霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

みんなで渡れば…

2007-06-12 18:58:40 | 生活
集落内の集まりでいつも感じることは、「赤信号みんなで渡れば恐くない」式の横並び意識が強いこと。
下手に個性を発揮しようとすると浮き上がってしまう。

日本の農政は「ノー政」だと批判しながら、自分達は政府以上に真剣に考えているかというとそうでもない。
「集落営農」などここには馴染まないばかりか、ジリ貧状態から抜け出す何の解決策にもならないが、それを知りながら振り回されている。
「補助金」や「補填金」はあくまでも補助であってメインのところでは自立を目指さなければ展望が開けないはずなのに、単にその「具体策が見えないから」と言って簡単に諦めている。

「企業とは環境適応業であって、環境変化に対応できない企業は消え去る運命にある」と学んだことがあるが、農業経営だって同じ。
社会環境の変化に応じて変わって行くべきなのに、「現状肯定型」が大多数を占めるのは「座して死を待つ」に等しいような気がしてならない。

「赤信号みんなで渡れば恐くない」は恐くはないかもしれないが危険はある。しかし、「赤信号みんなで渡れば青信号」式の感覚で行動しているように思えてならない。
それで「地獄を見た」ことだって過去にはあったはずなのに・・・。



昨年まで荒地だった土地が、今年はこんな立派なジャガイモ畑に変わった。
同様に「開拓」した土地が数箇所あるが、収穫量がどれぐらいになるにせよ、昨年に較べれば「純増」となることだけは間違いない。



オバサンはバアチャンとコンビで昨日は荒地を開拓した畑、今日は転作田にアズキを撒いた。

コメント (3)
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