならば通院も可能であった。致し方ない。自分の予定だけで世の中は動かない。

 印刷会社ではいくつかの要望をお願いしてみた。今後の経費にもかかわることなので、回答はメールで送ってくれるとのこと。助かった。
 少しでもニュース発行のための経費の節減をめざして、シュミレートしてみる必要が生じてきた。20日の退職者会の役員会までの私の宿題である。



 団地の近くで毎年見かける芒の一群。都会の、それも住宅地の中では大きなものである。そのうちに刈られて無くなってしまう可能性も高い。

 


もの忘れが多くなった

2023年10月29日 22時31分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 先ほどまで美術鑑賞のオンライン講座の6回目、「どう観る?《植物の絵》」。
 夕食時に講座のことを忘れて缶チューハイを1本飲んでしまった。飲み終わってから講座のことを思い出して慌てた。1時間で酔いが醒めるわけはなく、講座中に眠気が襲ってきて15分ほど寝てしまったようだ。資料にして3頁分ほど記憶がない。
 しかし飲み始める前、あるいは飲んでいる最中ではなく、飲み終わってから思い出すというのは、我ながら情けない。夕方団地の周りを歩いたときには覚えていたのだが、帰宅後すっかり記憶から消えてしまっていた。妻からはさんざん笑われてしまった。

 講座受講中に、退職者会ニュースの変換ミスの指摘が2個所新たにあった。自分でも、また他の方もまったく気がつかなかった。講座終了後に慌ててデータの訂正をして事なきを得た。ありがたい指摘に感謝である。

 さて、明日は少しばかり忙しい。午前中は管理組合に書類の提出。そのまま印刷会社に退職者会ニュースの原稿の持ち込み。写真を多用したので、データ量が多くなり、メール送信が出来ない容量になり、出向かなければならなくなった。
 16時からは室内のガス工事の立ち合い。ガス工事がなければ明日の午後はいつもの内科で診察と降圧剤等の処方をしてもらう予定であったが、明後日の午後に延期せざるを得ないようだ。

 これより少しばかり夜の散歩をしてから寝る準備。


2023年10月29日 18時15分07秒 | 俳句・短歌・詩等関連

   

 先ほど団地内を歩いていたら、芒の穂が美しかった。群落が小さいので、それほど目立ってはいないが、それでもやはりこの時期ならではの景色である。
 本日は満月と十五夜が重なっている。一本拝借したかったが、数が少ないので遠慮した。

★穂芒に声在りとせば御空より      高澤良一
★いつぽんのすすきに遊ぶ夕焼雲     野見山朱鳥
★瓶の芒野にあるごとく夕日せり     大野林火
★芒挿す光年といふ美しき距離      奥坂まや

 


サザンカがもう咲いた

2023年10月29日 16時50分17秒 | 近くの自然

 何処にも出かけずに1日が終るのもつまらないと思い、15時過ぎに団地の外周を一回りしてみた。

   

 団地のソメイヨシノは咲いてはいなかった。しかし団地に接しているマンションに植えられているサザンカがもう咲き始めており、これにも驚いた。昼間だけとはいえ25℃近い気温からは想像が出来ない。

 50m程の距離に白いサザンカが連続して植えられていて、毎年冬に楽しませてくれる。ダウンコートや防寒着を着る時期の花である。今年は少なくとも1か月は早く咲いた。蕾は赤く、咲くと白く輝く。赤い色は外側にわずかに見え隠れする。サザンカの厚手の濃い緑の葉に映える花である。

 


明日の予定確認

2023年10月28日 22時02分03秒 | 天気と自然災害

  雨は20時少し前に上がった。強い雨の区域は私の住んでいるところは避けてくれたようだ。市内でも被害の報道はない。

 今回の退職者会ニュース、チェックをお願いしたが、今のところ2個所の変換間違いが見つかった。1個所は指摘された。もう1個所は指摘されたすぐ横に自分で変換間違いを見つけた。数が少ないとうれしいものである。
 もっとも先日の打ち合わせ会議で事前に8個所ほどの間違いを指摘されていたので、特に今回少なかったというわけではない。

 明日は午前中に月曜日に印刷会社に持ち込むデータをメモリーに移すこと、そして20時からオンラインの美術鑑賞講座。資料は打ち出しを終えている。それ以外の予定はない。
 この予定以外、何をするか、お風呂でゆっくり考えたい。
 


今夜も突然の雷鳴

2023年10月28日 19時57分27秒 | 天気と自然災害

 18時半過ぎに突然雷の音が轟いてびっくり。レインアイよこはまを見ると横浜市の西部を猛烈な雨の区域が南下していた。雨の区域は市域全体に広がりながら、弱まっているようであった。私のすんているところでも弱いながら雨の区域に入った。さらに町田あたりから少し強い雨の区域が南下してきた。
 ちょうど夕食が出来たとのことで、急いでパソコンの電源を落とした。1時間後には雷の音も、雨の音もしなくなり、パソコンを再度立ち上げた。
 大気の状態はかなり不安定であるらしい。

   

 


「芸術のパトロンたち」  その2

2023年10月28日 18時05分12秒 | 読書

   

 午後からいつものとおり横浜駅近くの喫茶店で若干の読書。「芸術のパトロンたち」の第1章「パトロンの登場」を読み終わり、第2章「栄光のパトロン」を少々。

「ルネッサンス」時代における「再生」ないしは「復興」の要素を強調しようとすれば、当然のことながら、ルネッサンス以前においては芸術文化は衰退していたという見方にならざるを得ない。「暗黒の中世」は「栄光のルネッサンス」から必然的に導き出されてくる見方であり、・・・・。しかし中世は決して文化的にそれほど劣っていたわけではもなければ、暗黒時代だったわけでもなく、豊かな文化の花を生み出した時代であり、ルネッサンスの文化と呼ばれるものも、多くの点で中世の遺産を受け継いでいるというのが、「中世からの反論」論の趣旨である。
・・・・かつては二百年ないしは三百年に及ぶ長い栄光の時代と考えられていた「ルネッサンス」も今では「ゴシック」と「マニエリスム」に前後からはさみうちにされて、著しく短縮させられる傾向を見せている。
ミケランジェロ、ラファエロに関しては、教皇ユリウス二世の強烈な意志が、決定的役割を果たしている。普通の意味でのパトロンという以上に、もっと積極的に芸術家の創造活動に参加するものであった。

 しっかり私の頭に中に根付いて、前提となっている指摘である。

 


本日から「芸術のパトロンたち」

2023年10月27日 22時34分26秒 | 読書

 珍しく喫茶店でパスタの昼食と短いコーヒータイム。本日から「芸術のパトロンたち」(高階秀爾、岩波書店)を読み始めた。喫茶店では序章「パトロンとは何か」の8頁だけ。長居をしている大学生達が少々うるさいので早めに店を出て、帰宅。先ほど15頁ほど読み、本日は終了。



 「芸術のパトロンたち」は、復刻版として第6刷が6月に発行されていた。1997年に第1刷がでている。この時は購入もしていなかった。
 高階秀爾氏ももうすでに91歳を越えている。ずいぶんと著書を読ませてもらっている。

「パトロン」とは、芸術作品の経済的、物質的担い手というだけではなく、芸術家を理解し、作品を評価して、芸術家に支援を与える人々のことである。イタリアのルネッサンスが、二世紀にわたる歴史を通じて生み出したものである。1540年、教皇パウルス三世はミケランジェロとピエラントーニオ・チェッキー二を同業者組合(石工組合)から解放した。1571年には、コジモ・デ・メディチが、すべての芸術家に対して同様の処遇を与えた。この中間の時期に、ヴァザーリの「芸術家列伝」が刊行されている。この時に芸術家は職人の状態から解放されて「芸術家」になったのである。

 これが高階秀爾氏の「パトロン」定義である。記憶しておきたい。というよりもどこかの本でもこの文章は読んだ気がする。記憶に残っていた文章である。この本でないことは確かだが・・・・。他の著者が引用をしていたのかもしれない。


ひと息ついた

2023年10月27日 20時46分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日の午前中、出かける前に退職者会の役員にニュースの原稿を送信、チェックをお願いした。いつものとおり誰でもが閲覧できるPDFに変換し、且つデータ量を少なくして送信。何時ものことながら、ひと息ついた気分。肩の荷がおりて、楽になったようだ。
 今回は写真を多くしたので、もとのデータ量が多くなり、印刷会社には持ち込みをしなくてはならなくなってしまった。30日(月)には持ち込みたいものである。

   

 


ソメイヨシノが咲いた

2023年10月27日 15時45分08秒 | 近くの自然

      

 一昨日見つけた近くの公園のソメイヨシノの蕾と青い葉を再度見てきた。
 近くのソメイヨシノ10本ほどをじっくりと見て回ったけれども、花が咲いているのはこの木の、この一枝だけである。芽吹いたばかりの青い葉はほとんどの木に現れていた。
 この夏から秋にかけての猛烈な暑さにソメイヨシノも大きな影響を受けたのであろう。木に大きなストレスがかかっているはずである。生き延びてほしいものである。
 また近くの常緑樹であるタイサンボクの木の葉も周囲がこげ茶色に焼けていた。

 明日は団地の中の桜の木を見て回りたい。

 


ニュース原稿完了

2023年10月26日 22時57分15秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

      

 眠い眼をこすりながら、退職者会ニュースの最後の仕上げ作業。ようやく出来上がった。今晩から明日にかけて、他の役員にチェックしてもらうために送信予定。今回は写真を多用。最後の段階でふたつの記事が飛び込んできて、うれしい悲鳴を上げながら仕上げることが出来た。
 さすがにくたびれたので、本日の作業はここまで。明日は午前中に整形外科、午後は横浜駅で所用を片づけてから、クーラーの取付のための業者の下見の立ち合い。