コンバインでの大豆収穫の障害となっているのが背丈を超える高さまで繁茂した雑草の群生。
名称は不明だが、今の時季になると種子が身体中に張り付いて離れないことから通称「バカ」と
呼んでいる。
夏に退治出来なかったツケが回って、今「バカの壁」に立ち向かっている。
雑草の中にも関わらず健気に育った大豆が点在しているので、トラクターで木っ端みじんに刈り倒す
訳にも行かなかった。
バカの壁を両サイドに見ながら肩掛け式の草刈機で刈り倒して行くが、初日は帽子、作業服、ズボン、
軍手のいずれにも大量のバカが張り付いて真っ黒になり、しかも、衣類を通してバカの針が身体中の
肌にチクチクと刺さり痛かった。
挙げ句の果てに目にも飛び込み顔にまで刺さる状態だった。
二日目からは、フェースカバー付きのヘルメット、ヤッケ、ゴムの手袋、という出で立ちで挑戦し、
都合六時間かけてようやく退治することが出来た。