一周忌

バアチャンの一周忌を迎え、妹夫婦にも来て貰って家族で「お墓詣り」を済ませた。
これまでの慣習に従えば親類縁者が集まり「初盆」をするところだが、それは相手方にも負担をかける
ことになるので予め手紙を送って「新方式」の了解を求めることにした。


（墓前にはバアチャンが慈しみ育てていた桔梗の花も供えた）

拝啓　　初夏の候　皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
昨年、母タマの逝去に際しましては多大なるご厚意を賜り誠にありがとうございました。
不思議なもので、つい先日亡くなったような気もしますし逆に数年が経過したような気もしておりますが、
間もなく一周忌を迎え今年は「初盆」に当たります。

従来の慣習に従えば皆様にご案内し「初盆の法要」を執り行うところですが、既にお寺さんに「合同供養の
お願い」をし、墓参については家族のみで行うことにしております。
そのような事情を斟酌頂き、皆様には命日に当地に向かって故人の冥福を祈って頂ければ幸いに存じます。

なお、父清喜は要介護1級の認定を受け、火、木、土はディサービス、月、水、金はヘルパーの介助を受け
ながら、体調のいい日は庭で草取り等をしながら元気に暮らしております。
老化の進展により昨年末で車の運転を断念したことから皆様との交流が疎遠となっておりますことをお詫び
申し上げます。　　　敬具