・奇跡の星 地球からの脱出 前編
【内容抜粋メモ】
人類が生き残るためには遅かれ早かれ
地球から脱出しなければならないでしょう
しかし、故郷の星を離れた途端
私たちは危険にさらされることになります
(なぜ旅立つ前提なんだ?
まあ、惑星にも寿命があるけれども
もう少しこの奇跡の星を守っていこうよ
「太陽フレア」
太陽は常に放射線を吹き出しています
その表面では時折太陽フレアという爆発が起きていて、地球の生命を脅かしかねます
地球は大気中の磁場によって守られています
磁場は致死的な放射線から私たちの体への直撃を防いでいるのです
国際宇宙ステーションでは、人間は地球上よりはるかに無防備です
太陽フレアによる大量の放射線の接近が知らされると
宇宙飛行士たちはステーション内で
最も被害が防げる場所へと移動して嵐をやり過ごします
太陽だけではありません
宇宙ではあらゆる放射線にさらされます
奇妙なことが時々起こります
暗闇に光が見えるのです
「超新星爆発」
銀河系にある星が超新星と言われる大爆発を起こして消滅すると
高エネルギーの宇宙線を放ちます
宇宙線は放射線の一種で、光とほぼ同じスピード毎秒およそ30万 km で進みます
放射線の粒子は冥王星近くを通過し、わずか5時間で地球に到達します
もし大気圏の外側にいたら、その直撃を防ぐものは何もありません
ほとんどの場合は気づきませんが
時折そうした宇宙線の一つが視神経を通過します
すると私たちの視覚はそれを一瞬の光として捉えます
私が見たのは自分の体を通過する放射線だったのです
致命的な問題になりかねません
放射線の直撃を受けて癌になる可能性が増すばかりか
すぐに放射線障害の症状が出てきます
宇宙線で何週間も何ヶ月も過ごすとしたら
放射線がもたらす突然変異への対策が必要です
現在の自己修復能力だけでは対処できません
別の星への移住には放射線対策が必要です
それなら宇宙空間と同じように放射線測定器の針が触れる場所で考えてみましょう
(放射線が危険だってわかっているのに
なぜ今なお原発を使い続けて、増やそうとまでしているのか?
ウクライナ チェルノブイリ
※「作家別」カテゴリー内「本橋成一さんまとめ」参照
突然変異ハンター ティモシー・ムソー
突然変異が少し余計に起きると、進化の過程にどんな影響が現れるのか?
チェルノブイリは危険な場所ですが、こうした研究に貴重な材料を与えてくれます
(半袖で歩いているけど大丈夫?
1986年 あの原発事故が起こりました
放出された放射性物質は、広島の原爆の400倍と言われています
原子炉の爆発は、まるで火山の噴火のようで
放射能を帯びた金属が空に舞い上がりバラバラに地上に落ちると
あちこちにホットスポットを作り出しました
誰もいない死んだ町を歩く
かつては幸せな日常があったことを思い起こさせる風景に出くわすと
空恐ろしい気分になります
事故の影響を受けた物がないかよく観察します
裏の住宅に垂れ下がっていた蜘蛛の巣の多くは異常な形をしていました
網の目が不規則で大きな穴が開いているものもありました
まともな蜘蛛の巣が作れなくなっていたのです
変化したのは行動だけではありません
見た目が一変してしまったもの
このカメムシなら一目瞭然です
(虫カンベン・・・
背中の模様を上から見るとアフリカのお面のようです
大きな目が2つ、鼻とあごが左右対称になっているので
何か異常があればすぐに分かります
ある日、同僚が1匹つまみ上げると
お面の目が1つしかなかったんです
それからはこのカメムシをたくさん集めました
異常な絵柄のカメムシは、放射線量の高い場所にしかいませんでした
驚くべき発見は、あの環境に適応したと思われる生物がいたことです
事故後、数千の世代を経た細菌は、放射線への耐性が高まっているようなのです
(細菌最強!
人類は自らの可能性を広げ、別の惑星へ進出しようとしています
微生物に備わった防御システムの研究をさらに進めれば
人体を放射線から守る方法を見つけられるかもしれません
地球上だけでなく宇宙空間に行っても
火星への旅人は宇宙で9ヶ月間生き延びなければなりません
しかし無事に到着しても、待ち受けるのは最大の課題 心の問題です
宇宙から眺めるお気に入りの場所があります
生まれ育った町、結婚した場所、休暇で訪れたところ
まるでプレゼントの包みがひとりでに開くような喜びです
地球から離れれば離れるほど深刻になるのが
人類から隔絶された乗組員たちのメンタルヘルスの問題です
人類から切り離された遥か彼方の宇宙にいると疎外感を感じます
何も悪いことをしていないのに刑務所に入れられたような気分です
(宇宙は愛で溢れているのに、狭い宇宙船に閉じ込められてるからじゃない?
意識は時間も空間も距離もない世界
火星に向かう宇宙船の司令官になったとしたら、乗組員にはこう言います
「我々は今から火星人だ」
アメリカ ハワイ(火星かと思った!
火星シミュレーションの日記 NASA ジョスリン・ダン
彼らはこの90平方メートルのドームで本当に4ヶ月以上も暮らしてきたのか
ミッションの半分が経過したけど、とても信じられない
隔離された閉鎖的な環境
まるで囚われの身だ
ハワイ宇宙探査アナログ・シュミレーションでは
宇宙で人間を安全かつ幸せに保つ方法を研究中だ
互いに仲良くやっていけるか
頭が変にならないか
火星ミッションに要する2、3年の間うまく共同作業ができるか
(『惑星ソラリス』みたい
・「ソラリス」スタニスワフ・レム著@100分 de 名著
火星で暮らすことがいかに大変か
ちょっとした散歩ですら大がかりな技術が必要です
でも最大の難関は技術的なことばかりではありません
人間の脆さです
海はないし、ヤシの木もない
見渡す限り黒や赤の溶岩です
(青い空や太陽だって火星にはないじゃん
この実験施設では、重力は普通で、火星の過酷な環境はありませんが
閉鎖された環境、友だちや家族から隔離された空間は存在します
(あんな宇宙服を着て、急に気持ち悪くなったらどうするんだろう?
トイレに行きたくなったり 顔も掻けない!
そのストレスは心理面だけではなく行動にも及びます
家族と離れるのはほんの1、2週間でも堪えるものですが
地球との別れは次元の違う辛さです
あなたは開拓者で、故郷を見ることは二度とないのです
持てるものは全て地球から持ってきました
後は現地調達あるのみ
幸いそれは人間の得意分野です
モロッコ アイット・ベン・ハドゥ
干しレンガ職人 モハメド・エル・ガニー
16歳になった時から父の元で働き始めました
父は土の正しい掘り起こし方、水を加えてうまく混ぜ合わせる方法を教えてくれました
土と藁みたいなのを足で混ぜ合わせてる
「早くしろ 行くぞ!」ってまるで奴隷に言ってるみたい
アイット・ベン・ハドゥの集落はこの土だけを使って築かれました
外からは何も持ち込んでいません(全部土壁なんだ/驚
父の話ではこの集落の建物は、11世紀からずっと建ち続けているということです
火星の塵に似せた物を使って、どこか別の星に入植地を作る方法を考えています
もう第一歩を踏み出しているのです
(ヒトは侵略が大好きだね
宇宙の長旅を生き抜き、別の星に住めたとしても
人類の存続は危ういかもしれません
人間が別の生物に変わってしまうかもしれないからです
生物は生存に最も適した場所に住み着きます
軌道上からは人類が選んだ場所がよく見渡せます
こうした居住パターンは今後も繰り返されるでしょう
ある地域の条件があまりにもいいと
希望者が多すぎて土地が足りなくなるのです
(高層ビル街は外から見ると本当に異常
今回NYでコロナ感染者が急激に増加したのは
この過密さ・普段からマスクをしない習慣・個人主義・差別等
さまざまな膿が浮き出た結果じゃないだろうか?
私たちは自然界に手を加えて
人類にとって住みやすい場所になるよう地球を変えてきました
農地、棚田、ダムなどを作り、もともとあった自然環境を作り変えてきたのです
別の惑星に移住したら同じことをしなければなりません
それは同時に私たちはその環境から影響を受けることを意味します
人体は置かれた環境に適応しようと絶えず自らを変え続けます
(また同じことをしたら、またその星を汚染して脱出しなくちゃならないじゃん
インドネシア トミニ湾
バジャウ族の漁師 ファンディ
私がこの海でよく獲るのはハタやバラクーダなどの魚です
バジャウ族は海の民です
子どもたちは歩くより先に泳ぎを覚えます
ゴーグルもタンクも必要ありません
彼らの体がそう適応したのです
素潜りで槍を持って魚の群れを追う
私たちは素潜りが得意です
なぜなら先祖代々受け継がれてきたものがあるからです
それは海に潜って魚を獲るための知恵です
私は海底で3分間息を止めていることができます/驚
(自分たちで獲れるだけの魚を獲っていたら
海は私たちに豊かな恵みを永遠にもたらしてくれるのに
私たちは漁網などで長年獲り過ぎてしまったんだ
彼らの眼の水晶体は適応を遂げ、水中での視力は我々の2倍です
人は短期的には適応し、長期的には進化します
もう一つの地球はきっとあるでしょう
でも到着するまでに数世代を要するかもしれません
宇宙で生まれた人間には何が起こるのでしょう?
それを検証するため、成長の速度が極めて速い生物を
宇宙ステーションに持って行き発達過程を調べてみました
「クラゲ」
クラゲは毛のような小さなセンサーを持っていて
それが重力を感知することでどちらが上かを知ります
人間の内耳にある器官のようなものです
宇宙に持って行ったクラゲは、発達に異常がみられました
宇宙で生まれたクラゲに至っては
地球に戻ってもどっちが上かわからなかったのです
宇宙への移住は予測できない変化を人体にもたらすかもしれません
でも旅の途中、どんな困難に遭おうと
人類は必ず生き延びる方法を見つけ出すでしょう
しかし代償は避けられません
我々がよく知る人という種は地球でしか生きられません
別の星に着いた人間は、もはや地球人ではなく異星人になるのです
(エリア51で捕らえられた宇宙人は、未来の地球人だった説
物事の本質は遠く離れてみないと分からないことがあります
家にいると家族の大切さが分からないように
地球と人間は切っても切り離せない間柄です
原初の生命が進化し、今別の星を目指すとしても
地球は私たちの心と体の中に居続けます
人類はやがてこの星を旅立つかもしれません
でも地球はいつも私たちの中にいます
【内容抜粋メモ】
人類が生き残るためには遅かれ早かれ
地球から脱出しなければならないでしょう
しかし、故郷の星を離れた途端
私たちは危険にさらされることになります
(なぜ旅立つ前提なんだ?
まあ、惑星にも寿命があるけれども
もう少しこの奇跡の星を守っていこうよ
「太陽フレア」
太陽は常に放射線を吹き出しています
その表面では時折太陽フレアという爆発が起きていて、地球の生命を脅かしかねます
地球は大気中の磁場によって守られています
磁場は致死的な放射線から私たちの体への直撃を防いでいるのです
国際宇宙ステーションでは、人間は地球上よりはるかに無防備です
太陽フレアによる大量の放射線の接近が知らされると
宇宙飛行士たちはステーション内で
最も被害が防げる場所へと移動して嵐をやり過ごします
太陽だけではありません
宇宙ではあらゆる放射線にさらされます
奇妙なことが時々起こります
暗闇に光が見えるのです
「超新星爆発」
銀河系にある星が超新星と言われる大爆発を起こして消滅すると
高エネルギーの宇宙線を放ちます
宇宙線は放射線の一種で、光とほぼ同じスピード毎秒およそ30万 km で進みます
放射線の粒子は冥王星近くを通過し、わずか5時間で地球に到達します
もし大気圏の外側にいたら、その直撃を防ぐものは何もありません
ほとんどの場合は気づきませんが
時折そうした宇宙線の一つが視神経を通過します
すると私たちの視覚はそれを一瞬の光として捉えます
私が見たのは自分の体を通過する放射線だったのです
致命的な問題になりかねません
放射線の直撃を受けて癌になる可能性が増すばかりか
すぐに放射線障害の症状が出てきます
宇宙線で何週間も何ヶ月も過ごすとしたら
放射線がもたらす突然変異への対策が必要です
現在の自己修復能力だけでは対処できません
別の星への移住には放射線対策が必要です
それなら宇宙空間と同じように放射線測定器の針が触れる場所で考えてみましょう
(放射線が危険だってわかっているのに
なぜ今なお原発を使い続けて、増やそうとまでしているのか?
ウクライナ チェルノブイリ
※「作家別」カテゴリー内「本橋成一さんまとめ」参照
突然変異ハンター ティモシー・ムソー
突然変異が少し余計に起きると、進化の過程にどんな影響が現れるのか?
チェルノブイリは危険な場所ですが、こうした研究に貴重な材料を与えてくれます
(半袖で歩いているけど大丈夫?
1986年 あの原発事故が起こりました
放出された放射性物質は、広島の原爆の400倍と言われています
原子炉の爆発は、まるで火山の噴火のようで
放射能を帯びた金属が空に舞い上がりバラバラに地上に落ちると
あちこちにホットスポットを作り出しました
誰もいない死んだ町を歩く
かつては幸せな日常があったことを思い起こさせる風景に出くわすと
空恐ろしい気分になります
事故の影響を受けた物がないかよく観察します
裏の住宅に垂れ下がっていた蜘蛛の巣の多くは異常な形をしていました
網の目が不規則で大きな穴が開いているものもありました
まともな蜘蛛の巣が作れなくなっていたのです
変化したのは行動だけではありません
見た目が一変してしまったもの
このカメムシなら一目瞭然です
(虫カンベン・・・
背中の模様を上から見るとアフリカのお面のようです
大きな目が2つ、鼻とあごが左右対称になっているので
何か異常があればすぐに分かります
ある日、同僚が1匹つまみ上げると
お面の目が1つしかなかったんです
それからはこのカメムシをたくさん集めました
異常な絵柄のカメムシは、放射線量の高い場所にしかいませんでした
驚くべき発見は、あの環境に適応したと思われる生物がいたことです
事故後、数千の世代を経た細菌は、放射線への耐性が高まっているようなのです
(細菌最強!
人類は自らの可能性を広げ、別の惑星へ進出しようとしています
微生物に備わった防御システムの研究をさらに進めれば
人体を放射線から守る方法を見つけられるかもしれません
地球上だけでなく宇宙空間に行っても
火星への旅人は宇宙で9ヶ月間生き延びなければなりません
しかし無事に到着しても、待ち受けるのは最大の課題 心の問題です
宇宙から眺めるお気に入りの場所があります
生まれ育った町、結婚した場所、休暇で訪れたところ
まるでプレゼントの包みがひとりでに開くような喜びです
地球から離れれば離れるほど深刻になるのが
人類から隔絶された乗組員たちのメンタルヘルスの問題です
人類から切り離された遥か彼方の宇宙にいると疎外感を感じます
何も悪いことをしていないのに刑務所に入れられたような気分です
(宇宙は愛で溢れているのに、狭い宇宙船に閉じ込められてるからじゃない?
意識は時間も空間も距離もない世界
火星に向かう宇宙船の司令官になったとしたら、乗組員にはこう言います
「我々は今から火星人だ」
アメリカ ハワイ(火星かと思った!
火星シミュレーションの日記 NASA ジョスリン・ダン
彼らはこの90平方メートルのドームで本当に4ヶ月以上も暮らしてきたのか
ミッションの半分が経過したけど、とても信じられない
隔離された閉鎖的な環境
まるで囚われの身だ
ハワイ宇宙探査アナログ・シュミレーションでは
宇宙で人間を安全かつ幸せに保つ方法を研究中だ
互いに仲良くやっていけるか
頭が変にならないか
火星ミッションに要する2、3年の間うまく共同作業ができるか
(『惑星ソラリス』みたい
・「ソラリス」スタニスワフ・レム著@100分 de 名著
火星で暮らすことがいかに大変か
ちょっとした散歩ですら大がかりな技術が必要です
でも最大の難関は技術的なことばかりではありません
人間の脆さです
海はないし、ヤシの木もない
見渡す限り黒や赤の溶岩です
(青い空や太陽だって火星にはないじゃん
この実験施設では、重力は普通で、火星の過酷な環境はありませんが
閉鎖された環境、友だちや家族から隔離された空間は存在します
(あんな宇宙服を着て、急に気持ち悪くなったらどうするんだろう?
トイレに行きたくなったり 顔も掻けない!
そのストレスは心理面だけではなく行動にも及びます
家族と離れるのはほんの1、2週間でも堪えるものですが
地球との別れは次元の違う辛さです
あなたは開拓者で、故郷を見ることは二度とないのです
持てるものは全て地球から持ってきました
後は現地調達あるのみ
幸いそれは人間の得意分野です
モロッコ アイット・ベン・ハドゥ
干しレンガ職人 モハメド・エル・ガニー
16歳になった時から父の元で働き始めました
父は土の正しい掘り起こし方、水を加えてうまく混ぜ合わせる方法を教えてくれました
土と藁みたいなのを足で混ぜ合わせてる
「早くしろ 行くぞ!」ってまるで奴隷に言ってるみたい
アイット・ベン・ハドゥの集落はこの土だけを使って築かれました
外からは何も持ち込んでいません(全部土壁なんだ/驚
父の話ではこの集落の建物は、11世紀からずっと建ち続けているということです
火星の塵に似せた物を使って、どこか別の星に入植地を作る方法を考えています
もう第一歩を踏み出しているのです
(ヒトは侵略が大好きだね
宇宙の長旅を生き抜き、別の星に住めたとしても
人類の存続は危ういかもしれません
人間が別の生物に変わってしまうかもしれないからです
生物は生存に最も適した場所に住み着きます
軌道上からは人類が選んだ場所がよく見渡せます
こうした居住パターンは今後も繰り返されるでしょう
ある地域の条件があまりにもいいと
希望者が多すぎて土地が足りなくなるのです
(高層ビル街は外から見ると本当に異常
今回NYでコロナ感染者が急激に増加したのは
この過密さ・普段からマスクをしない習慣・個人主義・差別等
さまざまな膿が浮き出た結果じゃないだろうか?
私たちは自然界に手を加えて
人類にとって住みやすい場所になるよう地球を変えてきました
農地、棚田、ダムなどを作り、もともとあった自然環境を作り変えてきたのです
別の惑星に移住したら同じことをしなければなりません
それは同時に私たちはその環境から影響を受けることを意味します
人体は置かれた環境に適応しようと絶えず自らを変え続けます
(また同じことをしたら、またその星を汚染して脱出しなくちゃならないじゃん
インドネシア トミニ湾
バジャウ族の漁師 ファンディ
私がこの海でよく獲るのはハタやバラクーダなどの魚です
バジャウ族は海の民です
子どもたちは歩くより先に泳ぎを覚えます
ゴーグルもタンクも必要ありません
彼らの体がそう適応したのです
素潜りで槍を持って魚の群れを追う
私たちは素潜りが得意です
なぜなら先祖代々受け継がれてきたものがあるからです
それは海に潜って魚を獲るための知恵です
私は海底で3分間息を止めていることができます/驚
(自分たちで獲れるだけの魚を獲っていたら
海は私たちに豊かな恵みを永遠にもたらしてくれるのに
私たちは漁網などで長年獲り過ぎてしまったんだ
彼らの眼の水晶体は適応を遂げ、水中での視力は我々の2倍です
人は短期的には適応し、長期的には進化します
もう一つの地球はきっとあるでしょう
でも到着するまでに数世代を要するかもしれません
宇宙で生まれた人間には何が起こるのでしょう?
それを検証するため、成長の速度が極めて速い生物を
宇宙ステーションに持って行き発達過程を調べてみました
「クラゲ」
クラゲは毛のような小さなセンサーを持っていて
それが重力を感知することでどちらが上かを知ります
人間の内耳にある器官のようなものです
宇宙に持って行ったクラゲは、発達に異常がみられました
宇宙で生まれたクラゲに至っては
地球に戻ってもどっちが上かわからなかったのです
宇宙への移住は予測できない変化を人体にもたらすかもしれません
でも旅の途中、どんな困難に遭おうと
人類は必ず生き延びる方法を見つけ出すでしょう
しかし代償は避けられません
我々がよく知る人という種は地球でしか生きられません
別の星に着いた人間は、もはや地球人ではなく異星人になるのです
(エリア51で捕らえられた宇宙人は、未来の地球人だった説
物事の本質は遠く離れてみないと分からないことがあります
家にいると家族の大切さが分からないように
地球と人間は切っても切り離せない間柄です
原初の生命が進化し、今別の星を目指すとしても
地球は私たちの心と体の中に居続けます
人類はやがてこの星を旅立つかもしれません
でも地球はいつも私たちの中にいます