■『ゆだねるということ』あなたの人生に奇跡を起こす法(上)
ディーパック・チョプラ著 住友進 訳
原題「The Spontaneous Fulfillment of Desire」
ディーパック・チョプラ
全米のスピリチュアル・リーダーとして絶大な人気を誇る
話題のベストセラー
『ゆるすということ もう、過去にはとらわれない』
※「読書感想メモリスト2」内[神との対話シリーズ]参照
『神との対話』で「この本も私が書かせた」と書かれていて
気になって買い、しばらく置いておいたけれども
読む時がベストなタイミングなんだといつも思う
けっこう今の私には難解な内容で
スピリチュアル系の動画の力も借りながら
また長くなるけれども、気になった所をメモった
体を動かして、イメージを膨らませ
時間を空けたりして、なんとか頭に入れている状態
でもほんとうは、魂はすべて最初から分かっていることなんだね
この人生は、ほんとうの自分を思い出すこと
この上巻は、私がよく使う「リンクした」と言っている
「シンクロニシティ」についての話がメイン
【内容抜粋メモ】
「わたしは善に憧れるものなり」 ビンゲンのヒルデガルド
<プロローグ>
「シンクロディスティニ(運命を変える偶然の一致)」
「奇跡は毎日起きている」
奇跡は日常に現れる流れ星のようなもの
流れ星はいつも空を横切っているが
日中はまぶしくて気づかないだけ
奇跡に気づくか無視するか、どちらを選ぶことができる
あなたの内面に存在する場は
まだ形として現れないすべてのものと関連しあっている
人は人生を物質的、感情的、スピリチュアルに変化させ
よりよくすることが出来
最終的には人生の目的を見つけ出せる
無意味な偶然の一致はない
すべては大切なメッセージ、人生で改めなくてはいけないことのヒント
虫の知らせなどに注意をはらうと、メッセージはよりはっきり聞こえてくる
偶然の一致を自ら起こすようになる
たいていの人は、かくれんぼをしている子どものように
見つけてもらいたいのに、見つからないよう願い
期待しながら爪を噛んでいる
悟りを開いた人は、あらゆる恐怖・不安を抱かない
私たちの宇宙を創る「知性の泉」に気づくこと
過去は「小さな奇跡」の積み重ね
眼を閉じて、過去24時間に実行したことを思い浮かべてみる
↓
そこから1つのテーマを選ぶ
(私は整頓した後だったから掃除・整頓を選んだ
↓
過去5年間をできるだけ鮮明に振り返る
↓
過去24時間のテーマに照準を合わせて
今にいたるまでの過去5年、そのテーマとあなたの関係を
具体的に追跡してみる
↓
そこの多くの「偶然の一致」を見出すはず
洞察し、少しでも状況が変わっていたら
あなたの人生はまったく違うものとなり
今とは別の人々に会い、違う仕事をしていたかもしれない
宇宙はあなたが夢見ているよりはるかに壮大な計画を用意している
私の父は伯爵の主治医をしていて
私と弟は祖父母に預けられていた
祖父が亡くなり、荼毘にふされ、灰はガンジス川にまかれた
弟はひどい日焼けをしたように皮膚がむけ、医師に診てもらうと
心の痛手のせいで病気への抵抗力を失ったのだろうと言った
実際、父母が帰国するとけろりと治った
幼い頃の出来事が、私を天職に導く種子をまいてくれたことが分かる
魂とはなにか理解する探究をし、健康と心の関連を調べる研究
学生時代いちばん親しかった少年オッポは
並み外れた言語感覚の持ち主で
彼が作家になると決意し、私もなりたいと言ったが
父は私を医師にしたかった
14歳の誕生日、父は私にW・サマセット・モーム著『人間の絆』などの本をくれた
私はこれらに深い感銘を受けて、医師になりたいと思った
まず、人体の謎を解くことで、魂の探究にも取りかかれると考えた
これらの人物はお互いシンクロ(同調)していた
本書をどのような状況で手にとりましたか?
何千冊の中でこれを選んだ理由は何ですか?
偶然の一致が起きている時、リアルタイムで気づくこと
注意を払うほど、シンクロニシティは起きる
その最終段階は、互いに関係しあっていると気づき
どう影響を及ぼしているか、同調しているか
1つの方向に泳いでいた魚が、一瞬で向きを変える時
そこにリーダーはいない
シンクロニシティは自然全体にいきわたっている
人は宇宙全体と繋がり、すべてを結びつけるスピリットに気づきます
本書は二部構成
上巻はシンクロニシティ、下巻は応用のための7つの原理の紹介
「2つの目標」
シンクロディスティニがどのような働きをしているのか
そのパワーを日常に生かすテクニックを学ぶこと
1ページが分からないからといって立ち止まらないこと
結論に導くよう構成されている
■第1部 無限の可能性
ほんとうの自分がいる「場」
物心がつくと「なぜ、私はここにいるのか?」などと疑問を抱き始める
子どもの頃、未来は自由にストーリーを描ける真っ白い紙だったのが
大人になると「諭され」、可能性は狭められ、縮んでしまう
シンクロディスティニは、真実の決断を下しながら人生を歩めるようになる
理想の人生を選び、魂を進化させる旅
3つの存在レベルとは
「第一のレベル 現実 物理的な領域」
私たちが慣れ親しんでいる目に見える宇宙のこと「現実世界」
物理的に時間は過去→現在→未来に流れているように見え、永遠ではない
すべては産まれ、いずれは老いて死ぬ
原因と結果の法則に支配されている
ニュートンの物理学
世の中の「常識」とされる出来事
「第二の存在レベル 量子 エネルギーの領域」
すべてが情報とエネルギーから成り立つ 実体がない
普通、「自己」と考える精神、思考、自我などは、この量子に入る
宇宙に存在している形あるものはすべて
量子エネルギーと情報が形となって現れたもの
アインシュタインの公式
物質とエネルギーは同じもの ラジオと似ている
エネルギーの束 波動 周波数(振動)で決定する
ヒトの知覚は鈍感で、存在を「物」として認識している
例:映画は1コマの間があるが、連続した映像に見える
エネルギーの場は、たえず他のすべてと接触・影響し合っている
ヒトはたえずエネルギーや情報を交換し合っている
例:
100m先のタバコの臭いが分かるということは
その人の息を吸っていること
「あらゆるものの間には仕切りはない」
ヒトの目は物体を三次元の個体に見えるよううプログラムされている
実際は、あなたのエネルギーは
触れた物体にほんの少し奪われている
物体からもエネルギーを受け取る
交換し合っている
宇宙では、モノは現れては消えている
ヒトも現れては消えている
精神はエネルギーや情報が集まる場
すべての思考はエネルギー・情報
「第三のレベル すべてである領域 知性・意識」
仮想領域、スピリチュアル、純粋な可能性
時間、空間は存在しない
「内面の2つのプロセス」
魂というすべてである知性
あなたをある行動に仕向ける総司令官に気付く
「精神世界の開拓者 ラリー・ドッシー博士のあげる3つの性質」
「無媒介性」原因も結果もない 因果関係がない
「非軽減性」すべての出来事の相互関係は変わらない
「即時性」移動する時間は必要ない 光も音もない
すべては、あらゆる場所で同時に複数の結果をもたらすことが出来る
偶然の一致をもたらす場ではあらゆる願望がすぐ叶う
仮想領域を現代物理学で解き明かす
哲学者はずっと「スピリット(魂)」の存在について論争してきた
これまで学校では「宇宙は個体の粒子+個体でない波長の2つで成り立っている」
と区別して教えてきた
「ハイゼンベルクの不確定性原理」
物理学者のシュレディンガーの思考実験は
ある種の奇妙な出来事を指摘した
同時に2つの別の場所に存在することを証明してみせた!
すべては同時に発生している
ヒトはすべて同じ身体の一部で、他の一部に変化が起きると
すべての部分に即座に影響が及ぶ
ミンコフスキーの八次元超空間
観察者として振る舞おうとするヒトの意識がなければ
すべては純粋な可能性としか存在できない
それは消滅するこもない 終わりもない
奇跡はけして大げさなものではない
アインシュタイン・ポドルスキーの逆説
意識が細胞を動かす
生きている細胞のすべてに意識があり
他の種の細胞に意思を瞬時に伝達できる
■2 自然のなかのシンクロニシティ
鳥が一瞬で方向転換して、同時に進路を変えるメカニズムを突き止めようと努力したが
まだ見つけ出せていない
鳥、魚の群れに見られる瞬間的な意思疎通を
人為的に機械で再現するのは不可能
それは宇宙のリズムに合わせたダンスとも言える
犬がシンクロニシティを実証する
犬と主人との間の瞬時のコミュニケーションの研究
非常に親密な関係にあると、飼い主の帰宅時間が分かる
匂いで分かる、帰宅時間が同じ、ということではなく
「家に戻ろう」と考えた瞬間
犬はどこにいても必ず起きてシッポを振り、玄関に座り、帰りを待つ
シンクロニシティの例は、むしろ動物界に数多く見られる
動物のほうが事物の本質に触れているから
ヒトは家賃、クルマ、日常の「やるべきこと」「心配」等のせいで
本質との繋がりを絶たれている
自分は他の人間とは違うというエゴがふくらむと
結びつきはより見えづらくなる
「相手の考えがすぐ分かる一卵性双生児」
「同調(entrainment)」
相関関係、シンクロニゼーション、共時性
アフリカのある種族は、妊娠が分かった瞬間に名前をつけ
その子のテーマソングをつくる(ステキ
その歌は誕生後も、成長の祝い、成人式、結婚式、葬式でも歌われる
これは母親が子どもと同調するための手段
「身体を維持できるのも、すべての領域と連絡しているから」
人体は百兆もの細胞からできている
受精した卵子がわずか50回分裂しただけで
250種類もの細胞が存在する
それが歯、胃、皮膚などにどう分かれるのかという謎はまだ解明されていない
身体の機能を維持するため、1秒間に数百万の作業を同時に行っている
「つま先を動かそう」という動き1つにもあらゆる活動が起きている
同調していなければ人体は機能しない
「すべては“そうしよう”という意思から始まる」
意思がどう電気を作り出すのか突き止めた科学者はいない
意思も仮想領域で生まれるというのが著者の持論
身体のなかのシンクロニシティ
1日なにも食べないと血糖値が下がる
血糖値を正常に戻すために、約100万の出来事が体内で同時に起きている
電流が存在するところには電磁場が発生する
心臓は電磁場をもつ人体の最高の発信機
すべての細胞と同調させているだけでなく、体外にも放出している(!
この信号を受信することが科学的に記録できる
病気になると、リズムに乱れが生じる
最大の原因はストレス
「心臓の電磁場を乱す感情はたくさんあるが、最大のものは怒りと敵意」
免疫システムが狂い、がんや感染症にかかりやすく、老化も進む
犬はマイナスの感情に反応して吠える(そうそう!
「宇宙もバランスのとれた状態を保っている」
冬になるとヒトはうつになりやすく
春になると恋に落ちやすい
「身体は地球の活動と一致している」
夜、眠っている時も細胞は働いている
ヒトは太陽、月の満ち欠けの影響も受けている 例:生理
月のリズムで気分や生産性が変わる/驚
祖先が岸に上がった後も、海の影響を受け続けている
(この本にはアヌンナキは出てこないのねw
概日、月、季節などのリズムに同調している
そこには次元、量、エネルギー、空間、時間もない
あらゆるものが一体
あなた自身が「すべて」の知性
神経組織を通して自らを観察する宇宙的存在
自らを観察することで
本来ひとつの現実を多数の姿に分けている
古代ヴェーダ哲学の文献『ヨーガ・ヴァシシュタ』
■3 自然のなかに在る魂
広大な海にエゴ(自我)は存在しない
一人ひとりの人間は、海の中の波のような存在
(この例えが一番しっくりくる
昔、母にその絵本をあげたけど、「よく分からなかった」と言ってた↓↓↓
「魂の2つの部分」
巨大なすべて 仮想レベルにいる
量子レベル 自分の本質を支えている
魂のレベルで生きると、恐れ、羨み、憎しみ、不安、ためらいなどはなくなる
より深い静かなところに潜ること
「ヒトは自分は個人的、個性的だ、と思って安心している」
知識、魂は永遠に変化しない
観察に違いが生まれるのは、対象物に対する解釈が異なるから
例:「犬」と解釈するのは脳 経験をもとに行動を規定しているのは魂
記憶・想像は「カルマ」と呼ばれる
純粋で、永遠不滅、普遍的なものが「スピリット」
シンクロディスティニは、個人的な魂と
普遍的な魂を結び付けて、人生を形作ること
「重要な役割を演じるのは人間関係」
「ヒトは絶えずリサイクルされている」
細胞を再生するために食べる
地球をリサイクルすることで、ヒトは自分の身体を変化させている
わたしとは「他人である」という真理
感情をつくっているのは私たちではなく
状況、環境、関係、出来事により生まれては消えていくもの
大勢が同じ感情を同時に表している時の影響力はすさまじく
その渦に容易に巻き込まれる
「一大飛躍(quantum leap)」
私たちの思考は「すべて」の領域のデータベースに収められている
独創的と思える考えも、実際はリサイクルされた情報から飛び出した一大飛躍
軌道Aから軌道Bに瞬時に移動すること
単純な出来事すら予測できない
ジェームズ・グリック『カオス』
人生がどこに向かっているのか、ヒトにはまったく予測できない
この不確実性に身をゆだねながら、美を認識する
すべての創造力は「一大飛躍」や不確実性に根ざしている
関係ない複数のヒトが、同時に重要な科学的発見をすることも多い
気づかないうちに、新しい知識を理解できるのが天才の特徴
「個性も状況、関係を通して作りあげられている」
例:ある人を説明する時、「弁護士」「結婚している」などで説明している
「いったい自分とは誰なのか?」
接触のあった全員から受けた影響を知るには
彼らがどんなヒトか知る必要がある
「すべてのヒトは宇宙そのもの」
人間関係は、人生の物語をつくるための
背景、状況、性格、出来事を提供している
可能性のレベルのレモン
記憶を思い起こすまで、その情報が存在していた場所が魂の領域
想像することは頭や身体に相当の影響を及ぼしている
例:レモンを想像すると唾液が溢れる
意思、想像、洞察、直観、霊感、意味、目的、創造性、理解は
すべて脳とは関係ない
例:
「仕事は楽しい」とあなたは考えて
それに基づく筋の通る物語を創作し
物質的世界で実現しようとする=日常生活
「魂は意味、文脈、関係、神話の集合である」
自分の知識に基づいて、自由な立場から選択できるようになる
気にいらなければ、物語は書き換えることができる
■個人的な意思・宇宙的な意思
大人になると、あらゆる夢・願望を心の中に封印してしまう
何をすれば、あなたの魂はこの世に生まれてきた使命を果たせるのか?
意思は「すべて」である宇宙の心から生まれ
個人の心を通して物理的な「現実」となる
「意思を抱くと、脳内に一瞬で相関関係が生じる」
脳の各神経が約40ヘルツの周波数に統一される 「バインディング」
あなたが眺めているものは、脳で点滅する電磁信号にすぎない
意思を抱くことで、点、線は組織化され、主観的な経験として
1枚の画像(形態・ゲシュタルト)に変化する
→音、肌触り、形、味覚、においなどに変換される
もっとも深い願望が「あなた」である
世界はロールシャッハのシミみたいなもので
私たちはこれを有形物に変換する
学習、記憶、推論、断定、運動の前にも
すべての「意思」が存在する 創造の源
「願望と意思は密接な関係」
インド最古の文献、バラモン教の聖典『ヴェーダ』の
奥義書『ウパニシャッド』より
「もっとも深い願望があなた
願望が存在すれば、意思が生まれる
意思が生まれれば、決意が生まれる
決意が存在すれば、行動が生まれる
そしてその行動が、あなたの運命を決定する」
意思は願望を叶える手段
願望の目標は、幸せ、充実感を手に入れること
「もっとお金が欲しい」
「新しい仲間を増やしたい」
その先に「幸せになれるから」という答えに行きつく
「意思は自然の力」
宇宙が絶えず進化するための原動力
定期的に世界に飛躍的な進化をもたらしている
「輪廻の輪」
ヒトは死ぬ瞬間、「今度は新たな心身に再生して、自己表現しなくては」と言う
「同じ意思を繰り返し抱くと習慣となる」
→宇宙の心が物理的な現実として実現してくれる
可能・不可能は幻想
実現した場面をありありと思い描き、繰り返し考える
動物、昆虫にも同じ心が存在する
自分がどんな人間か、自分をどう思うか話す時の
「わたしという意識」を作る
個人的な「わたし」と宇宙的な「わたし」
(表がとても分かりやすかった
宇宙的な「わたし」では、すべてが可能になる
それはすでに宇宙的な「わたし」に準備されていて
意思を動かせば、物理的な世界に実現できる
(私も常々思う「ヒトが想像することは現実化する」
「エゴは習慣の奴隷」
自分を支えるために、他人との間に人工的な厚い壁を
築かなければならないという気持ちに駆り立てる
エゴは人から注目され、認めてもらわなければいけないと
いつも考えているために、恐怖・失望に陥り、悩まされる
宇宙的な心はすべてを結びつける
愛情や、人から認められることは自然に引き寄せられる
「断続平衡」
両生類の「空を飛びたい」という願望が鳥となった
「失われた環」
科学者は、霊長類が進化して人類になったと信じるが
その間の化石は存在しない
突然、人類が出現した
こうした想像の飛躍が進化を促し、テレビ、ネット、核技術を開発している
ヒトは創造力に導かれて歩んでいる
選択する力を得て、宇宙的な心は細かな部分を処理し
いっせいに働きはじめ→夢は実現される
ランニング中は免疫細胞が刺激され、感染への抵抗力が生まれる
「お酒は純粋な意思を覆い隠す」
個人的な「わたし」が常に協力的とはかぎらない
時には間違えた判断を下す
お酒で酔うと宇宙的な「わたし」は、個人的な「わたし」との結びつきを解き
翌朝、二日酔いにさせ、いずれ体調を崩すと警告している
毎日酔っぱらっていたら、職を失い、家族は崩壊し
肝硬変で亡くなることにさえなる
宇宙的・個人的な「わたし」の両方の欲求を満たした場合だけ
意思は願望を叶える
世界というタペストリー
出来事は互いに絡まり合いながらドラマを成立させる
例:食べる
農場、農民、降雨、日光、トラクター、消費者、
小売業者、化学知識、鉄道、従業員、、、などが関係してくる
「地球全体の活動にまで影響を及ぼしている」
誰が何に影響を及ぼしているのか?
→「すべて」である宇宙的な「わたし」
常に新鮮さを失わず、生まれ変わっている
宇宙的意思が働くことで、個人的な心が総動員され
出来事は同時に発生し、創り出される
例:
私が息をするには→樹木が呼吸しなければならない
血液を循環させるには→川が流れていなければならない
存在しているのは、分離できない不滅の「わたし」だけ
ほかはすべて幻にすぎない
「すべて」の領域に結びつくと、信頼、愛情、寛容、感謝、思いやりを体験できる
執着は消え去る
「祈り」は「すべて」の領域に届くから叶う
宇宙的な「わたし」と一体になるには
繊細さ、タイミング、帰依、感謝、信頼、愛情、思いやり
「無知が視野を狭くする」
「なにも変わらない」などは幻想
ヒトには無限の可能性があり、指揮をとるのは意思
意思が自己満足なら、宇宙的な「わたし」は協調しない
他人の願いを叶え、大勢に奉仕したいという祈りから生まれると
より多くの人の願いが満たされる
意思を抱くたび「どのように役立つのか?」と自分に問いかける
「適切な意思を見つける方法」
「ゴールデン・ライス」
遺伝子工学により害虫がつかない米
→生態系を破壊する
善意からの願いでも、宇宙的な「わたし」を無視すると
不測の事態を招く結果となる
「宇宙の心」に意思をつなげる
意思を抱くのは、シャボン玉をつかむようなもの
無理するほど、きちんとした意思は抱けない
意思は意識内に埋め込まれた種(スピリット)
種に関心を払えば、自然に病気が治ることもある
「なぜこのような能力を失ったのか?」
2、3歳になると、自分と他人の違いに気づく
区別するようになると「不安」も生まれる
宇宙にも想像力、生命力、意識が存在する
自分らしさを発揮すれば、意思の力が手に入る
心を穏やかにする
人事を尽くして天命を待つ
「意思を抱くとチャンスが巡る」
シンクロニシティは神と連絡をとり、人生の意味と目的を見出す方法
関心を寄せることにストレスを感じるようでは訪れない
未知の世界に飛び込む覚悟が必要
「人生で願望を成就したい」
意思をはっきり宣言、表現し、すべてをそこにゆだねる
優れたミュージシャンは、歌を作る時、印税について考えていない(w
シンクロニシティ(偶然の一致)は
神、スピリット、宇宙的な現実から送られるメッセージ
■5 偶然の一致の役割
過去を振り返ると、自分がどの方向に向かって歩んでいるのか分かる
この世での終わりの時間が訪れ、人はようやく人生を回顧する
「何にあれほど怯えていたのか?」
「なぜ自分や人にあんなにきつく当たっていたのか?」とフシギに思う
魂のレベルで生きている人はほとんどいないため
偶然の一致に頼るほかない
偶然の一致「coincidence」は「co(いっしょに)」+「incidence(出来事)」
意思を持ち、スピリチュアルな自己と触れ合うことで願望を実現できる
偶然の一致が人生を変えていく
望んだ結果が実現した時、私たちは「奇跡」と呼ぶ
スピリチュアリティに興味のない人は単に「運がいいだけ」と思う
運もシンクロニシティの応用
「チャンス+準備=幸運」
パスツールは「偶然は準備を整えた精神に微笑む」と言った
自然、生態系に関する知識が増えているのも
宇宙の根源的な知性とシンクロニシティがもたらしたもの
シンクロニシティが起きたら、人生の好機の到来
宇宙は「非因果的(acausal)」+「すべて(非局所的)である結びつき」
「非因果的(acausal)」は、互いに関連していても
表面的には直接の因果関係が説明できない出来事の意味
ふだん、人は原因と結果しか見ていない
「大勢が型どおりの生き方をしている」
毎日代わり映えのない行動をしている
何も考えず、気付かず、繰り返しだけの人生では奇跡は起きない
「著者の例」
私は神経内分泌学に惹かれていた
尊敬される科学者に助手として選ばれた
実際はエゴを満足させているのが分かった
論文の大量生産にこき使われた
仕事は退屈で、一日中ネズミに化学物質を注射していた
ある日、地元の病院で緊急治療室の医師を募集している広告が目に留まった
それから何度も見かけ、仕事場のテーブルにも見つけた
偶然の一致は無視できないほど強くなっていた
私は緊急治療室にまっすぐ向かい、その日から仕事を始めた
苦しむ人々を治療し、充実感を味わった
最初の職につかなければ、広告に目を留めることもなく
心の真実の叫びにも気づけなかったかもしれない
詩人・哲学者のルーミーの言葉
「これは現実ではない 現実はカーテンの裏にある
私はここにはいない これは私たちの影なのだ」
「今、ここにいる」という奇跡
ビッグバンの瞬間、粒子は反粒子よりほんのわずか多くつくられた
その粒子からこの物質的世界がつくられた
最初にできた原子は水素だが、ほんの少し多くても、少なすぎても
宇宙は存在していなかった
あなたがここにいるという事実は、日常で起きる奇跡の生きた証拠
「著者のシンクロニシティ体験」
クリケットの試合を観に行った
2人の若いクリケット選手が英雄になった
40年後、3人の友と旅行した
タクシーがつかまらず、リムジンに同乗した
運転手はクリケットで圧勝した話をして
子ども時代の思い出話をした
同乗者カムラは空港で日にちを間違えていたと気づき
私たちは一緒にブリスベンに行った
その飛行機の隣りの席の男性は英雄モーハン・メノンの息子だった
彼は一流選手ラビ・メーラとプレーしたことがあると話した
ラビ・メーラはカムラの兄だった
メノンとカムラは協力して、その後富を築いた
関心と意思が偶然の一致を招く
意識は関心・意思にも反応する
関心を抱くと、すべて現実に向かって動き始める
関心を失うとエネルギーは衰える
言葉を口にするたび、音波によりエネルギーの場に情報を伝える
メールを送受信するたび、情報とエネルギーを活用する
情報とエネルギーは緊密に結びついている
関心を抱くと対象を目にする回数が増えると気づく
毎日、黙って通り過ぎる何百万もの出来事がある
意識が処理できる情報は限られているので
関心を向ける対象は選択される
どんな喧噪の中でも、自分の話題が聞こえてくる
関心にはそれほど強烈な力がある
物理的な世界では、多くの手段で簡単に情報が手に入る
目に見える世界で起こるあらゆる出来事の発信源はここにある
偶然の一致に関心を払うほど、回数が増え、意味も明らかとなる
エネルギーが引き寄せられ、情報が集まる
質問に対する答えは、洞察、直感、出会い、新しい人間関係として現れる
偶然の一致を起こす環境をつくる
シンクロニシティを目撃することで
無限のチャンスをどう活かせばいいか分かる
自分の環境に敏感になること
自分の周囲の出来事に敏感な人は
宇宙からの偶然の一致にも素早く反応する
1日1度、1分~2分、五感の1つに意識を集中する
偶然の一致が起きたら、無視したり、受け流してはいけない
どんなメッセージが含まれているのかと問いかける
質問すれば答えは自然と浮かぶ
関係のある人物との出会いがある
日常と夢の日記が、偶然の一致を起こす
「1日の要約づくり」
偶然の一致について日記を書いたり、メモする
自分と宇宙の結びつきは、夢の中のほうがはるかに明確に示される
寝る前の数分間、その日起きた出来事を意識のスクリーンに映し出す
映画を観るように、自身の姿を冷静に眺める
「私が目にしたすべての出来事、人生のこの1日は
今、きちんと保存されました
意識に呼び出すことは出来るが、無視すればすぐに消えてしまう」
と言って映画を終了する
寝る瞬間に
「今、私の魂、潜在意識に夢を見るよう指示します」と声に出して言う
数週間、この指示をやると、夢にはっきり映し出され
すべてを鑑賞できるようになる
印象に残るシーンをいくつか書き留める
夢は自分の意識の投影、繰り返される映像が分かってくる
チャンス、幸運が増えてくる
今後の人生の進路を示してくれる
悪い習慣を改めるのにも効果的
同じパターンを繰り返していると成長は止まる
出来事が発生する統計的な確率から外れる出来事にとくに関心を払う
計画が挫折することで、逆に素晴らしい洞察を得る可能性がある
「もっと充実した生活を送る手段を手に入れなさい」というしるし
「人生に苦しみはつきもの」
誰もが重い荷物を背負って生きている
毎日5分黙ってじっと座り
「私は誰か?」
「人生で何を求めているのか?」と問いかける
5分後、答えを書き留める
どうせ実現しないと思う人も大勢いるが
自分の内面を覗きさえすればいい
あなた自身の「原型」を知る
(心理学で言うアニマみたいなものか?
すべての人の内部には、神や女神が宿っている
本来の自分の姿を否定している
それこそ、あなたの最高の自己
日常に流されている人は、この存在に触れられずにいる
ヒーロー、ヒロインは「原型(アーキタイプ)」と呼ばれる
宇宙的な魂、集合的意識(ユングの集合的無意識)
原型は映画、ドラマ、タブロイド紙にも姿を現す
マリリン・モンローは官能や美の女神アフロディーテ
故ダイアナ妃は、信念のために戦う戦士アルテミス
すべての人に宿る「原型」
すべての人の中に、自分に適した原型が宿る
トマトの種からバラは咲かないのと同様
人も自分に割り当てられた人物に成長する
私たちは目標志向の社会に暮らしている
魂の本質探究にはいい環境とは言えない
自分のレッテルを貼ると、自由を失う
物質的な世界の影響力に振り回され、誘惑に負け、運命から外れていく
最高のアドバイスをしようとする友人と同様、悪気のないものかもしれないし
人を駆り立てるコマーシャルのように猛威を振るうものかもしれない
あなたは原型で手本を得られる
人が有名人の真似をするのは、内面の探究に成功した彼らが
自分の原型を演じてくれているから
自分の意思に一番適した原型を選び、そのパターンに従うこと
自分の原型を見つける
原型は自分で見つけ出すもの
古代インドの英知『ヴェーダ』より
「自らの内面にいる神や女神の胎児と連絡をとり
この世の中に生み出せないかぎり
いつまでも平凡な人生から抜け出せない」
文明は神話から誕生した
ほかには、ガンジー、キング牧師など
ガンジーは、人種差別のために汽車から放り出された時
イギリスが世界の半分を破壊している映像が見えた
サンスクリット語で潜在意識は「シッディ」
シンクロニシティ、テレパシーなど超常的なパワーを意味する
原型は楽しみながら見つける
もっとも共鳴でき、魅力を感じ、やる気を起こすものを探す
関連著書『神秘的人生、より大きな物語を実現する方法』ジーン・ヒューストン著
緊張をほぐし、頭を空っぽにして
次の文章を誰かに読んでもらい
場面をはっきり想像する
光の領域へのイメージ・レッスン
2、3度深呼吸 緊張、抵抗を取り去る
樹木が並ぶ田舎道を歩くイメージ
わらぶき屋根の家に入るとほっとする
クロゼットを開けると下に降りる階段がある
月光を映す大きな川のほとりに座り、星空を見つめる
船に乗り、トンネルを抜ける時、船頭がマントラを唱える
光が見え、可能性の入り口と分かり、光に溶け込む
「威厳と美の象徴のヘラ」に変身する
この意識をもったらどうなるか感じる
また光に戻る
「あらゆる知恵をもつ賢い老王」に変身する
完全無欠な思考、言動を身に着けたらどうなるか感じる
また光に戻る
「救い主」に変身する
周りに許し、希望を振りまくキリスト、ブッダの神髄を感じる
また光に戻る
「農業・多産・結婚の女神デメテル(シバ神の妻)」に変身する
あらゆるものに愛情、優しさを降り注ぐ感情を味わう
また光に戻る
「快楽、恍惚、酩酊、過剰、放縦の神バッカス」に変身する
愛に酔いしれる陶酔感に浸る
また光に戻る
「学問、芸術の女神アテナ」「インド神話の知恵の女神サラスバティ」に変身する
文明の保護者の目で世の中を見、世間の声を聞く
また光に戻る
「愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)」に変身する
官能、情熱、セックスの象徴を表現し、体験する
また光に戻る
「純粋無垢の象徴 神の子」として表面に出る
運命、宇宙の可能性に満ち溢れている
また光に戻り、しばらくくつろぐ
あなたは、すべての願望を叶えられるエネルギーとなる
「宇宙の錬金術師」に変身する
あなたは、意思と注意力を利用して
どんなものにも姿を変えることができる
あなたは宇宙の中にいるのではなく
宇宙があなたの中に存在している
数分間、自分の原型は何か考える
実際に自分の原型を体験することで気持ちが浮き立つ
1つの身体で数多くの原型になることができる
男性には1つ女性らしい原型を選び
女性には男性らしい原型を選ぶよう勧める
どんな人にも男性らしさ、女性らしさが内在する
原型のための小さな祭壇を作り、意識を集中させる人もいる
(宗教の祈りも同じなのかもな
人は毎日この方法を利用している
「イエスさまならどうされるだろう?」
「自分に忠実に生きているか?」と真摯に問いかける
→下巻につづく
ディーパック・チョプラ著 住友進 訳
原題「The Spontaneous Fulfillment of Desire」
ディーパック・チョプラ
全米のスピリチュアル・リーダーとして絶大な人気を誇る
話題のベストセラー
『ゆるすということ もう、過去にはとらわれない』
※「読書感想メモリスト2」内[神との対話シリーズ]参照
『神との対話』で「この本も私が書かせた」と書かれていて
気になって買い、しばらく置いておいたけれども
読む時がベストなタイミングなんだといつも思う
けっこう今の私には難解な内容で
スピリチュアル系の動画の力も借りながら
また長くなるけれども、気になった所をメモった
体を動かして、イメージを膨らませ
時間を空けたりして、なんとか頭に入れている状態
でもほんとうは、魂はすべて最初から分かっていることなんだね
この人生は、ほんとうの自分を思い出すこと
この上巻は、私がよく使う「リンクした」と言っている
「シンクロニシティ」についての話がメイン
【内容抜粋メモ】
「わたしは善に憧れるものなり」 ビンゲンのヒルデガルド
<プロローグ>
「シンクロディスティニ(運命を変える偶然の一致)」
「奇跡は毎日起きている」
奇跡は日常に現れる流れ星のようなもの
流れ星はいつも空を横切っているが
日中はまぶしくて気づかないだけ
奇跡に気づくか無視するか、どちらを選ぶことができる
あなたの内面に存在する場は
まだ形として現れないすべてのものと関連しあっている
人は人生を物質的、感情的、スピリチュアルに変化させ
よりよくすることが出来
最終的には人生の目的を見つけ出せる
無意味な偶然の一致はない
すべては大切なメッセージ、人生で改めなくてはいけないことのヒント
虫の知らせなどに注意をはらうと、メッセージはよりはっきり聞こえてくる
偶然の一致を自ら起こすようになる
たいていの人は、かくれんぼをしている子どものように
見つけてもらいたいのに、見つからないよう願い
期待しながら爪を噛んでいる
悟りを開いた人は、あらゆる恐怖・不安を抱かない
私たちの宇宙を創る「知性の泉」に気づくこと
過去は「小さな奇跡」の積み重ね
眼を閉じて、過去24時間に実行したことを思い浮かべてみる
↓
そこから1つのテーマを選ぶ
(私は整頓した後だったから掃除・整頓を選んだ
↓
過去5年間をできるだけ鮮明に振り返る
↓
過去24時間のテーマに照準を合わせて
今にいたるまでの過去5年、そのテーマとあなたの関係を
具体的に追跡してみる
↓
そこの多くの「偶然の一致」を見出すはず
洞察し、少しでも状況が変わっていたら
あなたの人生はまったく違うものとなり
今とは別の人々に会い、違う仕事をしていたかもしれない
宇宙はあなたが夢見ているよりはるかに壮大な計画を用意している
私の父は伯爵の主治医をしていて
私と弟は祖父母に預けられていた
祖父が亡くなり、荼毘にふされ、灰はガンジス川にまかれた
弟はひどい日焼けをしたように皮膚がむけ、医師に診てもらうと
心の痛手のせいで病気への抵抗力を失ったのだろうと言った
実際、父母が帰国するとけろりと治った
幼い頃の出来事が、私を天職に導く種子をまいてくれたことが分かる
魂とはなにか理解する探究をし、健康と心の関連を調べる研究
学生時代いちばん親しかった少年オッポは
並み外れた言語感覚の持ち主で
彼が作家になると決意し、私もなりたいと言ったが
父は私を医師にしたかった
14歳の誕生日、父は私にW・サマセット・モーム著『人間の絆』などの本をくれた
私はこれらに深い感銘を受けて、医師になりたいと思った
まず、人体の謎を解くことで、魂の探究にも取りかかれると考えた
これらの人物はお互いシンクロ(同調)していた
本書をどのような状況で手にとりましたか?
何千冊の中でこれを選んだ理由は何ですか?
偶然の一致が起きている時、リアルタイムで気づくこと
注意を払うほど、シンクロニシティは起きる
その最終段階は、互いに関係しあっていると気づき
どう影響を及ぼしているか、同調しているか
1つの方向に泳いでいた魚が、一瞬で向きを変える時
そこにリーダーはいない
シンクロニシティは自然全体にいきわたっている
人は宇宙全体と繋がり、すべてを結びつけるスピリットに気づきます
本書は二部構成
上巻はシンクロニシティ、下巻は応用のための7つの原理の紹介
「2つの目標」
シンクロディスティニがどのような働きをしているのか
そのパワーを日常に生かすテクニックを学ぶこと
1ページが分からないからといって立ち止まらないこと
結論に導くよう構成されている
■第1部 無限の可能性
ほんとうの自分がいる「場」
物心がつくと「なぜ、私はここにいるのか?」などと疑問を抱き始める
子どもの頃、未来は自由にストーリーを描ける真っ白い紙だったのが
大人になると「諭され」、可能性は狭められ、縮んでしまう
シンクロディスティニは、真実の決断を下しながら人生を歩めるようになる
理想の人生を選び、魂を進化させる旅
3つの存在レベルとは
「第一のレベル 現実 物理的な領域」
私たちが慣れ親しんでいる目に見える宇宙のこと「現実世界」
物理的に時間は過去→現在→未来に流れているように見え、永遠ではない
すべては産まれ、いずれは老いて死ぬ
原因と結果の法則に支配されている
ニュートンの物理学
世の中の「常識」とされる出来事
「第二の存在レベル 量子 エネルギーの領域」
すべてが情報とエネルギーから成り立つ 実体がない
普通、「自己」と考える精神、思考、自我などは、この量子に入る
宇宙に存在している形あるものはすべて
量子エネルギーと情報が形となって現れたもの
アインシュタインの公式
物質とエネルギーは同じもの ラジオと似ている
エネルギーの束 波動 周波数(振動)で決定する
ヒトの知覚は鈍感で、存在を「物」として認識している
例:映画は1コマの間があるが、連続した映像に見える
エネルギーの場は、たえず他のすべてと接触・影響し合っている
ヒトはたえずエネルギーや情報を交換し合っている
例:
100m先のタバコの臭いが分かるということは
その人の息を吸っていること
「あらゆるものの間には仕切りはない」
ヒトの目は物体を三次元の個体に見えるよううプログラムされている
実際は、あなたのエネルギーは
触れた物体にほんの少し奪われている
物体からもエネルギーを受け取る
交換し合っている
宇宙では、モノは現れては消えている
ヒトも現れては消えている
精神はエネルギーや情報が集まる場
すべての思考はエネルギー・情報
「第三のレベル すべてである領域 知性・意識」
仮想領域、スピリチュアル、純粋な可能性
時間、空間は存在しない
「内面の2つのプロセス」
魂というすべてである知性
あなたをある行動に仕向ける総司令官に気付く
「精神世界の開拓者 ラリー・ドッシー博士のあげる3つの性質」
「無媒介性」原因も結果もない 因果関係がない
「非軽減性」すべての出来事の相互関係は変わらない
「即時性」移動する時間は必要ない 光も音もない
すべては、あらゆる場所で同時に複数の結果をもたらすことが出来る
偶然の一致をもたらす場ではあらゆる願望がすぐ叶う
仮想領域を現代物理学で解き明かす
哲学者はずっと「スピリット(魂)」の存在について論争してきた
これまで学校では「宇宙は個体の粒子+個体でない波長の2つで成り立っている」
と区別して教えてきた
「ハイゼンベルクの不確定性原理」
物理学者のシュレディンガーの思考実験は
ある種の奇妙な出来事を指摘した
同時に2つの別の場所に存在することを証明してみせた!
すべては同時に発生している
ヒトはすべて同じ身体の一部で、他の一部に変化が起きると
すべての部分に即座に影響が及ぶ
ミンコフスキーの八次元超空間
観察者として振る舞おうとするヒトの意識がなければ
すべては純粋な可能性としか存在できない
それは消滅するこもない 終わりもない
奇跡はけして大げさなものではない
アインシュタイン・ポドルスキーの逆説
意識が細胞を動かす
生きている細胞のすべてに意識があり
他の種の細胞に意思を瞬時に伝達できる
■2 自然のなかのシンクロニシティ
鳥が一瞬で方向転換して、同時に進路を変えるメカニズムを突き止めようと努力したが
まだ見つけ出せていない
鳥、魚の群れに見られる瞬間的な意思疎通を
人為的に機械で再現するのは不可能
それは宇宙のリズムに合わせたダンスとも言える
犬がシンクロニシティを実証する
犬と主人との間の瞬時のコミュニケーションの研究
非常に親密な関係にあると、飼い主の帰宅時間が分かる
匂いで分かる、帰宅時間が同じ、ということではなく
「家に戻ろう」と考えた瞬間
犬はどこにいても必ず起きてシッポを振り、玄関に座り、帰りを待つ
シンクロニシティの例は、むしろ動物界に数多く見られる
動物のほうが事物の本質に触れているから
ヒトは家賃、クルマ、日常の「やるべきこと」「心配」等のせいで
本質との繋がりを絶たれている
自分は他の人間とは違うというエゴがふくらむと
結びつきはより見えづらくなる
「相手の考えがすぐ分かる一卵性双生児」
「同調(entrainment)」
相関関係、シンクロニゼーション、共時性
アフリカのある種族は、妊娠が分かった瞬間に名前をつけ
その子のテーマソングをつくる(ステキ
その歌は誕生後も、成長の祝い、成人式、結婚式、葬式でも歌われる
これは母親が子どもと同調するための手段
「身体を維持できるのも、すべての領域と連絡しているから」
人体は百兆もの細胞からできている
受精した卵子がわずか50回分裂しただけで
250種類もの細胞が存在する
それが歯、胃、皮膚などにどう分かれるのかという謎はまだ解明されていない
身体の機能を維持するため、1秒間に数百万の作業を同時に行っている
「つま先を動かそう」という動き1つにもあらゆる活動が起きている
同調していなければ人体は機能しない
「すべては“そうしよう”という意思から始まる」
意思がどう電気を作り出すのか突き止めた科学者はいない
意思も仮想領域で生まれるというのが著者の持論
身体のなかのシンクロニシティ
1日なにも食べないと血糖値が下がる
血糖値を正常に戻すために、約100万の出来事が体内で同時に起きている
電流が存在するところには電磁場が発生する
心臓は電磁場をもつ人体の最高の発信機
すべての細胞と同調させているだけでなく、体外にも放出している(!
この信号を受信することが科学的に記録できる
病気になると、リズムに乱れが生じる
最大の原因はストレス
「心臓の電磁場を乱す感情はたくさんあるが、最大のものは怒りと敵意」
免疫システムが狂い、がんや感染症にかかりやすく、老化も進む
犬はマイナスの感情に反応して吠える(そうそう!
「宇宙もバランスのとれた状態を保っている」
冬になるとヒトはうつになりやすく
春になると恋に落ちやすい
「身体は地球の活動と一致している」
夜、眠っている時も細胞は働いている
ヒトは太陽、月の満ち欠けの影響も受けている 例:生理
月のリズムで気分や生産性が変わる/驚
祖先が岸に上がった後も、海の影響を受け続けている
(この本にはアヌンナキは出てこないのねw
概日、月、季節などのリズムに同調している
そこには次元、量、エネルギー、空間、時間もない
あらゆるものが一体
あなた自身が「すべて」の知性
神経組織を通して自らを観察する宇宙的存在
自らを観察することで
本来ひとつの現実を多数の姿に分けている
古代ヴェーダ哲学の文献『ヨーガ・ヴァシシュタ』
■3 自然のなかに在る魂
広大な海にエゴ(自我)は存在しない
一人ひとりの人間は、海の中の波のような存在
(この例えが一番しっくりくる
昔、母にその絵本をあげたけど、「よく分からなかった」と言ってた↓↓↓
「魂の2つの部分」
巨大なすべて 仮想レベルにいる
量子レベル 自分の本質を支えている
魂のレベルで生きると、恐れ、羨み、憎しみ、不安、ためらいなどはなくなる
より深い静かなところに潜ること
「ヒトは自分は個人的、個性的だ、と思って安心している」
知識、魂は永遠に変化しない
観察に違いが生まれるのは、対象物に対する解釈が異なるから
例:「犬」と解釈するのは脳 経験をもとに行動を規定しているのは魂
記憶・想像は「カルマ」と呼ばれる
純粋で、永遠不滅、普遍的なものが「スピリット」
シンクロディスティニは、個人的な魂と
普遍的な魂を結び付けて、人生を形作ること
「重要な役割を演じるのは人間関係」
「ヒトは絶えずリサイクルされている」
細胞を再生するために食べる
地球をリサイクルすることで、ヒトは自分の身体を変化させている
わたしとは「他人である」という真理
感情をつくっているのは私たちではなく
状況、環境、関係、出来事により生まれては消えていくもの
大勢が同じ感情を同時に表している時の影響力はすさまじく
その渦に容易に巻き込まれる
「一大飛躍(quantum leap)」
私たちの思考は「すべて」の領域のデータベースに収められている
独創的と思える考えも、実際はリサイクルされた情報から飛び出した一大飛躍
軌道Aから軌道Bに瞬時に移動すること
単純な出来事すら予測できない
ジェームズ・グリック『カオス』
人生がどこに向かっているのか、ヒトにはまったく予測できない
この不確実性に身をゆだねながら、美を認識する
すべての創造力は「一大飛躍」や不確実性に根ざしている
関係ない複数のヒトが、同時に重要な科学的発見をすることも多い
気づかないうちに、新しい知識を理解できるのが天才の特徴
「個性も状況、関係を通して作りあげられている」
例:ある人を説明する時、「弁護士」「結婚している」などで説明している
「いったい自分とは誰なのか?」
接触のあった全員から受けた影響を知るには
彼らがどんなヒトか知る必要がある
「すべてのヒトは宇宙そのもの」
人間関係は、人生の物語をつくるための
背景、状況、性格、出来事を提供している
可能性のレベルのレモン
記憶を思い起こすまで、その情報が存在していた場所が魂の領域
想像することは頭や身体に相当の影響を及ぼしている
例:レモンを想像すると唾液が溢れる
意思、想像、洞察、直観、霊感、意味、目的、創造性、理解は
すべて脳とは関係ない
例:
「仕事は楽しい」とあなたは考えて
それに基づく筋の通る物語を創作し
物質的世界で実現しようとする=日常生活
「魂は意味、文脈、関係、神話の集合である」
自分の知識に基づいて、自由な立場から選択できるようになる
気にいらなければ、物語は書き換えることができる
■個人的な意思・宇宙的な意思
大人になると、あらゆる夢・願望を心の中に封印してしまう
何をすれば、あなたの魂はこの世に生まれてきた使命を果たせるのか?
意思は「すべて」である宇宙の心から生まれ
個人の心を通して物理的な「現実」となる
「意思を抱くと、脳内に一瞬で相関関係が生じる」
脳の各神経が約40ヘルツの周波数に統一される 「バインディング」
あなたが眺めているものは、脳で点滅する電磁信号にすぎない
意思を抱くことで、点、線は組織化され、主観的な経験として
1枚の画像(形態・ゲシュタルト)に変化する
→音、肌触り、形、味覚、においなどに変換される
もっとも深い願望が「あなた」である
世界はロールシャッハのシミみたいなもので
私たちはこれを有形物に変換する
学習、記憶、推論、断定、運動の前にも
すべての「意思」が存在する 創造の源
「願望と意思は密接な関係」
インド最古の文献、バラモン教の聖典『ヴェーダ』の
奥義書『ウパニシャッド』より
「もっとも深い願望があなた
願望が存在すれば、意思が生まれる
意思が生まれれば、決意が生まれる
決意が存在すれば、行動が生まれる
そしてその行動が、あなたの運命を決定する」
意思は願望を叶える手段
願望の目標は、幸せ、充実感を手に入れること
「もっとお金が欲しい」
「新しい仲間を増やしたい」
その先に「幸せになれるから」という答えに行きつく
「意思は自然の力」
宇宙が絶えず進化するための原動力
定期的に世界に飛躍的な進化をもたらしている
「輪廻の輪」
ヒトは死ぬ瞬間、「今度は新たな心身に再生して、自己表現しなくては」と言う
「同じ意思を繰り返し抱くと習慣となる」
→宇宙の心が物理的な現実として実現してくれる
可能・不可能は幻想
実現した場面をありありと思い描き、繰り返し考える
動物、昆虫にも同じ心が存在する
自分がどんな人間か、自分をどう思うか話す時の
「わたしという意識」を作る
個人的な「わたし」と宇宙的な「わたし」
(表がとても分かりやすかった
宇宙的な「わたし」では、すべてが可能になる
それはすでに宇宙的な「わたし」に準備されていて
意思を動かせば、物理的な世界に実現できる
(私も常々思う「ヒトが想像することは現実化する」
「エゴは習慣の奴隷」
自分を支えるために、他人との間に人工的な厚い壁を
築かなければならないという気持ちに駆り立てる
エゴは人から注目され、認めてもらわなければいけないと
いつも考えているために、恐怖・失望に陥り、悩まされる
宇宙的な心はすべてを結びつける
愛情や、人から認められることは自然に引き寄せられる
「断続平衡」
両生類の「空を飛びたい」という願望が鳥となった
「失われた環」
科学者は、霊長類が進化して人類になったと信じるが
その間の化石は存在しない
突然、人類が出現した
こうした想像の飛躍が進化を促し、テレビ、ネット、核技術を開発している
ヒトは創造力に導かれて歩んでいる
選択する力を得て、宇宙的な心は細かな部分を処理し
いっせいに働きはじめ→夢は実現される
ランニング中は免疫細胞が刺激され、感染への抵抗力が生まれる
「お酒は純粋な意思を覆い隠す」
個人的な「わたし」が常に協力的とはかぎらない
時には間違えた判断を下す
お酒で酔うと宇宙的な「わたし」は、個人的な「わたし」との結びつきを解き
翌朝、二日酔いにさせ、いずれ体調を崩すと警告している
毎日酔っぱらっていたら、職を失い、家族は崩壊し
肝硬変で亡くなることにさえなる
宇宙的・個人的な「わたし」の両方の欲求を満たした場合だけ
意思は願望を叶える
世界というタペストリー
出来事は互いに絡まり合いながらドラマを成立させる
例:食べる
農場、農民、降雨、日光、トラクター、消費者、
小売業者、化学知識、鉄道、従業員、、、などが関係してくる
「地球全体の活動にまで影響を及ぼしている」
誰が何に影響を及ぼしているのか?
→「すべて」である宇宙的な「わたし」
常に新鮮さを失わず、生まれ変わっている
宇宙的意思が働くことで、個人的な心が総動員され
出来事は同時に発生し、創り出される
例:
私が息をするには→樹木が呼吸しなければならない
血液を循環させるには→川が流れていなければならない
存在しているのは、分離できない不滅の「わたし」だけ
ほかはすべて幻にすぎない
「すべて」の領域に結びつくと、信頼、愛情、寛容、感謝、思いやりを体験できる
執着は消え去る
「祈り」は「すべて」の領域に届くから叶う
宇宙的な「わたし」と一体になるには
繊細さ、タイミング、帰依、感謝、信頼、愛情、思いやり
「無知が視野を狭くする」
「なにも変わらない」などは幻想
ヒトには無限の可能性があり、指揮をとるのは意思
意思が自己満足なら、宇宙的な「わたし」は協調しない
他人の願いを叶え、大勢に奉仕したいという祈りから生まれると
より多くの人の願いが満たされる
意思を抱くたび「どのように役立つのか?」と自分に問いかける
「適切な意思を見つける方法」
「ゴールデン・ライス」
遺伝子工学により害虫がつかない米
→生態系を破壊する
善意からの願いでも、宇宙的な「わたし」を無視すると
不測の事態を招く結果となる
「宇宙の心」に意思をつなげる
意思を抱くのは、シャボン玉をつかむようなもの
無理するほど、きちんとした意思は抱けない
意思は意識内に埋め込まれた種(スピリット)
種に関心を払えば、自然に病気が治ることもある
「なぜこのような能力を失ったのか?」
2、3歳になると、自分と他人の違いに気づく
区別するようになると「不安」も生まれる
宇宙にも想像力、生命力、意識が存在する
自分らしさを発揮すれば、意思の力が手に入る
心を穏やかにする
人事を尽くして天命を待つ
「意思を抱くとチャンスが巡る」
シンクロニシティは神と連絡をとり、人生の意味と目的を見出す方法
関心を寄せることにストレスを感じるようでは訪れない
未知の世界に飛び込む覚悟が必要
「人生で願望を成就したい」
意思をはっきり宣言、表現し、すべてをそこにゆだねる
優れたミュージシャンは、歌を作る時、印税について考えていない(w
シンクロニシティ(偶然の一致)は
神、スピリット、宇宙的な現実から送られるメッセージ
■5 偶然の一致の役割
過去を振り返ると、自分がどの方向に向かって歩んでいるのか分かる
この世での終わりの時間が訪れ、人はようやく人生を回顧する
「何にあれほど怯えていたのか?」
「なぜ自分や人にあんなにきつく当たっていたのか?」とフシギに思う
魂のレベルで生きている人はほとんどいないため
偶然の一致に頼るほかない
偶然の一致「coincidence」は「co(いっしょに)」+「incidence(出来事)」
意思を持ち、スピリチュアルな自己と触れ合うことで願望を実現できる
偶然の一致が人生を変えていく
望んだ結果が実現した時、私たちは「奇跡」と呼ぶ
スピリチュアリティに興味のない人は単に「運がいいだけ」と思う
運もシンクロニシティの応用
「チャンス+準備=幸運」
パスツールは「偶然は準備を整えた精神に微笑む」と言った
自然、生態系に関する知識が増えているのも
宇宙の根源的な知性とシンクロニシティがもたらしたもの
シンクロニシティが起きたら、人生の好機の到来
宇宙は「非因果的(acausal)」+「すべて(非局所的)である結びつき」
「非因果的(acausal)」は、互いに関連していても
表面的には直接の因果関係が説明できない出来事の意味
ふだん、人は原因と結果しか見ていない
「大勢が型どおりの生き方をしている」
毎日代わり映えのない行動をしている
何も考えず、気付かず、繰り返しだけの人生では奇跡は起きない
「著者の例」
私は神経内分泌学に惹かれていた
尊敬される科学者に助手として選ばれた
実際はエゴを満足させているのが分かった
論文の大量生産にこき使われた
仕事は退屈で、一日中ネズミに化学物質を注射していた
ある日、地元の病院で緊急治療室の医師を募集している広告が目に留まった
それから何度も見かけ、仕事場のテーブルにも見つけた
偶然の一致は無視できないほど強くなっていた
私は緊急治療室にまっすぐ向かい、その日から仕事を始めた
苦しむ人々を治療し、充実感を味わった
最初の職につかなければ、広告に目を留めることもなく
心の真実の叫びにも気づけなかったかもしれない
詩人・哲学者のルーミーの言葉
「これは現実ではない 現実はカーテンの裏にある
私はここにはいない これは私たちの影なのだ」
「今、ここにいる」という奇跡
ビッグバンの瞬間、粒子は反粒子よりほんのわずか多くつくられた
その粒子からこの物質的世界がつくられた
最初にできた原子は水素だが、ほんの少し多くても、少なすぎても
宇宙は存在していなかった
あなたがここにいるという事実は、日常で起きる奇跡の生きた証拠
「著者のシンクロニシティ体験」
クリケットの試合を観に行った
2人の若いクリケット選手が英雄になった
40年後、3人の友と旅行した
タクシーがつかまらず、リムジンに同乗した
運転手はクリケットで圧勝した話をして
子ども時代の思い出話をした
同乗者カムラは空港で日にちを間違えていたと気づき
私たちは一緒にブリスベンに行った
その飛行機の隣りの席の男性は英雄モーハン・メノンの息子だった
彼は一流選手ラビ・メーラとプレーしたことがあると話した
ラビ・メーラはカムラの兄だった
メノンとカムラは協力して、その後富を築いた
関心と意思が偶然の一致を招く
意識は関心・意思にも反応する
関心を抱くと、すべて現実に向かって動き始める
関心を失うとエネルギーは衰える
言葉を口にするたび、音波によりエネルギーの場に情報を伝える
メールを送受信するたび、情報とエネルギーを活用する
情報とエネルギーは緊密に結びついている
関心を抱くと対象を目にする回数が増えると気づく
毎日、黙って通り過ぎる何百万もの出来事がある
意識が処理できる情報は限られているので
関心を向ける対象は選択される
どんな喧噪の中でも、自分の話題が聞こえてくる
関心にはそれほど強烈な力がある
物理的な世界では、多くの手段で簡単に情報が手に入る
目に見える世界で起こるあらゆる出来事の発信源はここにある
偶然の一致に関心を払うほど、回数が増え、意味も明らかとなる
エネルギーが引き寄せられ、情報が集まる
質問に対する答えは、洞察、直感、出会い、新しい人間関係として現れる
偶然の一致を起こす環境をつくる
シンクロニシティを目撃することで
無限のチャンスをどう活かせばいいか分かる
自分の環境に敏感になること
自分の周囲の出来事に敏感な人は
宇宙からの偶然の一致にも素早く反応する
1日1度、1分~2分、五感の1つに意識を集中する
偶然の一致が起きたら、無視したり、受け流してはいけない
どんなメッセージが含まれているのかと問いかける
質問すれば答えは自然と浮かぶ
関係のある人物との出会いがある
日常と夢の日記が、偶然の一致を起こす
「1日の要約づくり」
偶然の一致について日記を書いたり、メモする
自分と宇宙の結びつきは、夢の中のほうがはるかに明確に示される
寝る前の数分間、その日起きた出来事を意識のスクリーンに映し出す
映画を観るように、自身の姿を冷静に眺める
「私が目にしたすべての出来事、人生のこの1日は
今、きちんと保存されました
意識に呼び出すことは出来るが、無視すればすぐに消えてしまう」
と言って映画を終了する
寝る瞬間に
「今、私の魂、潜在意識に夢を見るよう指示します」と声に出して言う
数週間、この指示をやると、夢にはっきり映し出され
すべてを鑑賞できるようになる
印象に残るシーンをいくつか書き留める
夢は自分の意識の投影、繰り返される映像が分かってくる
チャンス、幸運が増えてくる
今後の人生の進路を示してくれる
悪い習慣を改めるのにも効果的
同じパターンを繰り返していると成長は止まる
出来事が発生する統計的な確率から外れる出来事にとくに関心を払う
計画が挫折することで、逆に素晴らしい洞察を得る可能性がある
「もっと充実した生活を送る手段を手に入れなさい」というしるし
「人生に苦しみはつきもの」
誰もが重い荷物を背負って生きている
毎日5分黙ってじっと座り
「私は誰か?」
「人生で何を求めているのか?」と問いかける
5分後、答えを書き留める
どうせ実現しないと思う人も大勢いるが
自分の内面を覗きさえすればいい
あなた自身の「原型」を知る
(心理学で言うアニマみたいなものか?
すべての人の内部には、神や女神が宿っている
本来の自分の姿を否定している
それこそ、あなたの最高の自己
日常に流されている人は、この存在に触れられずにいる
ヒーロー、ヒロインは「原型(アーキタイプ)」と呼ばれる
宇宙的な魂、集合的意識(ユングの集合的無意識)
原型は映画、ドラマ、タブロイド紙にも姿を現す
マリリン・モンローは官能や美の女神アフロディーテ
故ダイアナ妃は、信念のために戦う戦士アルテミス
すべての人に宿る「原型」
すべての人の中に、自分に適した原型が宿る
トマトの種からバラは咲かないのと同様
人も自分に割り当てられた人物に成長する
私たちは目標志向の社会に暮らしている
魂の本質探究にはいい環境とは言えない
自分のレッテルを貼ると、自由を失う
物質的な世界の影響力に振り回され、誘惑に負け、運命から外れていく
最高のアドバイスをしようとする友人と同様、悪気のないものかもしれないし
人を駆り立てるコマーシャルのように猛威を振るうものかもしれない
あなたは原型で手本を得られる
人が有名人の真似をするのは、内面の探究に成功した彼らが
自分の原型を演じてくれているから
自分の意思に一番適した原型を選び、そのパターンに従うこと
自分の原型を見つける
原型は自分で見つけ出すもの
古代インドの英知『ヴェーダ』より
「自らの内面にいる神や女神の胎児と連絡をとり
この世の中に生み出せないかぎり
いつまでも平凡な人生から抜け出せない」
文明は神話から誕生した
ほかには、ガンジー、キング牧師など
ガンジーは、人種差別のために汽車から放り出された時
イギリスが世界の半分を破壊している映像が見えた
サンスクリット語で潜在意識は「シッディ」
シンクロニシティ、テレパシーなど超常的なパワーを意味する
原型は楽しみながら見つける
もっとも共鳴でき、魅力を感じ、やる気を起こすものを探す
関連著書『神秘的人生、より大きな物語を実現する方法』ジーン・ヒューストン著
緊張をほぐし、頭を空っぽにして
次の文章を誰かに読んでもらい
場面をはっきり想像する
光の領域へのイメージ・レッスン
2、3度深呼吸 緊張、抵抗を取り去る
樹木が並ぶ田舎道を歩くイメージ
わらぶき屋根の家に入るとほっとする
クロゼットを開けると下に降りる階段がある
月光を映す大きな川のほとりに座り、星空を見つめる
船に乗り、トンネルを抜ける時、船頭がマントラを唱える
光が見え、可能性の入り口と分かり、光に溶け込む
「威厳と美の象徴のヘラ」に変身する
この意識をもったらどうなるか感じる
また光に戻る
「あらゆる知恵をもつ賢い老王」に変身する
完全無欠な思考、言動を身に着けたらどうなるか感じる
また光に戻る
「救い主」に変身する
周りに許し、希望を振りまくキリスト、ブッダの神髄を感じる
また光に戻る
「農業・多産・結婚の女神デメテル(シバ神の妻)」に変身する
あらゆるものに愛情、優しさを降り注ぐ感情を味わう
また光に戻る
「快楽、恍惚、酩酊、過剰、放縦の神バッカス」に変身する
愛に酔いしれる陶酔感に浸る
また光に戻る
「学問、芸術の女神アテナ」「インド神話の知恵の女神サラスバティ」に変身する
文明の保護者の目で世の中を見、世間の声を聞く
また光に戻る
「愛と美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)」に変身する
官能、情熱、セックスの象徴を表現し、体験する
また光に戻る
「純粋無垢の象徴 神の子」として表面に出る
運命、宇宙の可能性に満ち溢れている
また光に戻り、しばらくくつろぐ
あなたは、すべての願望を叶えられるエネルギーとなる
「宇宙の錬金術師」に変身する
あなたは、意思と注意力を利用して
どんなものにも姿を変えることができる
あなたは宇宙の中にいるのではなく
宇宙があなたの中に存在している
数分間、自分の原型は何か考える
実際に自分の原型を体験することで気持ちが浮き立つ
1つの身体で数多くの原型になることができる
男性には1つ女性らしい原型を選び
女性には男性らしい原型を選ぶよう勧める
どんな人にも男性らしさ、女性らしさが内在する
原型のための小さな祭壇を作り、意識を集中させる人もいる
(宗教の祈りも同じなのかもな
人は毎日この方法を利用している
「イエスさまならどうされるだろう?」
「自分に忠実に生きているか?」と真摯に問いかける
→下巻につづく