千葉在住の叔父(母の弟)は集団就職で上京し、上野で靴職人を目指していた。
数年後に里帰りした際、叔父の手の平はまるで足の裏のように分厚い皮となりタコも沢山出来ていた。
当時、自分は小学4年生頃で近所の遊び仲間から映画に誘われていた。
東映の時代劇(チャンバラ映画)が全盛期で「豪華三本立て」を30円で観ることが出来た。
ところが、手持ちには10円しか無く、不足分を親が出してくれる雰囲気でも無かったので、夜行列車
で帰省し未だ就寝中の叔父にそれとなくオネダリをしてみた。
そうしたら、眠い目をこすりながら「上着のポッケに小銭が入っているから持って行け」と快諾して
くれた。
その時の嬉しさを叔父の優しさ共々未だに忘れることが出来ない。
そんな恩義のある叔父に送る物があったので、空きスペースにナス、キュウリ、青シソ、ニンジン、
インゲン、ピーマンの新鮮野菜と産みたての鶏卵、収穫したばかりの小麦粉を入れてやった。
(青ソシは一枚づつよりも豪快に刻んで掻揚げ風の方が食べごたえがある)
昨日の夜に叔父から「今日着いて早速天ぷらにして食べたが野菜の香りが素晴らしく、孫娘と一緒に
感動して食べた。スーパーで買ったのとは全然違うね」とお礼の電話が入った。
こんなに喜んで貰えるなら「贈り甲斐がある」というもの。
機会を捉えて「また贈ってやろう」と思っている。
数年後に里帰りした際、叔父の手の平はまるで足の裏のように分厚い皮となりタコも沢山出来ていた。
当時、自分は小学4年生頃で近所の遊び仲間から映画に誘われていた。
東映の時代劇(チャンバラ映画)が全盛期で「豪華三本立て」を30円で観ることが出来た。
ところが、手持ちには10円しか無く、不足分を親が出してくれる雰囲気でも無かったので、夜行列車
で帰省し未だ就寝中の叔父にそれとなくオネダリをしてみた。
そうしたら、眠い目をこすりながら「上着のポッケに小銭が入っているから持って行け」と快諾して
くれた。
その時の嬉しさを叔父の優しさ共々未だに忘れることが出来ない。
そんな恩義のある叔父に送る物があったので、空きスペースにナス、キュウリ、青シソ、ニンジン、
インゲン、ピーマンの新鮮野菜と産みたての鶏卵、収穫したばかりの小麦粉を入れてやった。
(青ソシは一枚づつよりも豪快に刻んで掻揚げ風の方が食べごたえがある)
昨日の夜に叔父から「今日着いて早速天ぷらにして食べたが野菜の香りが素晴らしく、孫娘と一緒に
感動して食べた。スーパーで買ったのとは全然違うね」とお礼の電話が入った。
こんなに喜んで貰えるなら「贈り甲斐がある」というもの。
機会を捉えて「また贈ってやろう」と思っている。