就農当初は昔風に藁や落ち葉を幾重にも積み重ねた堆肥作りにも挑戦してみた。
しかし、「労多くして益少なし」で、出来上がった僅かばかりの堆肥では何処にも足りなかった。
今は、(有)一関ミートの佐藤さんが我が家の軽トラダンプを使って何十台でも必要とする分量を
運んでくれるので「大助かり」となっている。
もちろん、豚舎から大量に発生する堆肥の「処分」に困っている養豚場にとっても「絶好の活用先」
となっていることは言うまでもない。
一関市内では「田んぼの藁を畜産農家へ、畜産農家は田んぼへ堆肥を提供する」形の耕畜連携に対し
補助金が支給されているが、実際に連携しているのは「書類(契約書)とお金のやり取りだけ」という
不正行為が公然とまかり通っている。
このような行為が「詐欺罪に該当する」違法行為であることは論を待たないし、それを黙認(或いは推奨)
している市役所も共犯の謗りを免れない。
また、このような違法行為によって他の転作奨励作物の補助金が減額されていることも忘れてはならない。
市職員の刑事事件が露見するたびに「コンプライアンス(法令遵守)の徹底を」と一関市長はコメントを
発するが、「集落組織の最高意思決定機関は総会」とする初歩的法令認識さえ有しない「無知振り」から
すると、いくらコンプライアンスを叫んでみても「遵守されるはずがない」のは当然のこと。
もっとも、「法令違反」と私が指摘したのに対し、現農林部長は「市役所では法律よりも市長決済が優先
する」(29.6.13)と驚きの見解を述べているので、市長の言うコンプライアンスは「所詮その程度のレベル」
なのかもしれない。