メランコリア

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わが青春の角川映画vol.8

2007-01-22 22:08:55 | 映画
『Wの悲劇』(1984)
監督:澤井信一郎 原作:夏樹静子
主演:薬師丸ひろ子、三田佳子、三田村邦彦、世良公則、高木美保ほか

「顔をぶたないで! 私、女優なんだから!」

女優を目指す研究生がスキャンダルと引き換えに舞台のヒロイン役をもらう。
劇中劇で初めての舞台演技に挑戦した薬師丸ひろ子は、とにかくデカい声を出せと
何度も何度も言われたという苦労話がたしかパンフにも書かれてあった。

彼女は、イマドキのアイドルとは違って、個性で勝負する演技派だったんだと改めて実感。
懐にフッと入って、惹きつける魅力は時代を背負ってしかるべき存在。
ファッションやメイク、ヘアスタイルもその時代を反映してて見所のひとつ。
こうゆうソバージュ・・・・あったねぇw

若い世良公則がエレカシのみやじくんに見えた。マメで押しが強くて、
ダスティン・ホフマンみたいな役どころ(マメで押しの強い男に弱いのか?
二枚目プレイボーイな俳優役に三田村邦彦ってゆうのも時代を感じさせるw
高木美保は今作が新人デビュー!(わたしの中では『華の嵐』が大ヒットだったが

特典は、薬師丸ひろ子自身が撮影を振り返るモノローグ。メイキングとともに
貴重で見応え充分。
20歳ながら壁にぶつかって苦悩した自分も含めて冷静に現在の位置を
しっかり確かめながら前へ進もうとしてる真摯な姿がすごい。

ずっと気になってたエリック・サティの♪ジムノペディ第1番 て曲がてっきり
『メイン・テーマ』の挿入歌だと勘違いしてたけど、今作で使われてたとわかって
かなりすっきり!w
主題歌「Woman"Wの悲劇"より」はふたたび松本隆作でとても好きな1曲。
『古今集』てアルバムがとても好きでよく聴いてたことを思い出す。
竹内まりやの♪元気を出して のカバーとか、視聴したらすごい懐かしい!

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