札幌市の生活協同組合「コープさっぽろ」が、北海道の地震による停電で食品廃棄を余儀なくされたとして、
「北海道電力に損害賠償を請求する方針を固めた」とのこと。
当然の責任追及と思ってニュースを読んだ。
地震による断線や電柱倒壊等による一時的な停電なら受忍義務の範囲内かと思われるが、今回の長時間の
広域の大停電は電力会社のシステム上のトラブルによるもの。
電気は「インフラ中のインフラ」なので、そのようなトラブル時には当然に「代替え措置」で対応する
システムがあったはずで、その対応が出来なかった電力会社の責任は重い。
地震による混乱を修復する役割を担うべき電気が、逆に混乱に拍車をかけたのだから呆れてしまう。
こんな基本的な責務も果たせない電力会社に「原発再稼働など許してはならない」と地震直後のブログでも
主張したが、政府やマスコミが未だに「電力会社の責任追及」をしないのが不思議でならない。