メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

戸田恵梨香@あさイチ プレミアムトーク

2020-04-01 15:19:27 | テレビ・動画配信
戸田恵梨香さんは『SPEC』シリーズあたりからファンになった

「ドラマのマイベスト」カテゴリー内参照

松下洸平@あさイチ プレミアムトーク


【内容抜粋メモ】

いきなりアップから
髪が長いけどエクステかなあ?




戸田:
いつからか近江アナウンサーのリアクションを見るのが楽しみでした
戸田恵梨香です

近江:今日はちょっとどういう表情をして迎えていいものか・・・

戸田:
八郎さんと二人のシーンの後、わいわいになってた
すごい照れてるリアクションがあったじゃないですか
いろんな方から連絡が来たんです
「近江アナウンサーのリアクションがヤバい」

近江:確かにあの会話はヤバかったですね


稲垣吾郎さん




僕もやっぱりこの世界で色んな役、いろんな作品をやらせてもらっていますけれども
これは忘れられないシーンになりましたね

(告知のシーン

もちろん間違えてはいけないですし
リアクションする戸田さん、キミコさんがすごく大変なシーンなので
初めて聞いたような表情をしていただかないと困るし
そういうふうに僕も誘わなきゃいけないし

朝ドラでそこまでシリアスな感じはないじゃないですか
非常にデリケートなシーンですよね
どうだったんでしょうか
ご本人に聞きたいです
うまく伝えられたかどうか
僕も心配ですけど
でもあの時の“嘘でしょ?”っていう表情とか忘れられないですね

戸田:
キミコがどこまで慢性骨髄性白血病っていうのを知ってるのか
多分、白血病ていうのはうっすら聞いたことあるけれども
どういう病気なのか分かってないと思うので
名前すら初めて聞いたって言うリアクションにしたんですけど
そこは難しかったですね
今だと私たちはどういうものか知ってますけど
当時を考えると本当に未知の病気で
余計怖かっただろうなと思います

Q:稲垣さんとは初めてですか?

戸田:初めてでした

Q:どんな方でした?

戸田:
すごく柔らかい方
大崎先生の物腰の柔らかさをすごい感じました


「稲垣さんから見た戸田さんの印象について」

稲垣:
芯がしっかりされていて
周りのことをしっかりと受け止めて
許容力・柔軟性があって
本当にまさにキミちゃんそのもの


「ヒロインらしからぬ戸田さんの振る舞いとは?」

稲垣:
スタジオで本番が終わった後に前室に戻るじゃないですか
スタジオの扉が閉まっている
開くと戸田さんは先にさっと行く
開けて扉が開きっぱなしになるように
下にちゃんと重しを置くんです




スタジオの扉は結構重い(重石は7 kg
毎回やってるから、後ろから来る人のことも考えてるんだな
些細な気遣いがさすがだなと
演者さんが重りを置かないよね

戸田:
これは共演者の皆さんがやってるんです
優しいキャストが集まってて
みんな思いやりがあって
それをやるのが当たり前のような感覚がありました
誰から始めたのか分からないですけど


第12週 12月18日 第69回のシーン

こないだ撮影が終了したばかり
全部で150話撮り終えて、いろんな回がありましたが
中でも本番終了後にスタッフから大きな拍手が湧き上がった回があった

(キミコと八郎の2人だけのシーン





松下:
台本を見てびっくりしました
僕と戸田さんしか名前が載っていなかったので
嘘だろう?!と思いながら読みました
これから先のキミコと八郎を描く上で
原点になるような回になっていたので


この時は陶芸を始めてまだ間もなかったキミコ
しかしコーヒー茶碗10個をなんとか徹夜で作り上げます
キミコが陶芸家として本当の意味で歩み始めた瞬間です

コーヒー茶碗を大野家のプレゼントにするつもりだった八郎
代金をもらうことにしたキミコと対立します

女性として陶芸家としてキミコのこれからを予感させるこの回は
丸1日かけて撮影されました


松下:
2人で話し合う時間もたくさん設けさせていただいた
なんて贅沢な時間を過ごさせていただいたんだろうと思います


撮影当日はいよいよだねという感じだったという松下さん
ただ、だんだん肩の力が抜け、自然なやり取りになったといいます

松下:
そうそう! そのまま!とか
その言い方だとこっちもすごく言いやすい
わかるそれ!って言う


ノートに5年後の夢を書く八郎
「キスはいつするんやろ?」
この一言で2人の距離が一気に縮まる




松下:
キスはいつするんやろう?と言うセリフを読んだ時は
これはもう全力でいこうと思って
恥ずかしがっていられないですから

結構自信満々にばって言ったら
戸田さんがめっちゃ照れてて(笑
キスシーンとかも僕が緊張していたらいけないと思ったので
割と頑張ったんですけど





近江:あさイチのスタジオでみんなわーってなって

大吉:
あなたがね(w
朝ドラであまりキスシーンてない(そうかな?
改めて見ていかがでしたか?

戸田:
今、松下さんが「頑張らなきゃ」っておっしゃってたじゃないですか
この時どう考えても八郎じゃなくて松下洸平だったよね?って思ったんですよ
顔が雄の顔じゃん!って大爆笑しちゃって

そんな感じに来るんだ八郎って
そんな顔するの?!ってびっくりしたんです

私は本番までずっと段取りもテストも笑ってたんです
まともにお芝居できる気がしなくて
楽しかったですね

大吉:2人きりのシーンはやっぱりそうやって話し合って?

戸田:
この作品が始まってからずっと出っぱなしで
大量のセリフをずっとやってたんで
一人でセリフをやるっていうのが当たり前だったんですよ

だけど私がセリフ練習をしている時に松下さんが自然と入って
セリフ合わせをできるようになって来て
「ここはこうしたほうが面白いかもね」っていう話が
自然とできるようになって、空気感ができたなと思います


メール:戸田さんが一番好きな八郎さんとのシーンはどこですか?

戸田:
難しい・・・
八郎さんとのシーンはどこも私にとって尊いもので
2人は離婚しましたが、歳が老いてからの芝居もすごい楽しかったです
キミコがどんどんおじさん化していく

キミコが家に帰ってくるとハチロウが外で待ってて
鍵を閉めろって言われるシーンがあって
そのあと家の中に入ったんですけど
夫婦漫才と言うかずっと続けていて
台本から外れたところをずっと続けるっていうのが結構楽しかったですね


父の葬儀が終わった日
会話も減り、ズレを生じていた2人が
久しぶりに向き合い互いの気持ちを確かめます

(キスしようとする前にタケシが入ってきて、そのまま止まるシーン





近江:いいシーンですね

戸田:
この時、脚本に「笑ってしまう貴美子 八郎は続きをしたいのでしょう」
ってト書が書かれているんですよ
なのであそこもずっと続けていました

シーンとしてはカットされてますけど
ずっとキスするしないっていうのを続けて 雄の八郎がw


「松下さんが戸田さんに聞いてみたいこと」

松下:
すごい笑うんですよ
しかもツボにハマっちゃうと抜け出せなくて
僕らにも分からない変なツボがあるみたいで

ひどい時は「よーいスタート」「ぶー」みたいな
何? どこなんだろう?と思って
できればご本人が楽しそうに笑ってらっしゃるので
一緒に笑ってあげたいんですけど
何が面白かったのか全然分からなくて

今日は生放送ということで
急に笑い出したりとかしたらあかんで
真面目にやってくださいね




戸田:
いつも真面目ですよ
私の中では全力で面白いことが起きているはずなんです
たぶん松下さんに関しては
自分が今抜けてるコメントをしてるっていうことに
気づかれてないことが多いんです

例えばこの前、シンサクが娘から「お父さん臭い」って言われたとき
あの後も続きがあって、私はシンサクの体の臭いを嗅ぎに行ったんです

その時松下さんが言った一言が
「お前エビみたいな匂いするな」って言ったんです

台所にエビが置いてあるんですよ
でも本人は気づいてないんですよ
逆に私たちが心配してることに気づいてない

大吉:
意外とって言ったらなんですけど
『スカーレット』って OK がなかなかかからないから
ずっとお芝居しているって聞きましたけど


戸田:
そうなんですよ 監督が欲しがりでw
未公開シーンもたっぷりあると思います


「松下さんから戸田さんにプレゼント」

華丸:エビですか?(爆

去年の8月に戸田さんが誕生日を迎えて、その時に松下さんが粘土でケーキを作った
(本当に食べれるやつに見えた!




戸田 これ、今?!





戸田:これは私の誕生日の時に見せていただきました

松下さんは陶芸の指導の先生のもと絵付けをして
ケーキの上のプレートにこだわった

戸田:
(持とうとして)重たいんですよ!
陶芸の先生にこれを焼いてくださいってお願いしたんですけど一向に出てこなくて

劇中でキミコが作った作品もすごく気に入ったものがあって
それを焼いてくれとお願いしてたんですけど
「そういえば忘れてた」「どっか行っちゃった」って言われた事があって
じゃあこれだとケーキも忘れてるんだなって勝手に思ってた


「戸田さんが好きなシーン」

戸田:
17週でキミコが大阪に行くことがあって
その時初めてラジオから信楽太郎の曲を聴きながら涙する

(曲を聴きながら夫の絵を描くシーン

この曲は滲みましたね
キミコの終わりであり、はじまりのシーンだったので

ト書に「一瞬に手がとまる」って書かれていて
描き直したところが八郎さんの顔だったんですけれども

絵ってすごいなって改めて思った
自分のその時の心が全て出るなと思って

脚本を読んだ時にぽろぽろ涙が出て
あのシーンを終えた時にもう一度進めるなって
キミコと同じように感じて
第1章が終わったと言うか
これからが第2章の始まりだっていう力をもらいました

本番の時まであの曲を聴かなかったです
リハーサルで流しますかって聞かれたんですけど本番で聴きますって
まさかああいう曲調になってるとは思わずに結構びっくりしたんですけど

「ほんま?!」 
シルエットから出てきて♪さいなら/信楽太郎 を歌う






2番もちゃんとあるんだ爆×5000
歌を流しながら回想シーンが流れてる
すごい爆笑してる戸田さん!

戸田:素晴らしい と立ち上がって抱き合う

大吉:
信楽さんをいかに戸田さんにバレずにスタジオに呼ぶかで
我々もずっと隠して見られないように

木本武宏さん
全然違うフロアに軟禁状態で
「あさイチ」にスタッフがたくさんいるのも分かってるんですけれども、誰とも喋らずw





大吉:視聴者の皆さんもフルサイズで驚きましたよね

木本:
僕もリハーサルした時に自分で「フルかよ!」と思いました
ありがとうございます

戸田:生で聴くのは初めて

木本:
キャストの皆さんで飲む機会があった時に
「ちょっと歌ってよ」って言ってくださったんですけど
キミちゃんの前で初めて歌わないといけないから
ここで歌えないしみたいな感じになって
「ノリ悪いね」みたいに言われて

華丸:
朝ドラ受けで「今日から配信予定です」って言ったものの
あれ1回だけでしたもんね

木本:
僕もあると思ってたんですけれども
現場ではもう誰も触れなくて

戸田:NHK の紅白歌合戦 今年狙ってます よろしくお願いします

華丸:誰に対して「さいなら」なのか
木本:コンビは続けますから(お笑いの人なの???


「ドラマでこの曲を聴くシーン」




戸田:
キミコのリアクションが台本に書かれてるんです
何が来るんやろ あの時のうるさい曲が来るんやろかって
ドキドキしているキミコっていうのがちゃんと書かれていて
聴いた時は、結構本気じゃん!って思って

もうちょっとギターの弾き語りみたいなのが来ると思ったら本気の歌謡曲だったから
まさかと思って聴いてたら本当にポロポロ涙が止まらなくなっちゃってびっくりしました

木本:
放送ではポトっと涙が落ちるところを
撮影中ずっと見てたらすごい量の涙が出てたもんね

戸田:ここら辺がびちゃびちゃになるくらい

木本:
女優・戸田恵梨香の凄みを感じました
ここっていうタイミングでカメラがパンと来た時にポロって涙を落とすんですよ
もしこの人と夫婦やったら騙されまくるやろなw

戸田:
本当に大好きになっちゃって
この後、スタッフさんにお願いしてデータを頂いてずっと聴いてました
CD 化して欲しいなって思ってるんですけど


「ミュージックビデオも撮影」

木本:
一人で残ってずっとその雰囲気のあるムーディーな映像を撮ってて
それを台本上では「回想シーンのところに入る」って書いてあったんですけど
放送見たら全カットされてて(ww


なんでブランコ!!爆笑

 


大吉:波止場とかそういうとこに行くのかと思ったらまさかのブランコww
木元:あそこは宇宙です


メール 50代:
生歌最高でした
涙が止まりません
なぜこんなに泣けるのか分からないけど笑いながら泣いてます


メール 50代:CD 発売されてますか?

木本:
ないですね 今のところ
キミちゃんから言ってもらわないと

戸田:全力で声をあげていきます

木本:CD を買うとミュージックビデオも付いてきます

大吉:
信楽太郎はブランコから降りるのか降りないのか
ブランコは揺れるのが揺れないのか
(爆


「木本さんが選んだ名シーン」
信楽に帰る決意をしたキミコを励まそうと雄太郎が歌うこちらのシーン また?!ww





華丸:カップリングに (爆
木本:カップリングはいいですから

大吉:改めて振り返って

木本:
僕の中ではすごく大変だったっていう意味もあって思い出深いんですけど
このシーンが録り順的にも荒木荘の最後で
初めて僕、演技で泣くっていう経験をして

なんとか泣けたんです
キミちゃんが帰るって言われたら本当に寂しくなって
今日からここに来ないんだって思ったらばーと泣けてきて

その勢いでギターを取りに行って
下手くそなギターをかき鳴らしながら
信楽に送り出す気持ちで歌い出すんですけど

聴いてる時、ちょっとだけキミちゃんがノリ始めてたじゃないですか
キミちゃんの表情を使えるのはそこが限界なんです

泣いて感動的なシーンのはずなのに、あの後からずっと
「これずっとサビですか?」「まだ続くんですか?」「2番もあるんですか?!」
ずっといらんツッコミをしてくる

最後やることなくなったら
ずっとヘッドバンキングし始めるんです
このシーンがオンエアされてる想像できるかとw


「カットされた未公開シーン」

音ないの??




大吉:歌わないんだ

木本:
そうです フルで歌ってる部分を正面から撮り終わって
次は別の人のセリフを撮るのでエアーでやってる(ww


「雄太郎がキミコをなんとか笑わせようとするシーン」
キミコ:下宿代をもらわないと困ります






大吉:結構本気で笑ってません?

戸田:
あれ台本通りなんです
脚本に「ここで笑う 笑いをこらえられなくなって」って

木本:
あれが演技だからちょっと恐ろしくないですか?
単純に素で笑ってる感じじゃないですか
だから僕も素でウケてるんだと思ってたら
「はいカット」ってなると普通に戻ったんで
全部演技やったんだ・・・

戸田:
脚本家の水橋さんの台本が本当に繊細で丁寧で
読んだだけでそのキャラクターたちの心情っていうのが
分かるようになっているんです
どこで吹いちゃうとか全部書かれていて

木本:
だからキミちゃんに怒られるシーンでも
本当に怒っていると思ってしまうのでへこむんです
すごい人なんやなと思って


メール 30代:
クランクアップの報を聞いて私はすでにスカロスです
戸田さん自身はいかがですか?

戸田:
どうなるんだろうってちょっと想像もできなかったんですけど
全然ロスになってなくて

クランクアップの一週間くらい前
もう覚えるセリフがなくなって
ずっと毎日毎日来週のセリフを覚えるていう時間がなくなったんですよ

その瞬間に私はもう前に進んじゃってて
前しか見てないんだなっていう自分に気づきました
だから笑顔でクランクアップを迎えましたね
涙もなかったです




木本:
僕はたまたま関西にいたので、なんとかクランクアップに行きたいと思って
行って、ずっと隠れてたんです

最後のシーンを撮り終えたところで
「お疲れー!」って出て行こうと思ってたら
その隠れていた部屋がキミちゃんの休憩する部屋で
スタンバイしている時にキミちゃんが入ってきて「何してるんですか?」

戸田:嬉しくて わざわざ来てくださると思ってなくて


メール50代:『スカーレット』を撮影してから何か変わったことはありますか?

木本:覚醒したんじゃないの?

戸田:
結構、脚本の遅れとかもあって時間が詰まってたんですよ
大体1週間分て月曜日から土曜日まで90分の尺があるんですけど
それを土日の2日間でセリフを入れなくちゃいけない
だけど2日間あったら90分のセリフを覚えられる能力をつけました
どんどん脳みその幅が広がりますね

近江:新たなスペックが(お!ドラマ観た???

(ニュース)


「戸田セレクト お父さんの名シーン」
病で食事も受け付けなくなり、お皿を見て「ええ皿や」と泣く(泣ける





「木本セレクト」
キミコが師と仰ぐフカ先生について親子がいい合う場面

木本:
ちょうどこの頃、僕のイメージでは信楽太郎は流しで歌ってる時期なんですけど
好きなことで飯を食おうとしてる

僕自身もこの仕事をする時に
好きなことでご飯を食べていきたいっていうことを父親から反対されてたので
それも全部思い出して、突き進んだ結果、今こうやって仕事してますけど
すごい危険な橋を渡ろうとした

それを許してくれた父親をもう1回思い出しました
すごい号泣して、横で見てた家族が「そんな泣く?」って引かれましたけど

大吉:
僕らの親世代のお父さんというか
匂いが一緒な気がして、僕も思い出すよね

戸田:
北村さんは月曜日に毎週リハーサルがあるんですけど
その時に涙を流されてて、私も貰っちゃうんですよ

でも台本を読んでいる時点で泣いてはいけなくて
でもお父ちゃんに泣かれると泣いちゃう

それぐらい家族との別れっていうのをすごい感じて
積み上げてきたこと、本当に家族になれたんだなっていう実感をしたし
本当に苦しかったです

木本:
北村さんが本当にキミちゃんのことを娘と思っていましたもんね
この時、8 kg 痩せたんですって!
でもカメラのアングルがほとんど下からだったからあんまりわからなかった


「ドラマで使った実物のお皿」




戸田:
これ、実際の4歳のタケシも書いてくれて
この時のお父ちゃんが「これはお金に変えられへんな」
っていうセリフがあったと思うんですけど
こんなにも人の心が込められて
愛おしいものはないよなって思いました

大吉:撮影終わって、これはどうなるんですか?

戸田:どうせならお父ちゃんにプレゼントしたいですね


「お母ちゃんとの名場面」
ナオコが鮫島と一緒に大阪から帰ってきます
妊娠5ヶ月だと言うがウソが分かり怒るシーン

近江:お母ちゃんはどんな存在でしたか?

戸田:
本当に家族を見守ってくださるんですよ
富田さんが本当にあったかくて、柔らかく包んでくださってました

お母ちゃんが笑顔じゃないところって見たことなかったんで
そんな母親を怒らせたナオコがどれだけ
お互い心を痛めたんだろうと思うと胸がぎゅーっとなりました

大吉:
富田さんも物語中に年を重ねるじゃないですか
本当におばあちゃんになってしまうのは、女優さんってすごいなぁって
歳は僕らと変わらないはずなのに
もちろん戸田さんもそうですけど ドラマ上では46、7


メール:
15歳のキミコと40代、50代のキミコでは
どちらのほうが演じるのが難しかったですか?


戸田:
15歳の時のほうが難しかったですね
体力的にもそうですけど

私の声質が低いっていうのもあって
若い時って声のトーンが高いじゃないですか
でもあんまりやるとコントになっちゃうし
歳老いた時もそうですけど
なかなか難しかったです


「キミコの名シーン」
穴窯の火が燃え上がり「火事だ!」と消そうとする母を止めてもっと燃やす

大吉:言われてみれば、第1話の最初のシーンから始まりましたよね

戸田:
第1話の時は、あのシーンしかなかったので、その前後がわからなくて
どうしてキミコがああいう風になったんだろうな
っていうのがわかってなかったんですけど

脚本が上がっていく中で分かっていくと
やっぱり芝居が変わるなと思って

たくさんのものを犠牲にして陶芸に対して熱を注ぐキミコの
狂気じみた熱意っていうのが私自身もドキドキしましたし

子どもの頃からお風呂を沸かすところだったり
陶芸に繋がっていくものっていうのはありましたけど
やっぱり真骨頂だったと思います

華丸:
ずっと火をくべても温度は上がらないし、結構長かったじゃないですか
あの頃俺もイタリアンとか行ってピザ窯をこうやってみてました(ww

大吉:子どもの貯金とかにも手を出してましたもんね

木本:
ヒロインなのでずっといるにも関わらず
ちょっと空いたら、ずっと土の練習してるんですよ
それであの穴窯の成功に至るって

そこまでたどり着いた時のキミちゃんの
常軌を逸した演技というのがすごいリアルで
また号泣して家族に「そんな泣く?」って言われて

大吉:陶芸にはハマりましたか?

戸田:
ハマりますね
その時々によって同じ茶碗でも表情が違いますし
科学の世界だなと思って
できれば続けて行きたいなと思っています


「木本さんは朝ドラ2回目の出演 『ごちそうさん』」
木本さんはヒロインの夫が働いている市役所の上司役として出演していました




近江:朝ドラの現場ってどうですか?

木本:
セットとかすごいリアルなので
僕みたいな俳優じゃない人間がその場に入っても
パッと雰囲気に入っていきやすくて

朝ドラのスタッフさんてみんなすごいウェルカムなので
「どれだけできるの?」っていう空気は全くないんです
「行ける、行ける」って言う感じでやらせてもらえるので楽しくて

完全に主役の方が座長っていう感じで現場を仕切るので
杏ちゃんの時と戸田さんの時は全然空気が違って
戸田さんの時は、基本的に男前な人だと思っているから「男座長」のイメージでした

大吉:座長から見て役者の木本くんはどうですか?

戸田:
本当に心でお芝居してくださっているのがすごいわかるんです
だから荒木荘を卒業する時の涙もそうだし
雄太郎さんからの愛情っていうのがとてつもなく大きくて
木元さんから沢山愛情をもらいました
自然にお芝居ができました

木元:そんなのをもっと早く言ってくださったらもっと変わったかもしれない(w


「戸田さんは、吉本新喜劇のファン」

戸田:
楽しかったです 辻本さんとのお芝居は楽しかった




テルコのお母さん、ヤスエさんもすごい楽しくて
本編ではないですけどテストの時とかに
吉本らしいリアクションを取ってくださったりするんです それが嬉しくて

辻本さんがクランクアップの時に
お写真を撮らせてもらったんですけど
私の顔面が崩壊していてヤバいなって思いました


大吉:全部で11ヶ月 改めて振り返っていかがでした?

戸田:
自分が想像していたよりも遥かに大変な現場ではありましたけれども
スタッフ、キャストの皆さんから
とんでもないくらいの愛をもらって財産となる時間になりましたし
これからも守っていきたいものがあるなと改めて思いました

大吉:
マネージャーの中山さんからメッセージが届いていまして
「長期間の撮影お疲れ様でした とにかく今はゆっくり休んでください」

戸田:本当にゆっくり休みたいです


<メール&FAX コーナー>

近江:休校ということで10代の方からもたくさんいただきました














木本:
事前に初めてボイストレーニングを経験して、ピアノ一つでいちから
もしそれがなかったら多分放送できたもんじゃなかったと思います
ありえないと思うんですけど、もし僕が紅白に出たら
戸田さんが僕の隣でずっと立っててくださる

戸田:いくら止められたとしても絶対に行きます

木本:僕がブランコに乗って、後ろから押したいって(ww





戸田:
私はどっちも欲しいタイプなので
何かを犠牲にすることなく大事にしながら
穴窯をやっていって欲しかったなと思ってます





戸田:そうですね みんな関西弁で喋ってたような

木本:
特にキミちゃんはずっと関西弁なんで
今こうやって標準語で喋っているのがすごく新鮮です

戸田:
兵庫県出身なんですけど、ずっと1年間朝ドラをやっていたので
昨日違うお仕事してたんですけど標準語が分からなくなっちゃって
関西弁が楽だなと思っちゃいました

大吉:でも松下さんは東京の方だから、すごく関西弁に苦労したと

戸田:
なんかずっと YouTube だったり
いろんなもので芸人さんたちの関西弁を聞いていた

大吉:相当、中川家を聴きこんだっておっしゃってました(ww


メール 40代:またいつか朝ドラ出てみたいですか?

戸田:今はちょっと休みたいですね

近江:
改めて『スカーレット』ファンの皆様に
今後の見所とメッセージをお願いします

戸田:
息子のタケシとこれからどうやって病気を乗り越えていくのか
2人の前向きな姿を見守っていただければと思います
最後まで楽しんでみてください





コメント

朝ドラ「スカーレット」 最終週

2020-04-01 13:32:44 | ドラマ
朝ドラ「スカーレット」

●最終週 炎は消えない


もう最終週かあ


【内容抜粋メモ】

タケシの作品をしみじみ観るキミコ
キミコ:お母ちゃんの心 今いっぱいや 幸せやな


安田:
トモヤの遺品を整理してたらタケシ宛に封筒があった
よかったら受け取ってください


ハチロウは得意の卵焼きを作っている
ハチロウ:お父ちゃんからのお祝いや





大崎から電話:
変わったことはないですか?
食欲はあるんだけど料理の味がわからなくなってきたと話してくれた
味覚障害かもしれません
でもお母さんは今まで通りで構いませんよ


お祝いに特上のうな重を頼むが味が分かっていない様子のタケシ
タケシから卵焼きの感想を聞きたいハチロウ
食べるのを途中でやめて




タケシ:ごめん ほんまは味がしない
キミコ:気にせんとき 食べないと力つきひん

ハチロウ:
あの皿な 水だけやない 太陽の光も感じる ほんまにええ皿や
お父ちゃんができへんかったことをやり遂げたな
味覚が戻ったらもっと美味しい卵焼き作ったるわ

タケシ:
お父ちゃんの玉子焼き
この先何回作ってもらっても味はわからん
こんなんなる前に作ってくれや!

僕を越えたなんてよく言えるな
越えられて悔しくないんか
そういう意地はないんか
がっかりや 情けないで

部屋にこもってしまう
行こうとするハチロウを止めるキミコ

キミコがクスリを持って入ると
トモヤからの手紙を見せる

「川原たけしさんへ おれは」だけ

タケシ:
何を書きたかったんだろう?
大阪に遊びに行こうっていう話もした
好きな子がいるという話も
バイクの後ろに好きな子を乗せて琵琶湖一周したるって言ってた

書きたいこといっぱいあったんだよな
それが俺は、で終わってる
俺は終わりじゃない
生きていたい と泣く





皿から音がする




タケシ:
こういう皿の形状やからだろうか
釉薬の塗り方もあるんやろか

キミコ:あるやろな

タケシ:
焼きあがって完成したと思ってたのに、終わってなかったんや
生きてるんやな

キミコ:生きてるで 作品は生き物や


本焼きをして冷ましている間にひび模様が器に広がります
聞こえてきたのはかすかにひびが入る音
器が生きている音です



(土も石も木もみんな生きていて、全部、宇宙と繋がっている



キミコ:体調悪くないならご飯食べ
タケシ:味がしない

キミコ:
お母ちゃんはあんたが生きていくことしか考えてない
生きていくために食べてください
今日の予定は?

タケシ:なんもない ご飯食べるのが今日の仕事や


陶芸教室にシンサクが若い部下二人を連れてくる 鳥居と岩崎






鳥居と岩崎:
信楽で活動されている陶芸家さんの作品を集めた展示会をやります
陶芸家だけじゃなくて一般の方々の作品も展示します

小さなイベントですけど、小さなことを積み重ねて
私たち若い世代がバトンを引き継いで
生まれ育った町を盛り上げていこうと思います
よろしくお願いします


キミコ:
作品がうまいこといったらトモヤ君に見せるって言ってたよな
琵琶湖大橋を渡って見せに行ったらいい
トモヤくんのお母さんに

タケシ:一緒に行かへん?

キミコ:
そんな暇のうなった
京都の展示会もあるし
今年はもう1回穴窯を炊く
みんなの陶芸展に出品しようと思う
役場のタケシと同じ若いコらが企画した
誰でも参加できる 子どもも大人も




タケシ:
参加しようかな
お母ちゃんの作品の横に並べてええ?

キミコ:
あかん 親の力借りて出品するんか?
参加するんやったら自分で言い
自分で頭下げなさい

タケシ:年明けやったらそれまでに作品一つ、二つは作れる
早速準備を始める


役場に電話して参加することを伝える
岩崎は中学の同級生だった

タケシ:
みんなの陶芸展に俺の一角を作ってもらう
ザ・川原タケシコーナーや!
鳥居さんが作品見せてくださいって

(ご飯を美味しそうに食べる

味はわからなくてもわかる
食べ慣れたお母ちゃんの味や
思い出しながら食べたらええ


鳥居と岩崎がやってくる
作品を見せると「綺麗やな」「洒落てる」なと感激する

スミダ:
なかなかのもんやな
売れるんちゃうか
結構な値付けてもいけそうや
お父さんの影響を受けてるんじゃないですかね、この作風は


タケシが準備をしているとナナも土でたこ焼きを作る





ナオコが2人をドライブに誘う
ナオコ:愛を語るドライブや 琵琶湖一周でもしようか

夜中にくたくたになって戻る3人
迷って琵琶湖には行けず、その辺をぐるぐる回った

ナオコ:
姉ちゃん、あかまつ行こう 気をきかせや!
門限までゆっくりしてき
愛を語り合うんやで


タケシ:
ここ座って 似顔絵描いたろ
会えるうちに描いとかんとな






ナナ:
うちな、お母さんに言うたんよ 好きな人いること
普通はいちいち言わない
普通やないから言うたんよ
特別な人や







ナオコ:
車の中で後ろの席に2人が座ってて
もっとひっついて座ったらええのに離れてる
じれったくなってもっとひっつけって言うたった
ほやけど開いたまんまや
おしゃべりはするのに 不思議なもんやな

ベタベタしてるより離れてる2人を見て
ほんまに好きなんやな
タケシはナナちゃんのこと大事に思ってるんだなって

大津で布袋さんと待ち合わせしてる

キミコも挨拶に行くと言うと断る
キミコ:なんかあったな 聞いたろか

(離婚したり、パートナーとうまくいってないのに
 自分の子どもには「いつ結婚するの?」って何度も聞いたり
「早く彼女(彼氏)を作れて」って言うのって
 どういう心理なんだろうなといつも不思議に思う





ナオコ:
布袋さんは大学出てるだけじゃなくて要領も良くて賢い
だから最初は反対された、骨髄移植のこと

検査しようかと思っていた朝に布袋さんが言った
「もし一致したらドナーになる覚悟はあるんか?
 一致したけどやっぱりやめるって言ったら
 それこそ偽善になる」って叱られた

(骨髄移植が大変な手術になるというイメージはあるけれども
 危険性があるとは知らなかった

そうやって布袋さんが正しいことを言ってくれてる時
鮫島の顔が浮かんで
あいつやったらこういう時
「ドナー? やりましょう!」ゆって喜び勇んで検査に行くわ




空襲の時、防空壕に逃げる途中でお姉ちゃん、うちの手離した
どんだけ心細かったか鮫島に言ったことがある
なんて言ったと思う?

「手を離してしまったお姉さんも辛かったよな」って
そんなのうちかてわかってるわ!

「手は強くつなげばつなぐほど手汗かいて、
 たまには離さないといかんよ
 それが仲良く手をつなぐコツや」
言うねん
ほんまに呆れるわ 泣きながら笑う




(みんなの心の中にこうした傷ついたインナーチャイルドがいるんだな


キミコ:今、鮫島さんどこにいるの?

ナオコ:
別れた時、一人で東京行くって言ってた
一緒に商売やってる時の知り合いがいる蒲田だって言ってた

キミコ:
ナオコが働いてた町か 会いに行け
布袋さんに頭下げて一生懸命話してな
それで鮫島さん探しに行け
大事なもんは大事にせえ


翌朝

ナオコ:
またなかなか来られへんかも
探し物があんねん
ナナちゃんと仲良うな


みんなの陶芸展に向けてそれぞれが作品づくりを進めているうちに12月を迎えた

シンサクとテルコが来る
タケシは微熱があり寝ている
髪が抜けているのを見て心配するシンサク
キミコが腰をさすっていると寝てしまう




シンサクはジョージ富士川先生をキミコに呼んで欲しいと頼む
キミコ:また会えたらええな

ジョージ富士川、草間、チヤコへ3通の手紙を書くキミコ


ナナはタケシの絵を描いて見せ笑わせる






みんなの陶芸展初日









草間もチヤコも来る
出版記念パーティーで会ったことがあると思い出す
テルコが草間流柔道の話をしてびっくりするチヤコ


タケシ:
夕べ夢を見た
みんなの陶芸展の俺のコーナーに誰も来ない
みんな素通りした
作品を作っても誰も相手にしない
お母ちゃんも思ったりせーへんの?
誰一人認めてくれない

キミコ:
一人もおらん言うことはないからな
一人は絶対いる 自分や
迷ったときはその一人に聞いたらいい
その一人だけは絶対味方や

(悟ってるなあ


チヤコ:
スケジュールギチギチなんでそろそろ行こうかな
草間さんお仕事は?

草間:
今はのんびりしてます
翻訳や通訳の仕事を時々頼まれてやるくらいで

草間の手を握り
チヤコ:これ、チヤコからてタケシくんにあげといてもらえます?







草間はタケシの手を握って
草間:今のは安藤さんから 今度は僕から

大野夫妻も来る
可愛い埴輪がいる!!
子どもの発想は自由で無敵だな





ユリコの子どもから4月のピアノ発表会に来てくれと頼まれるタケシ
タケシ:じゃあ楽しみにしてるな

ジョージ富士川も来る




ジョージ:
ええ色出てるなあ
器は使われることでまた違った魅力を見せてくれるんやな

タケシの作品も見る
タケシ:前に講演会をお聞きしました
ジョージ:ちいちゃい頃に実演会もやったんやで

タケシ:
それはちょっと覚えてなくて
よかったら本にサインもらえますか?

ジョージ:買うてくれたんや、嬉しいな!


突然イベントを始めるジョージ富士川






ジョージ:
今日が私の1日なら 私はどんな1日にしますか?
何でも好きに書いてや

子どもたちが嬉しそうに書き始める
タケシも書く




キミコが後で見ると
「いつもと変わらない1日は 特別な1日」と書いてある





ナオコらは琵琶湖まで行き
昔のように「海やー!」と走り出す

キミコ:日本一の湖や よう見とけ こっちの心も大きなるで





みんなで写真を撮る
まだフィルムカメラか





4月
タケシは桜と桃と交わしたピアノ発表会を見に行くという約束を果たすことができた

なんだか元気のないタケシに
キミコ:ぎゅーしたろか
タケシ:もう年やで恥ずかしい

キミコ:ぎゅーーー!!!
タケシ:幸せや

キミコ:幸せか
タケシ:幸せや ありがとう





2年後 桜の季節
タケシは26歳の誕生日を前にして旅立ちました

(あっけないけど、病院で缶詰になったりするシーンよりいいと思う


工房に大崎が来る

キミコ:
あれがタケシの作品です
手に取ってみてやってください

大崎:綺麗ですね







大崎も試してみる

キミコ:
中に釉薬が入ってるんです
それを皿に向かってかけてください
模様になるんです

大崎:
亡くなる3日前に握手をしたんです
集中治療室で目を少し開けた時があって
手が動いたので「大丈夫だよ」って握ってあげたら握り返してくれたんです
意外に力強くて凄いなって
こっちも両手で手をそっと握り返して握手をしたんです





一人で食事をしているとハチロウが来る

キミコ:長崎に何しに行くん?

ハチロウ:
僕も挑戦することにした
卵の殻みたいに軽くて薄い磁器

それをやってみたい
名古屋を引き払って




キミコ:
うち、タケシに「絶対死なさへん」言うてしもた
「お母ちゃんが生かしたる」ゆうた
エゴやな うちの悪いクセや
なんとかしたかった
そんなの無理やのにな

ハチロウ:
あかまつでタケシが生まれた日の話をした 嬉しくて
タケシは聞いて笑うてた

ほんで、「お母ちゃんに言っといてほしい
俺を産んでくれてありがとう

やっぱり言わんで 恥ずかしい 取り消しや!」
言うてしもた

キミコ:聞いてしもた ありがとう
ハチロウ:また会って話ししよな


また作品づくりに没頭するキミコ
こうして無心で取り組めることがあるって素晴らしいな





また穴窯に火を入れて焼く







終わり方もサッパリしててカッコいい



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