えほん遠野物語 きつね 柳田国男／原作 汐文社

2021年初版

樋口佳絵
1975年　仙台市生まれ　仙台在住
東北生活文化大学卒業
個展、グループ展などで作品を発表


狐や狸に化かされる話はたくさんあるけれどもどうしてだろう？
人の住む里によく出るからか
いたずらをして賢いからか？
顔を見れば小さい柴犬みたいですごい可愛いのに

先日キンキラキンのおーちゃんのYouTube動画でお狐様の話がとても面白かったのとリンク

・心霊スポットが好きになる♪茶々子の墓、稲荷神社(おキツネ様)五島列島、、、


お狐神社は祟りが恐いと思う人が多いけれども
ある時、霊感の強い人と行ったら
掃除しているおじいさんがいて
顔がキツネそっくり！

キツネは祟りが怖がられているが本当か聞くと
やけに照れているのも不思議

参拝を終えた後
「良いお参りでございました」と挨拶された顔もキツネそっくりだったという話
それからお狐様はそんな怖い存在じゃないと思ったそう


【内容抜粋メモ】




菊蔵は姉の家に行ってご馳走になり
お土産の餅をもらった帰り道
友人に相撲を取ろうと言われて
酔った勢いで３回相撲を取り投げ飛ばした





別れてからお土産の餅がないことに気づき
友人に聞くとそんなこと知らないと言われて
大いに笑われた




豊間根村を通りかかった男が
知り合いの家に泊めてもらうと
今ばあさんが死んでしまったから
村の人を呼ぶ間留守番をしていてくれと頼まれる

その遺体が起き上がり
台所から狐が覗いていた








これは化かされていると思い
棒で殴り殺す
（別に殺さなくてもいいじゃん　酷いな…





船越村の漁師が暗い小川で妻を見つけて
こんな場所にいるわけがない
顔や姿は妻だけれどもきっとキツネだと思い
包丁で刺し殺す
（本物だったらどうするの？！








なかなか正体を現さないので
家に帰ってみると
妻はうとうとしている間に怖い夢を見たと話す
峠のところまで迎えに行ったが
誰かに背中を刺されて目を覚ました

峠まで戻ると女の死体はキツネに変わっていた
夢で野山を行くときは狐の体を借りることがあるのだろう






憑依してたってこと？
キツネはそんなに悪くないじゃん

なんと野蛮な
昔は動物を殺すのに躊躇しなかったのかな？