先週図書館で見つけた上の題名の本(神尾哲夫著 幻冬舎)を読み終えた。
著者は1952年生まれのフランス料理のシェフだが、2003年、「前立腺癌がそけい部リンパ節に転移」して見つかり、医者から「生きているのが信じられない」と驚かれたそうだ。
それ以来、ステージ4の末期癌患者ながら、真剣に自身の身体に向き合い、「人は口から入る物でできている」事に気づき、自身の食生活を調味料を中心に改善した。
この本は、14年間も生きたその食生活の研究と改善の経験を書き綴った本で、健康な身体づくりとその維持に何が大切かを教えてくれる。
食生活については、私自身も日頃から実行していることが多かったが、中でも私が最も参考になったことは、「身体を冷やさない」「体内に酸素を十分に取り入れる」ことだった。
北海道は冬場の暖房費用が高騰してきた昨年から、室内気温を上げにくかったし、また、60歳の時の人間ドッグで、私の肺活量が平均的な人の6割しか無い事、生まれつきなので改善治療はできないことが判明していたからだ。
著書は2017年3月に発行されたが、気になり読んでから調べたら、その直後の5月に65歳で逝去された事を知った。
彼が残した食生活の視点を、健康に生きたい多くの人に知っていただきたいと思った。