先日の市内の呑み会では、10年ほど行政区長を務めている方の体験談も貴重だった。
区民の意見要望等を市役所に伝える際に、「こうすべきだ」とか「こうして貰わないと困る」と
主張したり、或いは役所の不手際に抗議したりすると役所は「屁理屈をこねて頑なに拒絶する」
とのこと。
「こういうことで区民が困っているんですが、何とかならないでしょうか?」と低姿勢に徹して
へりくだると対応してくれるらしく、「それに気付くまでに8年ほどを要してしまった」と述懐し、
「今は『区民のため』と心に刻み、低姿勢に徹している」と苦笑いしていた。
同じような話しは、知り合いの元市議からも聞いたことが有ったので、それが「市役所対応上の
常識」となっているようだ。
しかし、このような上から目線の殿様商売は「行政サービスを独占している悪弊」以外の何物でも
ない。
もし民間会社のような競争社会に在ったなら、たちまちの内に淘汰されることは言うまでもない。
(薪にするにはやや細い枝は長く伐って、加工室のストーブや大根を茹でる竈に活用している。)