メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

幼児絵本ふしぎなたねシリーズ『くさはら』 加藤幸子/ぶん 福音館書店

2022-05-04 14:09:45 | 
「作家別」カテゴリー内「酒井駒子」に追加します



私の好きなちょうどいいサイズの軽めの絵本

幼児絵本 ふしぎなたねシリーズ 3歳〜5歳向き
800円で安いなあ/驚

2008年 『ちいさなかがくのとも』発行
2011年 幼児絵本 ふしぎなたねシリーズ 初版

ふしぎなたねシリーズは月刊絵本ちいさなかがくのともから生まれました



加藤幸子
1936年 北海道生まれ
子供の頃から生き物に親しみ
現在も小説を書きながら野外での動植物の観察を楽しむ


【内容抜粋メモ】
お父さんとお母さんとお兄ちゃんと川に遊びに行きました







ゆうちゃんもおいでよ
お父さんが呼んでいます
どうしようかな

蝶々を見つけて草原のほうへ追いかけていく
待て待てちょうちょ









長い葉っぱ、丸い葉っぱなどが足をくすぐる
風が音を立てて吹いていく

草原は海の波みたいに揺れる
海の上に出ているのは帽子と顔だけになりました














蝶々は見えなくなってしまう

腕にバッタが乗ってきて
すぐに飛んで逃げていってしまう

葉っぱがほっぺたを打ったので
泣きたくなって目をつぶると
急にいろんな音が一度に聞こえてくる















ここってどこなんだろう

ゆうちゃん何してるの?
目を開けるとお母さんが笑っていました

どうしてここがわかったの?










子供の世界って五感を感じて
今ここの瞬間瞬間を楽しむ
まさにマインドフルネスなんだなーということがよくわかる

風を感じて、葉っぱを感じて
目をつぶるといろんな音が聞こえてくる

そんな自然が身の回りにあるってとても豊かなこと
大人になってもこうした何の目的もない
自分に戻る時間って大切だよね

見開きいっぱいにいろんな形と色の草が
いっぱい生えている景色がキレイで瑞々しい

そこに埋もれてしまう白い帽子と
袖なしシャツの女の子がとても可愛い

家族で川に遊びに来るって体験をした記憶がないので
単純にいいなと思った





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