某産直の店頭に卵を並べる際、誤って養鶏専門業者が出品している卵を床に落とし、
四個入りの卵の大半を割ってしまった。
止むを得ず買い取って家に持ち帰り、割れていなかった一個を試食してみることにした。
価格が一個当たり20円も高く、黄身の色がオレンジ色で立派に見えたが、味の方は
極めて淡泊で我が家の卵の味とは異なっていた。
自慢話しになるかもしれないが、我が家の「平飼い卵」は、黄身は薄黄色でもコクが
あって味は濃厚。
それは、鶏達が鶏舎の中で元気に飛び回っているだけでなく、日々食している餌が
バラエティーに富んでいるからでもある。

購入飼料は全体の2割程度で、野菜クズ、オカラ、クズ米、クズ麦、米糠、センベイクズ、
牡蠣ガラ等を毎日豊富に与えている。
更に、卵の味に微妙に影響を与えると言われている水は自家水道を利用している。
一日二回の給餌は欠かすことが出来ないが、これだけ豊富に給餌するために約一時間も
要している。
単純に費用対効果を考えたら「時間の掛け過ぎ」だが、それが卵の味の「決め手」にも
なっている。