メランコリア

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空飛ぶ円盤の原点に迫る@幻解!超常ファイル

2020-11-07 15:22:55 | テレビ・動画配信
空飛ぶ円盤の原点に迫る@幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー シリーズ アメリカ UFO 神話1

地球外知的生命はすでに地球に来ている?
この重大な事実を政府は隠している?

UFO の神話はいつどのように生まれたのか?
なぜ異様な物語が信じられるようになったのか?










3回シリーズで解き明かすアメリカ現代史ミステリー
第1回は知られざる謎の原点に迫る

UFO 神話を発展させた本の驚くべき仮説とは?
戦闘機が空飛ぶ円盤に撃墜された?!






大量の UFO が首都ワシントンを包囲した
世間に大きな衝撃を与えた軍の公式発表とは

今から70年前 、UFO と空飛ぶ円盤の原点に迫る

闇のナビゲーター:栗山千明
(チアキさん自体が美しすぎて宇宙人っぽい






1950年代、アメリカでの UFO 目撃情報は、多い時で年間1500件以上
あまりにも膨大な目撃数という現実を前に
ついには政府も緊急発表を行うという異常事態に陥っていた

アメリカの UFO 神話はひとつの目撃騒動から始まった


1945年 第二次世界大戦終結
アメリカは勝利の喜びに沸いていた






直接の戦火に見舞われなかったため
好景気とともに産業が発展
人々は平和を謳歌し始めていた
UFO をめぐる歴史的事件が起こるのはその最中のことだった


1947年6月24日 ワシントン州






実業家ケネス・アーノルドは
山間の上空を自家用プロペラ機で移動していた

その時、猛スピードで飛ぶ輝く9つの飛行物体が見えた

アーノルド:
なんだあれは! ジェット機か?!
それにしては尾翼がない






目的地に着いたアーノルドは
不思議な飛行物体の話を空港関係者にすると
噂を聞きつけて新聞記者たちが集まってきた

アーノルド:
あれば私が知っているどんな飛行機とも違います
見た目の計算では音速を超えていました

まるで水面に投げたコーヒーカップの受け皿のように
スキップしながら飛んでいたのです


アーノルドが描いたイラスト(ゆるい絵だな





当時、人類がまだ実現していない
超音速で飛ぶような物体の話題は全米で報じられた

ある新聞は、このような見出しをつけた
「フライング・ソーサー 空飛ぶ受け皿」
(ここから来ているのか!






実はそれまでも空飛ぶ謎の物体は
世界各地で目撃されていた





(葉巻型だ!


この時点では、まだ目撃事例は一部にとどまっていたが
フライングソーサーという名前がついた途端
全米各地で目撃事例が大量発生した










アーノルド事件の3日後
カリフォルニア州で銀色の皿のような物体が目撃され
その翌日、ウィスコンシン州で農園の上空を円盤が通過

軍や警察への通報は最高で1日88件
3週間で850件に上った

空飛ぶ円盤ブームに火がついたのだった


ユタ州ユタ大学








アメリカ近代史と UFO の関係に詳しいロバート・ゴールドバーグ教授は
この異常現象と当時の人々の心理状態についてこう語る

教授:
空飛ぶ円盤という名前はとても魅力的でキャッチーでした
メディアはこういう覚えやすく
大衆受けのする言葉に敏感ですから

アーノルド事件は特別な存在です
これをきっかけに目撃事例が急増し
研究者たちの考え方に大きな影響を与えました

「これほど多くの目撃があるのは、空飛ぶ円盤が実在するからだ」
という結論を導くようになったのです



1947年7月
アーノルド事件の翌月、著名な調査組織が
ユニークな世論調査を実施した

あなたは空飛ぶ円盤の正体を何だと思いますか?






回答の中に宇宙から来た物体という項目はない
実は、1947年の時点で空飛ぶ円盤は
宇宙人の乗り物という発想は表に出ていなかったのである

(そうなんだ/驚

多くの見間違い説と並んで目を引くのが
アメリカの秘密兵器
そしてソビエトの秘密兵器という回答

当時は第二次世界大戦が終わった直後
アメリカとソビエトは緊張状態にあり
それぞれが極秘に新兵器の開発を進めていた

(当時というか、ずっとなイメージ


アメリカでは2年前に原子爆弾を開発した際にも
その計画を国民に一切知らせていなかった
政府が国民から隠れて常識を超えた兵器を作ると言う前例だった







(それも一理ある
 秘密兵器だから情報が漏れたらアウトだもんね



冷戦と言う時代背景のもと
謎の飛行物体を秘密兵器と捉えるのは、ごく自然なことだった
しかしこの半年後、見間違いや秘密兵器説を根底から覆す事件が発生する


1948年1月 ケンタッキー州 空軍戦闘機の墜落
空飛ぶ円盤に撃墜されたのか?!

犠牲となったのはケンタッキー州空軍 トーマス・マンテル大尉
正体不明の飛行物体の通報を受け
空中戦に優れたプロペラ戦闘機 P-51でこれを追跡







しかし通信が途絶えた後、消息を絶ったマンテル機は
やがて墜落した残骸として発見された





軍のパイロットが犠牲となった
もしこれが事故ではなく撃墜だった場合
空飛ぶ円盤は見間違いやアメリカの秘密兵器ではないことになる

とすれば一体何なのか?
謎は深まった

(このナレーションを都市伝説YouTuberのナオキマンにやってほしい!


コードネーム「プロジェクト・サイン」
実はその事件の直前、空軍は空飛ぶ円盤専門の調査機関を設立していた





専門家:
アメリカ政府や空軍が心配したのは
空飛ぶ円盤がアメリカの安全保障に
どう関わるかということでした

ソビエトからにせよ他から来ているにせよ
アメリカにとって脅威なのかそうでないのか
そこがまず重要な問題だったのです


プロジェクトの捜査官たちは
空飛ぶ円盤の情報が寄せられると
真っ先に現場に駆けつけ
目撃した人たちから聞き取りを行った

星、隕石、飛行機、気球の見間違い
嘘の情報などを排除し
残った事例の危険性を探る

すると、どうしても説明がつかない事例が出てきた
速さや動きが現代の科学技術では実現できないのだ


1948年9月
9ヶ月に及ぶ徹底調査をもとに
プロジェクト・サインは空軍指導者に衝撃的な報告書を提出した

「空飛ぶ円盤は惑星間を行き来するものである」

ところが反応は意外なものだった
報告書は証拠不十分だとして却下
焼却処分されてしまった

一体なぜだろうか?


国立核実験博物館 ネバダ州ラスベガス





空軍の歴史と内部事情に詳しい元空軍大佐アレン・パルマーさんは
空軍上層部が報告書を却下した理由は
あくまで軍事上の理由だと言う






アレン:
空軍はアメリカへの領空侵犯こそが
目の前の脅威だと思っていました

確かに空飛ぶ円盤を調査した結果
簡単に説明がつかないものや
よく分からないものがわずかながらありました

しかし領空侵犯のような脅威はありませんでした
脅威ではないと判断できれば
その正体を追求することは
空軍にとって時間の無駄だったのでしょう


1949年2月11日
空軍はプロジェクト・サインのスタッフを入れ替え
新たな組織に作り変えた

「プロジェクト・グラッジ」





目的は空飛ぶ円盤は脅威ではないと
雑誌記者に記事を書かせて国民に周知すること

「実態が存在しない幻」
「見間違いに過ぎない」

と軍と親しい雑誌記者に記事を書かせたのだった

「250件以上の目撃情報がありながら
 1機も墜落していないのはおかしな話だ」

「現時点で空軍情報部は謎の飛行物体から
 緩んで落ちたナット1つさえ見つけていない」

(ナットってw


ところがこうしたキャンペーンにもかかわらず
空飛ぶ円盤の目撃情報は増える一方

証拠が何一つ無いにも関わらず
見たという人ばかり増えていくという
奇妙な現象になった







科学ジャーナリスト・皆神:
UFO の事件の原点からは
正体不明の現象がどのように社会に浸透するかが見えてきます






チアキ:
空飛ぶ円盤という名前がつくことで
そんなに影響力を持つんですか?

皆神:
名前が無いと呼びようがないですよね
例えば「太った蛇」と言ってもわからないですから
ツチノコという名前がつく

ネス湖にいる怪獣にネッシーという名前がつくと
みんなが可愛いから呼ぶわけですよね

名前がついてそれがチャーミングだと
どんどん社会に広がっていく
とても大事な要素だと思います


ここに日本の新聞の記事を持ってきました
日本で空飛ぶ円盤が報じられた最も早い時期の記事です








とにかく何か円盤型のものは飛んでいるが正体が分からない
いろんな推測が書いてありますが
その中で宇宙人が乗っているという説は一言もない

記事:
この現象についてノースウエスタン大学のオリバー・リー博士は

我々は陸海軍が我々の知らない
色々な研究をしていることに気づいているが
飛び行く円盤も戦争中の偉大な技術的成果の一つで
極秘のうちに完成された月世界に送られる
レーダーのようなもの
ではあるまいか


チアキ:
メディアの力ってそういう現象を生んでしまうほど大きいものなんですね

皆神:
そうですね
皆さんに同じイメージを植え付けて
そのイメージに基づいて、また目撃証言が出てくるという形で
ある意味、が始まる



全米で目撃されながら正体不明の存在だった空飛ぶ円盤
そこに大胆な仮説を提唱する人物が現れた

作家ドナルド・キーホー
元海兵隊員で航空機の知識に詳しいフリーライター

彼は娯楽情報雑誌『TRUE』編集者から
空飛ぶ円盤をめぐる軍の陰謀を探る仕事を持ちかけられる

編集者:
どうやら空軍は本格的に空飛ぶ円盤の調査をしているらしい
しかしその正体を明かそうとしないのはどういうことだ?

ドナルド:
もし空飛ぶ円盤の正体が地球の外から来た宇宙船だとしてみろ
正体を明かせばアメリカはパニックになるぞ

空軍はそれを恐れているんじゃないのか?


これは世界的な大スクープになるかもしれない
ドナルドは取材に取り掛かる

大手航空機メーカーのエンジニア
航空諮問委員会の委員
空気力学の権威などの人々に取材
ドナルドはその多くを「匿名の専門家の発言」として記していく


1950年6月 『空飛ぶ円盤は実在する』出版






観測者の地球訪問の頻度は
過去2年間で著しく高まっている

空飛ぶ円盤は宇宙から訪れていると言い切ったのだ







ドナルドの会見:
時速500マイル(約800 km)で飛ぶ物体
それは宇宙から来たものだと思います


彼の本は近年の空飛ぶ円盤の現象について
人々が抱く様々な疑問に答えていた

なぜこの2年で目撃例が急増したかについては
人類のロケットや核兵器の開発が注目されたと説明

なぜアメリカでの目撃情報が多いのかについては
世界で最も文明が進んだ国アメリカ
最初に接触しているのだと説明した

(ここでもアメリカ至上主義が表れてるね


円盤が宇宙から来ているという具体的な物的証拠は示されたわけではないが
関係者の数々の証言によって読者を納得させる力を持っていた

しかしドナルドの記事には
読者を誤った方向に導く仕掛けが潜んでいたと
ゴールドバーグさんは語る

ゴールドバーグ:
ドナルドは自分が親しい軍の関係者
技術者、大学の専門家の証言を使っていますが
その名前を全く明らかにしていません

大勢の匿名の人物の証言を証拠として積み上げて
自分の主張を組み立てているのです

このやり方は専門用語に不慣れな一般の読書にとっては
いかにも彼の主張が本当であるかのような印象を与えます

(今の都市伝説の語り手みたいな?


極秘事項なので実名は出せないが
自分にだけは匿名で打ち明けた
そう印象付けることで
彼の主張はもっともらしく見えたのです


宇宙から何者かが地球に来ているという
彼の説は徐々に広まっていった

さらに拍車をかける大事件が発生する


1952年7月19日、26日
夜から明け方にかけて首都ワシントン DC 上空に
20以上もの光る謎の物体が現れる事件が発生

軍や国際空港の管制官が
ワシントンを囲むように多数の物体の反応をレーダーで確認
肉眼で目撃するパイロットも現れた








緊急事態に対応すべく戦闘機が出撃
しかし現場上空では空飛ぶ円盤はおろか
飛行物体すら確認できなかった

前代未聞の大事件に対して空軍は事態の説明を迫られ
直ちに記者会見を行った

空軍の広報官は、特殊な気象条件で発生した空気の層が
街の光やレーダーを反射して
別の場所の光や物体があたかも
飛んでいるように見える状況を引き起こしたと説明







空軍情報部長 ジョン少佐:
我々が現時点で未解明の事例について
はっきり言えることはただ一つ
アメリカ合衆国の脅威になり得るような
一貫性や目的を持つ様子は
一切ないということです


軍にとって重要なのは
アメリカを攻撃しそうな物体は飛んでいなかったという点だった

しかし市民感情を代弁する記者は違う観点から質問した

記者:
先ほどあなたはアメリカ合衆国の
脅威になり得るかどうかとおっしゃいましたが
我々が聞きたいのはそこじゃないんです

例えばミサイルだとか飛行機だとか
何か物質的なものが上空を飛行しているという可能性を
軍は全く考えていないのでしょうか?
例えば地球の外から来た物質の可能性とか

軍:
地球外からの訪問については管轄外です
天文学者に聞いてください(笑 ある意味納得


軍は宇宙から来た空飛ぶ円盤の可能性について
まったく取り合おうとしなかった


1952年8月4日 ニューヨークタイムズ:
空軍高官、円盤実在を疑う
証拠が見つからない


しかしこの対応はかえって円盤が宇宙から来ていると信じる人々から
軍は重大な事実を隠しているのではないかと疑うことに繋がった


アレン:
空軍にとっては、アメリカ国民に脅威を与える存在でなければ
その現象の正体は何かは関係ありませんでした

しかし世間にとっては、自分たちが目撃したものは何だったのか
その正体にこそ関心がありました

そこに大きな違いがあることを
空軍は軽視していたのかもしれません


アーノルド事件直後に見間違い、秘密兵器と言われていた
空飛ぶ円盤は、何の証拠もないまま「宇宙から来た乗り物」となり
「アメリカ軍が隠蔽している」という突飛な陰謀論へと発展した

(陰謀論と決めつけるのも偏ってる気がするけど


そしてこの後、伝説的な大事件が浮上
UFO を巡る陰謀論は、現代まで尾を引く
巨大な神話に成長するのだった


シリーズ2 ロズウェル事件
軍が UFO の残骸を回収?!
宇宙人の遺体も発見していた?!
謎の真相に迫る











とにかく都市伝説には「?!」記号が欠かせないね
今更な話だからシリーズ2、3は録画しなかった

それにしても今改めて UFO やアブダクトなどについて
わざわざ NHK が特集したり
これによく似た映画をかけたり
何か復習しなければならないような転機にあるのだろうか



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