メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「スノーボーダーは荒れた森林を知っている」@ビッグイシュー

2020-12-12 15:24:53 | 
【THE BIG ISSUE VOL.393】

「オフグリッドな暮らし」@ビッグイシュー



【内容抜粋メモ】

「バックカントリースノーボード」






プロスノーボーダー、長野県・峰の原高原を拠点とする
「グリーンラボ」代表の中村二郎さん

2004年
間伐材のカラマツをウッドコア(芯材)に使った
スノーボードブランドをスタートさせた


中村:
俺らがやっているのは、どこかの協会に所属して
大会に出て競うのとは違う

スポンサーに支えられて滑っていても、いずれは切られてしまう
自分たちでボードを作って、滑りを続けながら
新しい暮らし方を実践しようとして生まれたのがグリーンラボ

渡辺さんは針葉樹のカラマツで木工品を作る会社で働いていた



一般にウッドコアに使われるのは輸入材の広葉樹がほとんど
長野県は県土の約8割を森林が占める(そんなに!?驚
カラマツやスギは手入れが必要な人工林だ


1964年 木材が輸入自由化されて国産材は使われなくなり
地域の木材産業は潰れていった

小学校の頃からコスタリカの熱帯雨林を守る活動に参加するなど
自然環境保護に関わってきた中山さん

普段から山を滑っているスノーボーダーは
森林が荒れている状況を直接見て知っている




2014年
グリーンラボの姉妹ブランド「プラーナパンクス」を設立
工場任せの生産はせず、自分たちでウッドコアを作る

自前の工場を持たず、知り合いの木工所を必要なときだけ借りる
今の「シェアリング」の先駆けだ









カラマツは節や樹脂が多く扱いにくい
使えない木材で額縁を作るワークショップを開いたり
楽器や家具も作った

生産だけでなく営業も自分たちで行う


中山:
仕事だからと社会のシステムに合わせることをせず
自分たちのありのままでやってきたから続けてこられたと感じる


作り手とユーザーが直接話し合えるくらい距離が近い


過去に投資家が「アメリカでグリーンラボを展開しないか」と
持ちかけてきたが即座に断った

もともと商業主義化したスポーツへの抵抗から生まれた姿勢も
ユーザーから共感を集めている


渡辺:40年、50年位前のカウンターカルチャーの暮らしとあまり変わらない


今ではヒノキ、アカマツなどの
人工、天然の針葉樹、広葉樹も組み合わせるなど
バリエーションも増えた


渡辺:
何より地元の木で、地元の山を滑るのが面白いからやってきた
次のステップは、共感してくれる人たちと
何ができるかってことかもしれないね


わたなべなおゆき:
カホンクリエーターとして音楽活動も行う

なかやまじろう:
スケートパーク「森の家」営業中
農業やバンド活動も続けている










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