メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

宮本浩次ナイト 第2夜 中島みゆき、高橋真梨子を歌う@The Covers

2021-01-10 17:03:00 | 音楽&ライブ
みゆきさんの歌詞には目に浮かぶドラマがあって
それだけでも泣けるのに
みやじくんが丁寧に歌うとさらに沁みる

今度またラジオを始めたら
このカバーをどう思っているか本人から聞きたいなあ!







リリー:
宮本さんと中島みゆきさんは
今までの選曲の中にはなかったですね

宮本:
緊急事態宣言だった時に色々なカバーの曲をやろうと思って
1日1曲課していた時に

♪化粧 っていう歌を聴いて
今更ながら度肝を抜かれまして

歌詞の内容、あらゆる部分で何度も聴いて
本当に惚れちゃうぐらい聴いて、そればっかり
それぐらい好きな歌になりまして

一瞬、本当に中島みゆきのことを好きになりました
3時間ぐらい
(短いww
可愛いと思っちゃって

リリー:今ここだけの話ですけど、おそらく放送されると思います

















今夜のスペシャルゲスト 音楽プロデューサー 小林武史
宮本裕司ナイト 歌姫カバー プロデュース、アレンジ、演奏






(My Little Lover も大好きで、よくカラオケで歌った


小林さんは1980年代から多くのアーティストを手がけ
時代に刻まれる名曲を産み続けるJ-pop シーンを代表する音楽プロデューサー


宮本との出会いはエレファントカシマシ2002年のアルバム「ライフ」






2019年 宮本のソロデビュー曲で再会
数々のソロワークから
今回のカバー曲が収録されるアルバムまで共作し続けています







小林が語る宮本浩次とは?

小林:
もともと好きだったんですけど
優れたアーティストって
自分が表現したいことと
人からどう見られているか
紙一重みたいなところが
ちゃんと分かっているというか
それが最近になって特にすごいアグレッシブになってきたなっていう感じがすごいする

シャーロックホームズみたいなポーズになってるww






宮本:
非常に困った時の小林頼みじゃないですけど
結構前に小林さんに♪赤いスイトピー と
♪喝采 のテレビのビデオを見ていただいて
ペラペラ喋って大丈夫ですか?

小林:見てないよ

宮本:
見ました 見ました
「俺だったら違うアレンジにするね」

小林:そうだっけ

宮本:
今回、カバーアルバムっていうところで
どういう風にやるっていうので
自分で方向性を小林さんを頼りにして
決めていくのが一番安心できることだった


「昭和の女唄」へのアプローチ

小林:
それぞれの楽曲に関してのプロデュースとか方向があるんだけれども
内面を吐露していくというか
そういうことに対してピュアというよりも純というか
そういうものを持っているから

♪化粧 とかも僕なんかジョン・レノンの♪マザー
自分の内面を煮詰まって吐露していく

中島さんの歌詞とともに
宮本が歌っていたデモテープを聴いた時
これはある意味、ジョンへのオマージュだなっていうか
そういう曲になり得るなっていう
そういうつなぎ方






今回は昭和とかスナックみたいな感じもあるんだけど
どっかでロック的な根深い
そういうアプローチは結構しました

ロマンス とかだと
男っぽく見られているところもあるけれども
中性的な魅力を感じて
リリーさんも知ってると思うけど
デヴィッド・ボウイとかいわゆる
グラマラスロックみたいなアプローチっていうのを思いついた

(まさかグラムロックとかジョンが出てくると思わなかったな/驚


リリー:
小林さんが宮本さんの中に女性性を見つけてらっしゃるから
こういう女性の歌が宮本さんの中で昇華されていく
どうですか、女性性の部分はご自分で感じられる部分は?






宮本:
最近になって女性性という言葉かちょっとわかんないですけど
包容力のある男性とかあるじゃないですか
包容力はないんじゃないですか

エレファントカシマシのメンバーが
実際どうかわかんないけど
私を見る見方とかっていうのは

小動物だったりとか(w
女性性みたいなものに対しての
じゃないと理屈がつかないという感じの接し方をしますよね


リリー:
メンバーでいらっしゃった時の
メンバーの方の宮本さんを見る目が
まさにそれでしたものね
どんどんどんどん女の子みたいになってた

(可愛い笑顔出た











ジョニィへの伝言/ペドロ&カプリシャス(1973)
高橋真梨子がボーカリストとしてデビューを飾った1曲
自立した女性が描かれた旅立ちの歌

(みんな歌がうまいなあ


主人公の女性に魅せられて

宮本:
これもカッコいいですね
主人公の女性が粋がってるっていうのか
これも歌ってみてびっくりしました
こんなにすごい歌だったのか

小林:
当時から不思議な曲でしたよね
ちょっとバタ臭いっていうか
不思議な異空間みたいな
ロードムービーのはしりみたいな

宮本:
気がつけば 寂しげな町ね この町は なんか
すごく旅立っていく未来を
ちゃんと見据えている感じの開放感みたいなもの
寂しさの中に逆に孤独をちゃんと
ここが大好きなシーンで

なぜか踊り子なんですよね、この人

これも結構女の子っていうか
踊り子じゃない人が踊り子だったって言うのがカッコいいと思うんだよな
よくわかんないですけど
よくないですか?
ああそうかみたいな

リリー:それが嘘でもいいですみたいな

宮本:
何でもいいんです
そのくらいの気持ちでテンション高いっていうか
もうさよなら!って

ほんとありえないですよね
でも歌の中では成立していて
ロマンチックな感じがしましたけれども

小林:
始まりの歌みたいなものにしたいなっていう
やっぱり旅立ちの歌だし
ちょっとフォーキーでロック的なぐらいな感じもあるんだけれども
ファンタジックというか
ドリーミーというような
エンディングみたいなものは必要だろうなと思って作りました


(この歌は初めて聴く
 本人歌唱でも聴いてみたくなった
















リリー:
初めて見る♪ジョニィへの伝言 の世界ですね
小林さんが最初に「ドリーミーにしたい」って言ったので

元々この曲のイメージは
主人公の女の人がそんなに幸せになっていないイメージというか
バスに乗って砂埃の中、西でも東でも

多分この曲だと、この女の人、妖精になってますね
幸せにじゃなくて妖精になってると思う(w


小林:
こういうのは確かに
今の時代に宮本が響いたっていうのはちょっと分かるような気がする

なんかものすごい時間が早いでしょう、今

女唄のカバーをずっとやってる時は
割とその時間の循環というか
歌謡曲だけで育ってきた人間ってわけじゃないですけれども
やっぱり確実に何かあるんですよね

それがなんか今ワーッ!と流れていく時代の中で
いろんな循環を作ってくれてたんですよね










24歳のエライザが感じる今と音楽

エライザ:
私も20代で若いから思うのかもしれないですけど
自分の大事なものを置き去りにして
急いで生きなきゃって生きてたけど

こういう世の中になると
初めて自分が時代に置き去りにされる感覚になったんですよね

だからこそ今日、音楽の力みたいなものを
改めて感じやすくなってる気がする


宮本:
「生活」っていうアルバム
エレファントカシマシで23歳の発表した事があって

バンドの4枚目で、ストリングスを入れたりとか
男は行く!っていう曲だったり
物凄い歌ばっかりデカイっていう評価をされて

その時にやりたかったのは
昭和の中のストリングスを
今回はカバーなんだけれども
あの「生活」でやりたかった

あれはあれで若さゆえの
バンドの素晴らしさ
良さが出てるんだけれども

でも今やってる事っていうのは
私が23の時に見えてなかったんだけれども
やりたかったことなんです



リリー:
なかなか小林さんと宮本さんのセッションって
一般的にはあまり想像しにくいけれども

昔からセッションされてて
そして今こういう時期に
ちょっと外に出れない不安な情勢に
自分の初期衝動に戻るというか



きみに会いたい Dance with you/高橋一生(2019)作詞作曲 宮本浩次
宮本が高橋に提供した名曲のセルフカバー
高橋からのラブコールを受けて制作したこの曲を
スペシャルバージョンで披露します












宮本:
一生さんが歌っているところをイメージして作った歌なんですけれども
「君に会いたい」って言ってる言葉とか

自分の歌なんですけど
一生さんに向けてデモテープを渡す時に
自分でカバーしてて泣けてしょうがなかったですよ、サビが

すごくいい歌を歌ってる気になった
すごくシンプルで自分で泣けた印象が強くて

すいません
自分の歌でカバー
カバーだからいいのか

(真面目な顔で言うから余計可笑しいw







これも初めて聴く
ピアノひとつで歌ってる
英語がこれだけ入るってエレカシにはないよね
いつも侍とかだしw












お尻叩くの出たw NHKでもやっちゃうか
こんなストレートなラブソングは
みやじくんが歌うとドキドキするね

ジャケットを脱いでパッション丸出しな曲



リリー:めっちゃいいなあ

宮本:
今日は久しぶりにライブを
こないだみんなでリハでバンドで音を出した
ライブでこの感覚を思い出しました

生で演奏していて
カバーズの番組なんだけど
自分にとっては久しぶりのライブの感覚で


リリー:
ライブのように演っていただけるっていうのは一番嬉しいことですし
ライブに行けないこのご時世に
2週にわたってライブ感覚でいろんな曲を歌っていただいて
また改めて音楽っていいなって
単純なことを思える2週でした


宮本:
やっぱりいい曲がいっぱいあって
俺ってこういう歌も歌えるんだ
抱きしめたくなるような感覚を覚えることもできました
大好きな歌 ありがとうございました



カバーズフェス2020は BS か








松本さんとの回も見たかった
ラジオは聴き逃した









聖子ちゃんの特番もあったんだ











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「写真家 阿部裕介さん」@ビッグイシュー vol.375

2021-01-10 16:33:51 | 
「オフグリッドな暮らし」@ビッグイシュー

【内容抜粋メモ】

写真家 阿部裕介さん
1989年生まれ
ネパール大地震による被災地支援や女性強制労働問題『ライ麦畑に囲まれて』
パキスタンの辺境に住む人々の普遍的な生活『清く美しく、そして強く』を撮影

2016年に取材でネパールのニムディ村を訪ねた時
カムラリのことを知りました

「カムラリ」
貧しい家庭の少女が
家の借金返済のため
住み込みで家事労働をさせられる風習


10年以上前に廃止されたと聞いていたが事実は違っていた

今でもインドからブローカーがやってきて
早ければ6歳くらいから少女たちが買われ
雇い主から日常的に暴力や性的暴行を受けている少女もいる


村に着くと、悲しい写真を撮ることになるのかなと思ったが
大変な生活の中で笑顔を絶やさず
素朴で美しい人々の暮らしがあった


途上国の人々の生活について
日本のメディアでは報道されない
本当のことを知りたくなった


初めて海外に行ったのは大学2年
勢いだけで中古のカメラを買って
何の計画も立てずヨーロッパを周遊した
英語もできず、お金もなく
2ヶ月かけてヨーロッパ各地を旅をした

困っていた時、僕に声をかけてくれたのが
パリでファッションデザイナーをしている豊嶋慧さんでした

僕の写真を見て「写真家になりなよ」というひと言で
本格的に写真を始めることに決めた


パリコレで写真が撮ってみたい

大学を卒業する頃はインドやネパールで過ごし
パリコレのシーズンだけパリに行く生活を数年送っていた

僕の写真を見てくれた方が今の事務所に誘ってくれて
日本で広告やファッションの写真を撮りながら
ネパールなどで写真を撮る生活が始まった

先進国と途上国の生活の差に混乱し
うまく馴染むことができなかった


今は仕事のバランスがうまく取れているので
自分が撮らなければいけないこと
自分にしか撮れない場所がある
という気持ちでやっています


世界中で戦争や地震が起きています

自分の写真で世の中を変えようとは思っていない
でも変えるきっかけを作ると信じて
これからも続けます




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