女優高橋恵子は「脱ぐ女優」として一世を風靡した時代があった。
主演して世間で話題となった映画はあまり観ていなかったが、「神田川」や「朝やけの詩」は
胸キュン状態で鑑賞した思い出が残っている。
「貧しい農家の出身」という親近感もあってか、何故か彼女の「顔や声」に安らぎと親しみ
を覚えたものだった。
たまたま、ネットで毎日新聞夕刊の掲載記事「人生は夕方から楽しくなる」欄(2019.11.29)に
登場しているのを見て、紆余曲折のあった彼女の人生の一端を垣間見ることが出来た。
そして、「神様は私たちに成功してほしいとは求めていません。挑戦することを望んでいる
だけです」(マザー・テレサ)の言葉を胸に、今もバリバリの現役として舞台で活躍し続け
いることを知って嬉しく思った。
(新聞に掲載された写真)
以下、新聞記事の抜粋
「3年やって駄目だったら一般人に戻る」と決めてスタートした女優の仕事は、来年で
50年になる。
15歳で映画デビュー。大映にスカウトされた直後、「これ、やってもらいます」と
台本を渡された。読んでびっくりした。いきなり主演。しかも妊娠する高校生の役だ
った。
上半身裸のシーンがある。その日は眠れない夜を過ごした。
「センセーショナルに『脱ぐ女優』と宣伝され、もちろん恥ずかしかったのですが、
やるからには弁解したくなかったんですね。虚勢を張って、本音を言わずに打ち込み
ました」