昨日から本日の朝にかけて横になりながら、「図書11月号」(岩波書店)をつらつらと読んでいた。
・「今、政治まんがは」(佐藤正明)
・「漱石の「一字下ゲ」」(宗像和重)
・「ヒマラヤの秘境ラダック紀行」(色川大吉)
・「ほんとうはよく分からないこと」(高村薫)
・「月を愛でる-抱一のクレイク・オブライエン現象-」(三浦佳世)
・「思想家の自信」(若松英輔)
・「山之口貘と向き合う」(池澤夏樹)
色川大吉、高村薫、三浦佳世は毎号楽しみにしている。今回池澤夏樹は嬉しかった。山之口貘の詩集を読んでみたいと思っていたところであった。岩波文庫で山之口貘詩集が観光になっていて購入しようかと思っていた。私が理解できるか自信がなかったので購入をためらっていた。今回の論評を読んだからといって理解できるかどうか、疑わしいが購入して読んでみたいという意欲は湧いてきた。
転送性に関する高村薫氏のエッセイは私の気持ちと極めて近い。「「象徴」という言葉の意味がよく分からなかったし、いまも分からない。「象徴」であるゆえに、天皇は国民の前では生身の人間の顔を隠し、タブーに包まれ、見えないヴェールで国民と隔てられいるのだが、ここに国家の制度としての無理はないのだろうか。この自由な日本で、込みんが<これは言ってはならない>と反射的に口をつぐむような対象として在る「象徴」とは、いったい何なのだろうか」。なかなか惹かれる言葉である。
色川大吉の「チベットの自立実現の可能性が今の中国共産党独裁の政権下にはほとんど無いことを思い、重いこころをひきずってレーを離れる」にも同意をしている。
・「今、政治まんがは」(佐藤正明)
・「漱石の「一字下ゲ」」(宗像和重)
・「ヒマラヤの秘境ラダック紀行」(色川大吉)
・「ほんとうはよく分からないこと」(高村薫)
・「月を愛でる-抱一のクレイク・オブライエン現象-」(三浦佳世)
・「思想家の自信」(若松英輔)
・「山之口貘と向き合う」(池澤夏樹)
色川大吉、高村薫、三浦佳世は毎号楽しみにしている。今回池澤夏樹は嬉しかった。山之口貘の詩集を読んでみたいと思っていたところであった。岩波文庫で山之口貘詩集が観光になっていて購入しようかと思っていた。私が理解できるか自信がなかったので購入をためらっていた。今回の論評を読んだからといって理解できるかどうか、疑わしいが購入して読んでみたいという意欲は湧いてきた。
転送性に関する高村薫氏のエッセイは私の気持ちと極めて近い。「「象徴」という言葉の意味がよく分からなかったし、いまも分からない。「象徴」であるゆえに、天皇は国民の前では生身の人間の顔を隠し、タブーに包まれ、見えないヴェールで国民と隔てられいるのだが、ここに国家の制度としての無理はないのだろうか。この自由な日本で、込みんが<これは言ってはならない>と反射的に口をつぐむような対象として在る「象徴」とは、いったい何なのだろうか」。なかなか惹かれる言葉である。
色川大吉の「チベットの自立実現の可能性が今の中国共産党独裁の政権下にはほとんど無いことを思い、重いこころをひきずってレーを離れる」にも同意をしている。