花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

本当に久々に自分の「シャツブラウス」を作る

2025年03月11日 | ガーデニング・家庭菜園

先日、立て続けに知人のKさんから預かった着物を解いて、ブラウスや膝掛けを仕立てたので弾みがつき、長い間ほったらかしにしてあった生地が入っている段ボールを引っ越し以来初めて、納戸から出して開けてみた。

買ってから18~25年近くしまってあった洋服生地がいくつか出てきた。最後に買ったのは、がん治療で札幌の国立病院に通院していた帰り道だったかも知れない。何年生きられるだろうと不安に思いながらも、一抹の希望もあったのだろうか。

年数が経てば生地も劣化する筈だが、見た目では分からない。

せっかく性能が良いミシンもあるし、糸やボタンも捨てるほどある。私が死ねば全部「ゴミ」だ。

果たしてまだ何とか着られる物を作ることができるだろうかと思ったが、この際、勢いでやってみることにした。

この生地は、札幌の「カナリヤ」で半額で2800円で買ったものだという値札がついていた。110cm幅で丈が2mある厚地のしっかりしたポリエステル地だ。柄はその当時、多分気に入って買ったのだろうが、今となっては年齢的に派手かも知れない。

「製図用紙(ハトロン紙)」と製図を布地にコピーする時に必要な「チャコペーパー」が無いので、出費となったが思い切って買った。

それから、図書館に行き、「シニアの洋服作り」という本を借りてきて、気に入ったブラウスの製図をハトロン紙に複写した。17年程、洋服を縫っていなかったし、この生地がつるつると滑りやすいので、印付けに苦労した。

しかし、本に添付されている製図は、あくまでも一般的な体型の女性に合うように作られた製図なので、縫製の途中で仮縫いをして試着し、自分の体型に合わせて着丈や袖丈、袖幅、胸幅、肩幅など、製図を修正しながら生地に印を付け直し、仕立てて行った。

細かな手仕事は、肩が凝るし疲れるので、一日3時間程度と決めて作業した。

また「ボタンホール作り」や「襟の縫い付け方」など、色々と忘れていたこともあり、その都度、年を取った自分を情けなく思いながらも頑張った。

昨日ようやく完成した。「シニア向け」の製図なので、体型をカバーする形の物ができた。春になったらブラウスとして着てもいいし、Tシャツの上に羽織っても良いと思う。

大き目の柄には気が引けるが、苦労して仕立てた物だし、今が一番若く、その上、世界で一点しか無いものなので、今年は有効に活用したい。

また、せっかく自分に合った製図ができたので、これを利用して、まだある生地でもう1~2枚作ろうかと思っている。

                   

コメント
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