早いもので今日から11月。先々月まで私の「医療費負担」は1割だったが、今日の通院では2割負担に変わった。
今、値上がりして最初の通院をして来たが、病院の診察料も薬局の薬代も全て倍になったので、その負担感は大きかった。
私のように幾つかの持病を持っている身には、病院に行くたびに何か敗北感のような感情が沸いてくる。毎月支払っている「医療保険税」の負担額も、決して少ないとは言えない額を支払っているのにだ。
若い人の負担額を減らそうと言う大義名分には共感するが、国費全体で見た場合、後期高齢者の負担を増額するしか方法は無かったのだろうか。
一方で国は「介護保険料」も見直すと言い出している。
高額な料金を負担して支払っても、ほとんど使わない人も多いはずだし、預貯金が一定以上ある世帯や個人は、施設に入所しても国の基準によって、その費用は「全額が個人負担」となり、結果的に「介護保険税」を払い続けても、適用を受けられない場合も多いのだ。
更に「マイナンバーカード」に「健康保険証」の情報を一体化するという方針も、打ち出されている。
「健康保険証」は、全ての国民が有するカードなので、一体化が実現すれば、国民100%の個人情報を国が一括して掌握できる道が開かれる。
今、国はあれこれ得点を付けて「マイナンバーカード」の新規保有を促している。国にとっては都合が良い事が多いからだろうが、果たして国民にとっても良い事ばかりになるのだろうか。
私の場合、個人の税負担状況や健康情報、個人的な保険加入の状況、金銭管理の情報などを一括して国に知られてしまうことに、恐ろしささえ感じてしまうのだが。