いままでかつて そこは寂寥としていた
箒草が転がっている
そこに いっこの汚点がついた
新しいもの
まったくそれは
キラキラとして
見たことのないものである
それは
心を癒す水かもしれない
それは
モズモズとひきつった動きをする
節足動物かもしれない
いままでかつて
だあれも見たことがない
そんな新しいものを産みだすこと
それが創造
応用ではない創造だ
周囲五十ちょっとの
養水に浸かっている脳漿の中の
あらゆる襞の合間も
くまなく探してみたけれど
創造が産まれる部分っていうのは
さっぱり分からなかったよ
感性だろうか
突然変異でしょう
アルファベットの中の
あるひと握りの
創造のできるニンゲンは
たちまち世界中と親友になれるんだ
そしてそこからまた
新しいなにかを造りだす
どこまでエネルギーが続くんだろうか
一体どこまで届くんだろうかね
脳の水が枯れるまで?
それはカンタンなこと?
1988年頃作
箒草が転がっている
そこに いっこの汚点がついた
新しいもの
まったくそれは
キラキラとして
見たことのないものである
それは
心を癒す水かもしれない
それは
モズモズとひきつった動きをする
節足動物かもしれない
いままでかつて
だあれも見たことがない
そんな新しいものを産みだすこと
それが創造
応用ではない創造だ
周囲五十ちょっとの
養水に浸かっている脳漿の中の
あらゆる襞の合間も
くまなく探してみたけれど
創造が産まれる部分っていうのは
さっぱり分からなかったよ
感性だろうか
突然変異でしょう
アルファベットの中の
あるひと握りの
創造のできるニンゲンは
たちまち世界中と親友になれるんだ
そしてそこからまた
新しいなにかを造りだす
どこまでエネルギーが続くんだろうか
一体どこまで届くんだろうかね
脳の水が枯れるまで?
それはカンタンなこと?
1988年頃作