『ローズマリーの赤ちゃん』(1968・米)

『ローズマリーの赤ちゃん』(1968・米)
監督：脚本：ロマン・ポランスキー　原作：アイラ・レビン
撮影：ウィリアム・Ａ・フレイカー　音楽：クリストファー・コメダ
出演：ミア・ファロー、ジョン・カサベテス、モーリス・エバンス、ルース・ゴードン　ほか

この予告編だけでも秀逸。少女の歌声みたいなサントラも効果的（ウチのパソでは音は出ないが/涙
ひさびさ素晴らしいオカルト映画を観た。
スプラッタなどのビックリドッキリさせる特殊効果なんてなくてもこれだけ人を怖がらせることができる秀逸な作品。

この年代のオカルト映画は大好きで、いろいろ観たと思ってたけど、気にはなりつつ初観だった。
きっかけは、以前借りた間取りの本に今作の舞台が有名な「ダコタハウス」だと書いてあったのを読んだから。
なるほど部屋数が多くて重厚な造りが圧倒的。
でもわたしがもしハッピーな新婚さんだったら、子どもを食べたなんていわくつきの家は絶対選ばない！
それにいくら近所づきあいとは言え、妊娠中の大事な時期に隣人の作った怪しげなクスリを飲んだり、
夜昼構わずプライベートに侵入してくるなんてあり得ないし
隣りの音が壁づたいに筒抜けなのも耐え難いし、夜に怪しげな集会の声がするなんて通報ものじゃないのかな？

ミアは今作が映画初主演とのこと。
金髪に冴え冴えとした蒼くて大きな瞳、痩せたカラダが少女を思わせる繊細で知的な女優。
彼女の不安や恐怖がその演技から伝わってきて息を飲む。

特典は、メイキングや当時を振り返ったインタビュー。本編終了後の余韻に浸る間もなくこれらを観ると
本編の余韻がすっかり現実的になって、感動も忘れて興ざめしてしまうのが難だがつい見てしまう

ロマン・ポランスキーは優しそうで魅力的な監督だな。
彼がミアを称して、
「彼女は、役者にとって重要なふたつの事柄を備えている。集中できることと、リラックスできること。
　リラックスしつつも集中できることが大切なんだ。」とゆってた言葉がいい。
これは役者じゃなくても大事な要素だな。



しかしよく降るね、この雨。
こんな日は家でゆっくり映画を観るにかぎる。
早速脚付きマットレスを注文して、在庫次第で早ければ３日に届くように設定した。
ニッセンで大型ものは時間指定が出来ないらしく（逆じゃない？）夜に再配達してもらえるか分からないんだけど。
しばし広いフローリングの床で生活するのもなんだか気に入ってはいる。
昨晩は床にボアシーツを敷いて寝たら、案の定背中が痛くて何度も起きた