メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『トーマの心臓』

2009-05-25 21:05:35 | マンガ&アニメ
『トーマの心臓』(1974)(立ち読みあり)
こないだMKさんから借りて読んだ『ポーの一族』(1972)の2年後に発表されたのが今作。
『ポーの一族』はとっても耽美なロマンティシズムな感じだったけど、
今作は、繊細さ、もろさ、それと対照的などこまでもまっすぐな熱情、破壊的なパワーの同居している
なんとも言えない10代前半ていう期間を切りとってて、少年たちの毎日が瑞々しくもあり、痛々しくもあり。
ドイツのギムナジウム(高等中学)を舞台にしてるわけなんだけど、こんなに幼いうちから親から離されて
いやおうなく密閉した共同生活を送らなきゃならないなんて、かえって人間性が歪んでしまわないか心配


同じくこちらも借りて読んだ↓↓↓
『半神』(1984)(立ち読みあり)
野田秀樹と共同で脚本化して舞台化や映像化もされているとのこと。
たった20頁足らずの短編の中にこれだけのドラマを描いて人を感動させるってすごい。


いろいろ調べてみたら萩尾望都さんて『イグアナの娘』も描いたんだ。あのドラマ毎週見てたな。
こちらの記事には、親の期待に応えられず苦しんだことなんかも書かれてた。
こないだ友だちと話したこととちょこっとリンクしてる。

「24年組」にはほかにも青池保子、池田理代子、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、
山岸凉子、樹村みのり、ささやななえこ、山田ミネコ、増山法恵がいる(ウィキ参照
まだまだ知らない作家もたくさん!嗚呼、全部読破してみたい。。


ネット検索してて見つけた、これ面白そう。
『サガンー悲しみよ、こんにちはー』6月6日(土)公開



きよしろーの1曲特集5曲目は、めっさかっちょイイこのキング・オブ・コラボ↓↓↓
きよしろーさんて言えばこの曲が思い浮かぶ。ライムも大好き。
雨あがりの夜空に/忌野清志郎 feat.RHYMESTER



photo;実家の庭の花シリーズ。これはシバザクラ。
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