小麦や蕎麦を作付けして「手打ちうどんや手打ち蕎麦」を食べるのは就農前からの夢だった。
しかし、その夢は早々についえた。
冬場の農閑期なら「手打ちの時間が確保できるのでは」と期待したのだったが、不本意ながら
「年中暇なしの百姓稼業」となってしまった。

それでも小麦は、枝豆や大豆の連作回避作物として毎年作付けし、農協にも出荷している。
残念ながら「手打ちうどん」は、年に一度作るかどうかのご無沙汰振りだが、スイトンは
食べる機会が多い。
特に、今年の小麦粉は極めて美味で、サトイモ、ネギ、大根、ゴボウ、ニンジンやキノコが
潤沢に入ったスイトンは「絶品」で、高齢を顧みず「腹が割れ裂けんばかり」に暴食している。