花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

灯油タンクの油漏れ事故

2013年02月05日 | 暮らしと住まい・耐久消費財
1ヶ月程前に近隣の家で起きた事だ。
私が気がついた時には、消防車が2台その家の前に停まっていて、消防士数人がその家の前や庭にいた。
どうしたのかと消防士に聞くと、灯油タンクから大量の灯油が地面に漏れていたらしいという。
土壌や地下水の環境汚染を引き起こすし、もし引火したら火事になる心配があるというのだ。

北国の戸建て住宅では、ほとんどの家庭が暖房用に灯油ストーブを用いている。
各家庭の庭に400L位入る灯油タンクが備えてあって、常に灯油を備蓄しているのが普通だ。
しかし、金属製のタンクは、古くなるとタンク本体や金属の配管に腐食などの問題が起きることがあるらしい。

そんな事があってから1ヶ月経ったが、数日前からその家に工事の業者が来ていて、小型ショベルカーでタンクの周囲の土を掘り起こし、トラックに積んでどこかに運搬している様子だった。
そして昨日は、トラックで新しい土を持って来ていた。

出かけた時にトラックに土砂を積んでいた作業員が道路にいたので、話しかけて聞いて見た。
すると、「漏れた灯油は家の土台の下の方に浸み込んでいたので、その土を石狩まで運んで検査し、その後燃やして灯油分をなくしている。」という話をしてくれた。
話を聞いて初めて、大量の油が浸み込んだ土壌の処理方法が分かった。
この様な事故は、決して珍しいことではなく、結構あるんだとも話していた。

最近は灯油価格が高騰しているので、他人の家のタンクから盗む事件も増えているようだが、こうしたタンクが老化して起きる油漏れ事故は、起きると危険だし、大変な処理作業が必要になるので注意が必要だとしみじみ思った。
コメント (3)
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