花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

伯母に庭を見て貰う

2008年05月25日 | 高齢期の生活全般

 昨日は伯母をディサービスから戻る時間に合わせて迎えに行き、我が家に連れて来た。去年の秋、伯母の庭から貰った花木がどうなっているかを見て貰うためだ。

 家に着いて直ぐ、家の周りを1巡して、芝桜、数本のツツジ、韮、アスパラガスなどを見てもらった。
 ツツジは1本は満開だが、枯れそうなのが1本ある。花が咲かずにもう葉が出始めている2本のを見ると、「来年、きっと花が咲くよ。」と慰めてくれた。
 いずれのツツジも伯父が元気だった40年も前に、自ら秋田県まで出向いて高額なお金でトラック1台分買ってきたものなのだそうだ。10年位は見事な花を咲かせてくれたが、剪定も何もせずに放置していたら、その後は咲かなくなったのだという。私の庭に移植されて生き返った様だと話していた。

 昨日迄、なかなか芽を出さなかったアスパラについては、続いた低温と雨が2週間降らなかったからではないかと言われた。私は花には水をやったが、アスパラも乾燥させたらだめだとは知らなかったのだ。原因がわかって良かった。

 今日は朝から雨だったが、近所の庭を見せて頂いてから花を大量に栽培し販売している花屋に連れて行った。伯母は見たことも無い珍しい沢山の花に驚いていた。60年も庭を管理して来たのに、こういう店には行った事が無かったという。農家の本家の嫁の悲しい一面を、また知らされた。

 最後に農園迄車を走らせた。1本の傘を2人でさして畑に案内した。
 昨日からの雨でジャガイモの芽がほぼ出揃っていた。
 どこに何を蒔いたか説明した後で、玉葱畑を見て貰った。目を凝らして見たら、逆V字型に玉葱の芽が出てきていた。やはり雨のお陰の様だ。伯母は夫婦で長いこと玉葱を栽培していたので、頼りない小さな芽を見つけて顔をほころばせていた。私もこれでやっと安心した。
 伯母は「立派な畑だね。」と感心していたが、畑にいる時の表情はすごく生き生きして見えた。

 それから1時間走って、伯母を老人ホームまで送り届け、部屋で2時間おしゃべりをした。
 帰り際に伯母から「車で送り迎えをしてくれた上に、泊めてくれてありがとう。他には誰もしてくれないから。」と言われたが、「私の方こそ、あれこれ世話になってありがとう。」と言った。
 伯母は玄関先で車が出るまで見送ってくれた。先月会った時より少し元気になっていたが、昨秋、一緒に本州旅行をした時の面影はなかった。88歳の伯母には、1日々々の生活を大切にして欲しいと今日は強く思った。

コメント
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