雀の死骸をポケットから出し
死臭を漂わせ
もうひとつと対になって
それはもう神に召されて
安心した思いだったろう
部屋中にぶ厚い氷が張り
それを部屋(ここ)から落とすために
私は道具を探そうとする
空を見上げたら
なんと素晴らしい星空
目に痛く輝き
はっきりそれと解かるほど
天の川は大きくうねる
空におおいかぶさった
枝のあいだから
手にとれるようだ
きみはこんな星の多い空を
見ただろうか
まったくそれは
星のせいだけでもないようだ
どおりで寒いと思っていたら
遠く下には
あちらこちらに
しっとりと根雪が在る
ぴかぴかと目を刺すのは
雪の反射
さてシャッターを閉めよう
炬燵はもうないけれど
寒いのは好きだ
明日もこんなに
まだ星空がきれいなら
すこしもったいなく
怖い気がする
お休みなさい
永遠に
1985年6月作
死臭を漂わせ
もうひとつと対になって
それはもう神に召されて
安心した思いだったろう
部屋中にぶ厚い氷が張り
それを部屋(ここ)から落とすために
私は道具を探そうとする
空を見上げたら
なんと素晴らしい星空
目に痛く輝き
はっきりそれと解かるほど
天の川は大きくうねる
空におおいかぶさった
枝のあいだから
手にとれるようだ
きみはこんな星の多い空を
見ただろうか
まったくそれは
星のせいだけでもないようだ
どおりで寒いと思っていたら
遠く下には
あちらこちらに
しっとりと根雪が在る
ぴかぴかと目を刺すのは
雪の反射
さてシャッターを閉めよう
炬燵はもうないけれど
寒いのは好きだ
明日もこんなに
まだ星空がきれいなら
すこしもったいなく
怖い気がする
お休みなさい
永遠に
1985年6月作