![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/11/21c4f7ec92c936f147b1e8ff467f2cc7.jpg)
【THE BIG ISSUE VOL.393】
・「オフグリッドな暮らし」@ビッグイシュー
【内容抜粋メモ】
スポーツには余暇、趣味、健康など生活の質を高める機能がある
ドイツのスポーツクラブは
日本のように私企業が経営する
会員制のフィットネスクラブの類とは全く異なる
日本の NPO は5万2000ほどあるが
ドイツにはスポーツクラブが9万以上はある
競技の種類も多い
サッカー、ハンドボール、テニス、、、
複数競技を扱う総合スポーツクラブも多い
メンバーは老若男女
ドイツの学校には部活がないので
スポーツをしたければスポーツクラブに入る
試合出場が目的ではなく
自分の実力に応じたレベルのチームに入るので
「人生を賭ける」ような雰囲気はない
試合はリーグ戦なので「一度負けて敗退」ということもない
「万年補欠でボール拾いだけ」という馬鹿げた事は起こらない
「君」「お前」と呼び合う「二人称カルチャー」
出自、性別などを問わず、平等性の文化が確立している
クラブのメンバーになった段階でお互いを「お前」と呼び合う
日本の体育会系では「先輩・後輩」の秩序があるが真逆なのだ
社会全体の同好会とも言える
「開かれた連帯的コミュニティ」
連帯とは何か?
平等な関係をもとにした個人主義の団結原理
社会的組織としての自覚を持っているスポーツクラブもある
個人の責任とは言い難い貧困、病気のせいで
自己決定が難しい人をみんなで助けることで
誰もが自己決定できる私でいられる社会が実現する
難民に宿泊施設を提供 コロナ禍で高齢者の買い物代行
ドイツに難民が大量に流入した時
自前の体育館を一時の宿泊施設として申し出たクラブも多かった
社会的弱者に対するプログラムを行政と共に展開する例もある
一例としてエアランゲン市では
社会的に弱い立場の女性に
運動の機会を提供する「ビッグプロジェクト」を実施
イスラム教の女性も参加しやすい環境が作られている
では同一のシステムを単純に日本に導入すればいいのだろうか?
それはおそらく劣化コピーで終わるだろう
「外国には先進事例や正解がある」
という前提に立った日本がやってきた発想は
そろそろやめたほうがいい
議論は、どういう問いを設定するかによってかなり変わってくる
たかまつへいぞう:
ドイツ在住ジャーナリスト
著書に『ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか 質を高めるメカニズム』など
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/66/aa6b18bd8d89d127ba57d312f83b9aad.jpg)
・「オフグリッドな暮らし」@ビッグイシュー
【内容抜粋メモ】
スポーツには余暇、趣味、健康など生活の質を高める機能がある
ドイツのスポーツクラブは
日本のように私企業が経営する
会員制のフィットネスクラブの類とは全く異なる
日本の NPO は5万2000ほどあるが
ドイツにはスポーツクラブが9万以上はある
競技の種類も多い
サッカー、ハンドボール、テニス、、、
複数競技を扱う総合スポーツクラブも多い
メンバーは老若男女
ドイツの学校には部活がないので
スポーツをしたければスポーツクラブに入る
試合出場が目的ではなく
自分の実力に応じたレベルのチームに入るので
「人生を賭ける」ような雰囲気はない
試合はリーグ戦なので「一度負けて敗退」ということもない
「万年補欠でボール拾いだけ」という馬鹿げた事は起こらない
「君」「お前」と呼び合う「二人称カルチャー」
出自、性別などを問わず、平等性の文化が確立している
クラブのメンバーになった段階でお互いを「お前」と呼び合う
日本の体育会系では「先輩・後輩」の秩序があるが真逆なのだ
社会全体の同好会とも言える
「開かれた連帯的コミュニティ」
連帯とは何か?
平等な関係をもとにした個人主義の団結原理
社会的組織としての自覚を持っているスポーツクラブもある
個人の責任とは言い難い貧困、病気のせいで
自己決定が難しい人をみんなで助けることで
誰もが自己決定できる私でいられる社会が実現する
難民に宿泊施設を提供 コロナ禍で高齢者の買い物代行
ドイツに難民が大量に流入した時
自前の体育館を一時の宿泊施設として申し出たクラブも多かった
社会的弱者に対するプログラムを行政と共に展開する例もある
一例としてエアランゲン市では
社会的に弱い立場の女性に
運動の機会を提供する「ビッグプロジェクト」を実施
イスラム教の女性も参加しやすい環境が作られている
では同一のシステムを単純に日本に導入すればいいのだろうか?
それはおそらく劣化コピーで終わるだろう
「外国には先進事例や正解がある」
という前提に立った日本がやってきた発想は
そろそろやめたほうがいい
議論は、どういう問いを設定するかによってかなり変わってくる
たかまつへいぞう:
ドイツ在住ジャーナリスト
著書に『ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか 質を高めるメカニズム』など
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/66/aa6b18bd8d89d127ba57d312f83b9aad.jpg)